「宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!」12月10日放送回のレポートが到着。ゲストに『モンスターストライク』の生みの親・岡本吉起氏が登場

「tatsumi01/ニコニコミュニティ」内にて毎月第二水曜日21時からの1時間番組として放送されている、「宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!」12月10日放送回のレポートが到着した。今回はゲストに、『モンスターストライク』の生みの親である、ゲームリパブリック代表取締役社長の岡本吉起氏が登場。カプコンに入社してから現在に至るまでの道のりなど、興味深い話が語られている。

※以下、メーカー発表の情報をもとに記事を掲載しております。

1.jpg

アニソン/ゲーソン/声優ソングを中心に、数多くの楽曲を手がけ続けている音楽プロデューサーの宮路一昭。「聖戦士ダンバイン」チャム・ファウ役を演じ、デビュー。「重戦機エルガイム」のリリス・ファウ役、「トップをねらえ!」のユング・フロイト役など、様々な作品に出演し続けている声優の川村万梨阿。この2人がメイン・パーソナリティを担当。声優の鎌田美沙紀をアシスタントに、「tatsumi01/ニコニコミュニティ」内にて毎月第二水曜日21時からの1時間番組として放送中なのが、「宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!」。
この番組は、「故きを温ねて、新しきを知る=温故知新」の意味通り、「当時のエピソードを混じえながら、古き良き時代のアニメやゲームのことを語ろう」という番組。

第9回目となった12月10日(水)の放送には、ゲーム業界の風雲児こと元カプコン専務取締役で株式会社ゲームリパブリック代表取締役社長の岡本吉起さんが登場。岡本さんは、アーケードゲーム「タイムパイロット」や、「ストリートファイター2」「ファイナルファイト」、宮部みゆきの小説『ブレイブストーリー』をベースとしたPSP向けRPG『ブレイブストーリー新たなる旅人』、スマホゲーム「モンスターストライク」などの開発や広報に携わってきた方。

今宵は、クリスマスムードで番組を放送。「アニタメニュース」では、12月22日に神楽坂エクスプロージョンを舞台に宮路一昭プロデュースで行う「Tones Night Vol.22」を宣伝。ドラマの挿入歌を歌っているシンガーソングライターの山下絵理さんや、声優の三好りえさんがバンドを組んで登場するそうです。これは見逃せない。来年には、川村万梨阿さんの最新本が発売になることも告知。鎌田美沙紀さんは、12月20日に「aki」コレ~2014~」へファッションモデルとして登場。こちらは入場無料なので、内容をチェックして足を運んでください。

「今月のおすすめの1冊」略して「オスイチ!!」のコーナーでは、毎月、3人のパーソナリティが辰巳出版様の出版物から気に入った本を、それぞれに紹介。宮路一昭さんが選んだフリーペーパー「JAPANIMATE」の最新号では、キャラクターの作り方を特集。川村万梨阿さんは、この季節柄にピッタリな「御朱印ハンドブック」と「立体図解 あの看板猫のいるお店」の本を紹介。中では、看板猫のいる様子をイラストで紹介しています。鎌田美沙紀さんは、「声優ラジオの時間アンコール」を紹介。ラジオから聴こえる声優の声は、なぜ心に響くのかが書かれています。気になる方は、ぜひ手に取ってください。

