Bilibili、中国でアニメ展示会「MADE BY BILIBILI」を開催。2020年以降に公開する多彩なオリジナルタイトルを発表

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Bilibili(ビリビリ)は、中国アニメ展示会「MADE BY BILIBILI」を11月17日(日曜)、上海で開催した。同イベントでBilibiliは27本の新しい中国アニメシリーズを発表、そのうち13本はオリジナルタイトルとなる。本稿では、特に高い注目を集めた「三体」、「The Ravages of Time(火鳳燎原)」を中心に紹介する。

まず、中国で最も有名なサイエンスフィクション(SF)作家、劉慈欣氏の多数の受賞歴のある傑作「三体」(The Three-Body Problem)のアニメが2021年にリリースされる。それに加え、Bilibiliは巨大なスケールの「三体」の世界を一足先に垣間見ることができる最初の公式予告編が公開された。

Bilibiliは、Three-body Universe (Shanghai) Cultural Developmentからの認可を受け、中国のトップのアニメーションスタジオの1つであるYHKT ENTERTAINMENTに「三体」アニメの製作を委託。
YHKT ENTERTAINMENTは「霊篭(Incarnation)」という作品も制作しており、こちらは2018年7月13日のBilibiliでの公開以来、7300万以上のビューを集めている。

中国の古典小説である三国志演義から刺激を受け、その同名の漫画を原作とするアニメシリーズ「The Ravages of Time(火鳳燎原)」もMADE BY BILIBILI 2019 – 2020で初披露。BilibiliとiDreamSky Entertainmentからの委託を受けてZhuoHua Entertainmentが製作し、Bilibiliで2020年に視聴可能になる。

近年、中国アニメへの関心が高まる中、Bilibiliは2019年に中国アニメコンテンツの分野で大きく成長した。中国アニメは2019年、Bilibiliにおいて専門的に作り出されたコンテンツ分野のナンバーワンになったほどだ。

Bilibiliの中国アニメチャンネルの月間アクティブユーザー(MAU)は初めて日本アニメチャンネルのMAUを上回り、合計視聴時間は3億時間を超えた。
Bilibiliの中国アニメチャンネルは2019年に104本の作品を公開し、現在では日本アニメの供給と同様のレベルになっている点も見逃せない。

なお、今回の「MADE BY BILIBILI」の模様は以下のリンクから確認できる。「三体」「The Ravages of Time(火鳳燎原)」を含め多彩な作品が次々に登場するので、気になる人はチェックしてほしい。

https://www.bilibili.com/blackboard/topic/activity-2019mbbp.html