サウジアラビア発のアニメを制作するマンガプロダクションズ、『アサティール』シーズン2に向けて近未来都市NEOMと提携

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サウジアラビア王国のムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下が設立したミスク財団の子会社であるマンガプロダクションズは、同国のアニメシリーズ『アサティール 未来の昔ばなし(Asateer Future’s Folktales)』シーズン1の成功を受け、シーズン2の舞台となる近代都市NEOMとパートナーシップ契約を締結した。

本パートナーシップは、日本の東映アニメーションと提携し、昨年1月に発表された『未来の昔ばなし』シリーズに端を発している。
サウジアラビアは長年石油産油国として皆さまに知られてきたが、同シリーズのクリエイティブコンテンツを通じて、サウジアラビアの豊富な歴史や文化、アラビア語の素晴らしさを世界の視聴者に届け、アラブの遺産や価値観、未来のテクノロジーを子供たちに紹介できた。

また、日本をはじめ、中国、台湾、アイルランド、英国、米国といった日本のアニメーションシリーズが人気を集める国や地域においてTVチャンネルを含むプラットフォームを通じて放送され、サウジアラビア文化の世界的な普及に貢献した。

本パートナーシップの一環として、マンガプロダクションズは、『アサティール 未来の昔ばなし』のエピソードに登場する小道具のデザインを世界中のクリエイターから募集するコンテストを、2021年に実施するべく準備中であると発表した。このコンテストは、国内外の人材がクリエイティブな可能性を発揮し、アラブや世界の視聴者に作品を披露する機会となる。

※NEOM(ネオム)とはサウジアラビアで予定しているスマートシティ建設のプロジェクト名。
紅海に浮かぶティーラーン島やサナーフィール島を含む砂漠・山岳地帯の2万6500km2の広大な土地に建設する全く新しく人工都市であり、100%再生可能エネルギーでエネルギーを賄い、モビリティは自動運転車やドローンを活用して自動化を徹底するなど、新技術を駆使した計画を立てている。