『輪廻のラグランジェ』放送10周年&Blu-ray BOXの発売記念イベントが開催。シリーズの見放題配信は4月1日よりスタート

左から  瀬戸麻沙美、石原夏織、茅野愛衣
Web配信

2012年1月よりseason1、2012年7月よりseason2がTV放送された“元気になれる、ロボットアニメ ”『輪廻のラグランジェ』TV放送10周年を記念して、TVシリーズ本編と豪華特典を“まるっ”と収録したBlu-ray BOXが本日3月24日に発売となりました(※A-on STORE、プレミアムバンダイ限定販売)。
さらに、輪廻のラグランジェTV放送10周年とBlu-ray BOXの発売を記念し、3/19(日)に開催されたキャストトークショー付き上映会のオフィシャルレポート&キャスト写真が到着した。

また、 『輪廻のラグランジェ』シリーズの見放題配信が各配信サービスにて、4/1より順次スタートとなる。

輪廻のラグランジェ10周年&Blu-ray BOX発売記念上映会 オフィシャルレポート

2023年3月19日に「輪廻のラグランジェ10周年&Blu-ray BOX発売記念上映会」が東京・新宿ピカデリーにて開催された。上映後には、京乃まどか役の石原夏織さん、ラン役の瀬戸麻沙美さん、ムギナミ役の茅野愛衣さんのメインキャスト3人が登壇し、10周年を記念する上映会を当時を振り返るトークステージでお祝い。3人による楽しいトークの様子をレポートしていこう。

●おなじみの「ま〜るっ!」からイベントスタート

会場では、物語のはじまりである第1話「ようこそ、鴨川へ!」、そしてクライマックスとなるseason2第11話「鴨川の海の向こう側」、season2第12話「今日もまた、鴨川で」の3話に加え、当時パチスロ用に制作されたまどか、ラン、ムギナミの卒業式に向けた日常と3人の卒業式当日を描いた幻の話数であるseason2第11.5話「旅立ちの日、鴨川」を大スクリーンで初上映。10周年にふさわしい構成となった上映の興奮が冷めやらぬ中、ゲストである石原さん、瀬戸さん、茅野さんが登場。3人は、放送当時に関係者用として特別に制作されたそれぞれが演じるキャラクターのイメージカラーに合わせたジャージを着用。着こなし方もキャラクターたちの劇中の姿に合わせるというこだわりよう。石原さんによる、まどかのおなじみのセリフである「ま〜るっ!」のかけ声を合図に3人の登壇の挨拶からトークステージがスタート。時勢の落ち着きに合わせ、マスクをしたままであれば、多少の発声もありという形でのイベントということで、久しぶりの客席からの「声」の反応があることにキャスト陣も喜んだ。

●上映話数&本編内の思い出のシーンを振り返り

今回のトークステージは、一部事前にキャスト3人にアンケートを行い、その答えについて掘り下げるという形式で進行。
まずは、久々に観返す形となった第1話の感想から。瀬戸さんから「思っていたよりも(まどかが)脱いでいたよね?(笑)」という発言から、3人でまどかの肌の露出が多かったという描写で盛り上がり、茅野さんは「“あら”ってなって(笑)。当時は(露出していると)あまり感じなかったけど、私たちも歳を重ねたってことなんだよね」と、映像を観た際の自分たちの感想の変化にしみじみ。続いて「あの頃はもっとショートパンツとか履いてたよ。それがみんなロングスカートになっちゃって。ふたりはまだ10代だったから、ピチピチしていたよね」と茅野さんが語り、チョイスする衣装の変化からも当時を懐かしんだ。
その他の感想として、茅野さんは「ウォクスのツヤ感がすごくて、愛でたくなりますね」とロボットの魅力に触れ、石原さんは「10年前の作品だけれど、観直したら、今放送されていてもおかしくないくらいの高いクオリティに驚きました」と完成度の高さを再確認したと語った。

続いては、3人のお気に入りの話数について。石原さんは第3話でまどかが「ジャージ部のうた」を歌いながらウォクスで戦うシーンをチョイス。「歌を歌いながら戦うというのは、演技でもあまり経験が無かったので、どんな収録になるのかドキドキしていたんです」と当時の気持ちを語り、続けて「本編を録り終えた後、歌だけ別で録ったんですが、最初は音程を合わせて歌ったら音響監督の(明田川)仁さんから、“ここは音程とか無視していいから、戦っているのを意識して歌おう”って指示をいただいたので、その通りに3、4回くらい録ったのかな? その中から使ってもらったのですごく印象に残っていて。絵と組み合わされたのを観て“こんな感じになるのか”って感動したんですよね」と当時の収録の思い出を語った。

瀬戸さんは「記憶が断片的なんです(笑)」と第5話、第6話、第9話と複数話を挙げ、中でも第5話のムギナミがヴィラジュリオに冷たく突き放されるシーンが可哀想だったと語ると、茅野さんも同じシーンを挙げていたことで会話も盛り上がる。茅野さんは「顔をムギュってされていたから、当時はファンから“ムギュナミ”って言われてました」、「あのシーンは、マイク前で自分で頬をムギュってやって録ったの」と当時の収録の様子を思い出す。瀬戸さんも「シリアスな話も多いけど、文化祭とか学校行事の時がみんな本当に可愛いし、特にランさんは不器用で可愛い一面を見せてくれるのがいいんですよね。でも、それを今になって観返すと“もっとボケれただろう”って思ったり(笑)。とにかく懐かしみながら観ました」と語った。

続いては、season2の第11話、第12話、そして大スクリーンで初上映となったseason2第11.5話「旅立ちの日、鴨川」について。スクリーンに名シーンの場面写真も投影され、初収録となるBlu-ray BOXで何度でも観て楽しんで欲しいと語る。第11.5話については、2019年に開催されたJR東日本とのコラボイベントの際に電車内で上映されたことがあり、そこに参加したファンも来場しているということで、「今日は猛者が集まっているんだね」と3人で驚き、感謝の言葉を述べた。

●聖地・千葉県 鴨川での思い出&印象に残っているイベントは?

