『プラチナエンド』先行上映会に入野自由、小倉唯、石川界人が登壇。第1・2話で印象に残っているシーンは?

TVアニメ

2021年10月3日(日)、新宿バルト9にて10月7日(木)より放送開始のTVアニメ『プラチナエンド』キャストトーク付き先行上映会が行われた。今回はその様子のレポートをお届けする。

第1話と第2話の先行上映が行われた後に、この日MCを務めたTBSアナウンサー宇内梨沙が登壇し、架橋明日役の入野自由、ナッセ役の小倉唯、生流奏役の石川界人を呼び込むと、会場に大きな拍手が響く。

トークショーでは、キャストの3人が『プラチナエンド』への意気込みやアフレコ裏話を語り、イベントを盛り上げた。有観客で実施する初めての『プラチナエンド』イベントということもあり、架橋明日を演じる入野は「嬉しいですし、こんな良い環境で第1・2話を見られるなんて羨ましいです」と会場のファンに向けて話すと、小倉も「直接のリアクションがあると嬉しいです」と同意した。

入野は自身が演じる明日について、「見た目は主人公らしいけど、物語が進むほど主人公のイメージとは離れていく面白いキャラクターで、主人公っぽくなりすぎないように意識して演じています」と印象を語る。意外性のある人物像のため演ずることが難しそうに思えたが、オーディションを受けた時につくったイメージを、実際の収録現場で細かいバランスを調整していったと明かした。そんな入野の演技について、石川は「台本を読む際に自分がもし演じるとしたら、と考えることもあるのですが、これが正解なんだなって」と感嘆の声を上げる。

そして、ナッセを思わせる真っ白な衣装に身を包んだ小倉が、「ナッセは見た目はキュートなのですが、棘のあることも平然と言っちゃう子で、善悪の判断が人間の価値観と違うんだなと感じました。ゾワッとする発言もあるのですが、一番願っているのは明日くんの幸せなので、常に味方でいてくれている子です」と笑顔で話すと、入野は「収録の時に小倉さんの声を聞いて、まさにナッセにピッタリだった」と太鼓判を押した。しかし、アフレコの序盤は特に苦労したようで、「第1・2話を入野さんと一緒に収録させていただいたのですが、明日くんとのテンションの差がありすぎて、会話になっているようでなっていない掛け合いが難しく、明日くんに引っ張られないように意識しました」と明かした。

すると、先日配信されたWEB番組「プラチナプログラム」で、自分が神候補になったらナッセについてほしいと回答した入野に、宇内がその理由について聞くと、「声が唯ちゃんですし、ほかの天使はクセが強すぎるのと(笑)、どんな酷いことを言われても自分のことを思ってのことだと理解できたら本当に心強い」とナッセの魅力を伝えた。

最後に、生流奏を演じる石川は自身のキャラについて「第一印象としては、とにかくイケメンですよね。これから明日との掛け合いも出てくるのですが、自分と異なる思想の持ち主を説き伏せるために人を煽るような台詞がどんどん出てくるので、そこを楽しみにしてほしいです」と奏ならではの特徴を語る。ここで宇内が「奏は奏なりの正義感があるので嫌いになれないのでは?」と振ると入野が「結構嫌いになれますよ(笑)」と即答し、小倉も「明日と奏の2人が対象的すぎて、間にいる身としては困ってしまいますよね(笑)」と両極端のキャラクターに戸惑いを隠さなかった。

続いて、先程上映されたばかりの第1・2話を振り返るコーナーでは、キャストが印象に残っているシーンを見ながら進行することに。

入野がピックアップしたのは”明日の叔母が豹変するシーン”で、叔母を演じた小林ゆうの演技力に圧倒されたこと、そして収録が終わると爽やかに「お疲れさまでした!」と豹変する様子が衝撃だったと明かした。続いての小倉は、”ナッセが明日に赤の矢について説明するシーン”をセレクト。第1・2話は登場キャラクターがまだ少ないこともあり、語り部役のような説明台詞が多いことで苦労した思い出を振り返った。そして石川は、同じ言葉なのに台詞の吐き方も違えば吐いている動機も違う、今後の対立を象徴する台詞ということで、”明日と奏の「やっていいことと悪いことがある」”を選んだ。

ここでお知らせがあり、

・BAND-MAIDによるOPテーマ「Sense」のTVサイズver. 現在好評配信中!
フルサイズの配信、CDパッケージは10月27日(水)に発売!
・宮下遊によるEDテーマ「降伏論」は11月17日(水)に発売!
・10月1日(金)〜10月17日(日)に、新宿マルイアネックス6階「MEDICOS SHOP」にて、『プラチナエンド』ポップアップショップ開催中!

といった情報が告知された。最後に、キャストたちから一言ずつ挨拶があり、

石川「非常に深いテーマがあるのですが、それは皆さんが実際に見ていただいて、自分はこういう考え方なんだと再確認できる作品だと思いますので、自分なりの幸福とは何かが見つかると良いなと思います」

小倉「本日の上映会にたくさんの応募があったと聞きまして、それだけ期待を背負っているのだと実感しました。この作品はコロナ禍だからこそ響くメッセージがあり、生きる意味とは何だろう、という自分なりのアンサーを見つけていただければ、と」

入野「今日来てくれた皆さんがどう情報発信してくれるかが、この作品の今後にかかってきます(笑)僕らキャスト一同、そして数多くのスタッフが色々なものを背負って一生懸命つくっていますので、応援していただけると嬉しいです」

と会場に向けてメッセージを送り、イベントを締め括った。いよいよ放送開始となったTVアニメ『プラチナエンド』。今後の展開からも目が離せない。

先行上映会情報
TVアニメ『プラチナエンド』第1~2話先行上映会
日程:2021年10月3日(日)
時刻:17:00開演/18:15終演
会場:新宿バルト9(https://tjoy.jp/shinjuku_wald9)
出演:入野自由(架橋明日役)、小倉唯(ナッセ役)、石川界人(生流奏役)
MC:宇内梨沙(TBSアナウンサー)

公式サイト 公式Twitter 作品概要
(C)大場つぐみ・小畑健/集英社・プラチナエンド製作委員会