鈴木みのり、「Crosswalk/リワインド」リリース記念イベントを開催。ミニライブ&お渡し会で1000人のファンとコミュニケーション

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鈴木みのりさんが、5月12日に東京・ゲートシティ大崎B1アトリウムで、2ndシングル「Crosswalk/リワインド」(5月9日発売)のリリース記念イベント『“ちいさなみのり”を見つけにいこう』を開催した。両A面の2曲をはじめ、全4曲を歌うミニライブを行った後、特典ポスターのお渡し会を行い集まったファン1000人との触れ合いを楽しんだ。
白い襟のついた清楚なブルーのワンピースで登場した鈴木さんは、「声優で歌手の鈴木みのりです。それでは聴いてください」と挨拶をして、早速「大好きになってよかった」を披露。
この曲は、鈴木さん自身が作詞を担当した楽曲で、彼女が作詞をしたのはデビューシングル「FEELING AROUND」に収録の「20才の約束」に続きこれで2曲目。90年代の渋谷系を思わせるポップなサウンドに合わせて、会場に手拍子が広がると、本人もリズムに乗って体を動かす。<2人>と歌うところでは指を2本にするなど手振りを交え、間奏ではステージを歩きながら手拍子をうながして、会場にはファンの大きな手拍子の音が響き渡った。

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歌い終え、「付き合う前の男女の、いちばん楽しい時期を想像しながら歌詞に書きました。“愛と恋は違う”とプロデューサーに言われ、私にはまだまだ愛は難しいんだなと思いました(笑)」と、作詞したときのことを話した彼女。少し照れくさそうにはにかんだ笑顔に、観客も笑顔でキュンキュン。

続いて、シンガーソングライターの堂島孝平さんが作詞・作曲・編曲を担当した「ちいさなみのり」を歌った際には、「5月21日にファンクラブが開設されるのですが、ファンクラブの名前が“みのり隊”です。これには、私が大きく“実りたい”と思う気持ちも込めていて、そのネーミングのきっかけになった、私にとって大切な曲がこの「ちいさなみのり」という曲です」と説明。

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ミディアムのバンドサウンドの楽曲で、彼女は手を広げて気持ちを伝えるような雰囲気で歌う。歌詞の<ちいさな実りと分かってるけれど>というところでは、胸に手をあてて気持ちを込めるような仕草をして、<わたしはわたしの力信じてみたい>という歌詞では、手を握りしめて力強く歌い、スケールの大きな歌声に会場が大歓声で沸いた。

次に歌った「リワインド」では、楽しい振り付けを観客と一緒に楽しんだ。「まずは私がやってみますね」と、頭の上でハートの形を作るポーズなどをやってみせ、「猿のポーズじゃないですよ、ハートの形ですよ」とのお茶目なコメントに会場が爆笑。それを受け、鈴木さんのテンションもさらにアップ。

「リワインド」は、TVアニメ『カードキャプターさくら クリアカード編』の新エンディングテーマで、白戸佑輔の作詞・作曲・編曲によるポップで可愛らしさのあるナンバー。「みんな一緒に!」という呼びかけに、観客は先ほどの振り付けを一緒に踊って応え、そんな客席を見渡しながら楽しそうな表情を見せた鈴木さんは、最後にスカートをなびかせてくるっと回って笑顔を振りまいた。

最後には「大好きな坂本真綾さんに作詞をしていただいた曲です」と紹介して、TVアニメ『あまんちゅ!~あどばんす~』のオープニングテーマ「Crosswalk」を歌い上げた。「アニメは、てことぴかりが新しいスタートを切る物語で、そんな2人や新しいスタートを切る人の背中を押せる曲になったらと思って歌いました。てことぴかりが会話をしている様子や、伊豆の海や自然の風景を想像しながら聴いてほしいです」と彼女。

両手を大きく広げて遠くの景色を見る様な雰囲気で歌い、会場にはまっすぐのびやかで透明感のある歌声が響き渡ると、道行く人も立ち止まって彼女の歌声に聴き入っていた様子が印象的だ。

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最後に「これからもっともっと、鈴木みのりをよろしくお願いします」と挨拶をした彼女。ミニライブ後のお渡し会は、特典ポスターを一人ずつ手渡しするというもので、ランダムに5名分はサイン入りというスペシャルも。小学生くらいの小さい子には「何歳?」と声をかけ、受験生には「頑張って!応援してる」など、一人ひとり言葉をかけながらポスターを手渡す。なかには「FEELING AROUND」のジャケ写と同じ、ラーメンの具のアクセサリーを頭に付けた女の子もいて、これには鈴木さんもうれしそうな表情でピョンピョンと飛び跳ねていた。

ゲートシティ大崎B1アトリウムは、会場をぐるりと取り囲むように1階のテラスからも見おろすことができる会場。鈴木さんは上階のテラスのファンにも、「大丈夫ですか? 見えますか?」と手を振ったり、「たまに水分補給しながら楽しんでくださいね」と、ファンを気遣う様子も。ファンを魅了してやまない彼女の温かい人柄と、アニメ「マクロスΔ」のユニット『ワルキューレ』の“フレイア”の時とは違った魅力を見せる透明感あふれるスケールの大きな歌声で、もっと大きな会場で聴いてみたいと実感させるイベントになった。

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Text by 榑林史章
Photo by 山田涼香

公式サイト