ゲストコーナーには、ゲーム業界の風雲児こと元カプコン専務取締役で株式会社ゲームリパブリック代表取締役社長の岡本吉起さんが登場。岡本さんは現在「モンスターストライク」を制作進行中。イラストレーター出身という岡本さん。その後、カプコンに入社。当時、社長に「いくら給料が欲しいんだ??」と聞かれ、「50万円」と言おうとしたところ、なぜか「35万円」と言い、「安いなー」ということで決まったそうです。それが、30年前の話。それでも、当時にしてみれば破格な金額。それだけ、才能を買われてのこと。なぜ岡本さんがカプコンを選んだのが、その理由が、「開発をお前に任せるわ」と一任されることが条件だったことから。「やったる」という意気込みのもと意気揚々と乗り込んだら、人材集めからやらなきゃいけなかったのが大変だった」とも語ってくれました。
 岡本さんと言えば、「ストリートファイター2」の開発者。当時、「ストリートファイター」を制作したスタッフが全員退社。「次の作品を作ってくれ」と言われて作ったのが、「ファイナルファイト」。理由は、「市場の同行を読んだときに、それが正しいと思ったこと」から。それと、「あまのじゃくな性格が幸いして」とのこと。ちなみに、「「ファイナルファイト2」を作ってくれ」の依頼に対して作ったのが、「ストレートファイター2」だったというエピソードもさすがです。

岡本さんは、カプコン時代にシナリオ会社フラッグシップも設立。そこて「バイオハザード」のシナリオを書いていたそうです。カプコンで20年ほど働いてきた岡本さんでしたが、そこから独立し、ゲームリパブリックという会社を設立。一時は反映も期するが、やがて数多くの負債を抱え、一時期鬱病にも陥ってしまう。が、ゲームアプリ「モンスターストライク」で一気に復活。さすがゲーム業界の「どてらい奴」です。

現在、宮路一昭さんが毎週土曜日にレインボータウンFMで放送している「サタデーマニアックレディオ」。じつは岡本さんも、同放送局内の毎週月と木の23時から「おかもとよしきの突然バカラヂオ」と言う番組を放送中。これがまた非常に下世話な、ピー音を入れたいくらいの内容とのこと。さすが「ゲスなラジオ番組」です。

ここで岡本さんに届いたメールを紹介。「外部の方へのデザイン依頼のやり方を教えてください」の質問に対し、「その世界観を作ってくれる人に声をかけ、納期や予算を相談し、OKであればその方へ。駄目だった場合は、次の方に「この人が初めて」という振りでオファーもしていく」と裏話を語ってくれました。ちなみに岡本さんの会社では、渋谷の駅前でガールズバー「イリス」も経営しているそうです。そこではゲーム話に女の子が付き合ってくれるとのこと。気になる方は、ぜひ調べてください。

エンディングでも、引き続き岡本さんが出演。「人生波瀾万丈」と川村万梨阿さんの語った言葉通りの方でした。岡本さんはケータイアプリで、次もヒットを狙いたいと構想しているようです。ぜひ、期待しましょう。

次回の放送は、新年1月14日(水)の21時より。ゲストに、この番組ではお馴染みとなった音楽プロデューサーの藤田純二さんが登場します。ぜひ、チェックお願いします。

アフター・インタヴュー

岡本:僕は「ニコ生」に出演したのは初めてで。想像以上に楽しいですね。この手作り感とかたまんないです。テレビ番組に出るよりも、こっちのほうがぜんぜんいいですね。

――テンション高くしゃべってましたもんね。

岡本:僕もプロ意識を持って、「楽しさがどれだけ伝わるか」を意識してたんですけど。その想いが少しでも伝わってたらいいなと思います。

――かなりレアーな話をいろいろ聞けたのも嬉しい収穫でした。中でも、天の邪鬼な性格が出てた面は、とても興味津々で聞いてました。

川村:この熱の高さを感じて、なぜ「ストリートファイター2」が世界中で受けたのかわかった気がしました。我々アニメ業界は分業制なんですよ。ですけど、ゲームの方は一人で全部をやってらっしゃるんですね。

岡本:全部が見えないと作れないですからね。

宮路:今日は久々に岡本さんとお会いし、いろんなお話を聞けて。やっぱゲーム業界の風雲児だけのことはあるなと感じました。やっぱりバイタリティを持った、これからも見習っていきたい先輩です。

鎌田:情熱が身体全体から現れている方で、それに感化されるというか。私も声優として熱を持って頑張ろうという気持ちになりました。ありがとうございました!!

tatsumi01 HP