次は、「聖地“鴨川”での思い出は?」という質問。石原さんは2019年に開催された「輪廻のラグランジェ×JR東日本サイクルトレインB.B.BASE 勝浦発→鴨川行:舞台めぐりサイクリング」イベントを挙げた。自転車を乗せられる列車で鴨川へ向かい、劇中の舞台となった場所を巡るイベントで、石原さんがゲストとして登場し、クロージングセレモニーでは、瀬戸さんがサプライズで登場。鴨川女子高等高校のモデルとなった学校の体育館で、学校集会のような形でトークをしたという当時の様子を楽しそうに振り返った。瀬戸さんは2012年に鴨川シーワールドや鴨川市市民会館などで行ったイベント「ラグりんまつり2012 in 鴨川」をチョイス。鴨川シーワールドでシャチの餌付け体験の際、本番時に石原さんが代表して生の魚を掴んでエサをあげなければならない状況となり、魚が苦手で本当はかなり顔が引きつっていたという当時の裏話を披露。茅野さんは鴨川名物の「おらが丼」をみんなで食べたことを挙げて、またみんなで鴨川に行きたいという思いを語って次の質問へ。

続いては「1番印象に残っているイベントは?」という質問。
茅野さんは、先ほどのイベントで瀬戸さんが挙げた鴨川シーワールドでのイベントをチョイス。石原さんは、初めての主役ということで緊張しながら参加した「製作発表会@NISSANホール」を選んだ。「みんなが知っている自動車メーカーの会場でイベントをする日が来るとは思っていなかったのと、たくさんの人の前で話をするのに慣れていなかったので、緊張もあって震えていたなという印象があって、忘れられないですね」と、作品の原点とも言えるイベントについて語った。瀬戸さんが挙げたのは、2012年に行われた「鴨女文化祭 ~逃げるな!攻めろ!ジャージ部魂!!~」。鴨川女子高等学校の文化祭をコンセプトにしたイベントながら、アレイ役の松岡禎丞さんが本編にちなんでメイドの衣装を着ていたことにインパクトがあったらしく、3人も「松岡さんのメイド服姿は、よく事務所や本人からOKが出たよね?」と盛り上がった。その後も、ニコ生、ラジオなどの配信番組を数多くやったことなどを語りながら、瀬戸さんはラジオ収録に寝坊して遅刻してしまったエピソード、石原さんは声帯が腫れ過ぎて声が出せずにピコピコハンマーで反応する形でラジオ出演したエピソードを次々に披露。石原さんのエピソードに対して、茅野さんは「普通だったら、収録を辞めるでしょう? プロ根性だね。やっぱりジャージ部って凄いわ(笑)」と感心。

●心に残るキャスト同士の思い出

次の質問は、「印象に残っているキャストの皆様とのエピソードは?」。石原さんは貝類が苦手ながら、他のキャストの皆さんから牡蠣を勧められた話を語った。「ラグランジェの現場は一緒にご飯を食べることも多かったので、嫌いな食べ物に挑戦させてもらうことも多かったです。牡蠣は好きになれなかったけど…」と当時のキャストとスタッフの仲が良かったことを語った。続いて茅野さんも食事に関するエピソード。当時、石原さんと瀬戸さんが10代だったため、「遅い時間の飲み会には参加できず、でも夜遅くになると先輩方がベロベロに酔っ払っていく姿は見せられないなと思ってました(笑)」という、ちょっと大人な思い出を語った。

その流れから、収録終わりには毎週のように食事=飲み会があり、仕事が終わったスタッフが駆けつけるというエピソードも語られ、キャストとスタッフが仲良く作品づくりをしていた当時の様子が伺える。瀬戸さんは、当時10代で石原さんとは同い年ということもあり、仕事をしながら高校に通い、試験や大学受験に向けた話をしていたとのこと。瀬戸さんが先に大学に合格し、それを聞いた石原さんは「私もそれに乗っかれるように頑張る……! って意気込んで試験に行ったのを覚えている」と当時の学生らしいやり取りを振り返った。

●3人がジャージ部に依頼したいこととは?

そして、最後の「皆さんだったら、どんなことをジャージ部に頼んでみたいですか?」という質問には、「宇宙の平和を守っている人たちにこんなことを頼んですみません」と語るほど、3人のものすごく日常的な依頼が並んだ。
石原さんは「部屋の掃除をして欲しい」という依頼。「衣替えの季節なのと、気に入っているけど着ない服があるので、それを一緒にまとめて欲しいなと」と語った。瀬戸さんは「朝起きるのが苦手だからモーニングコールか迎えに来て欲しい」という依頼。「今日お休みだと思って目覚ましをかけないと、夕方まで寝てる」というほどよく寝る瀬戸さんの話に「そんなに寝れるんだ。若いね〜(笑)」という石原さんと「歳を取ると寝れなくて困るようになるからね」という茅野さんの語りが会場の爆笑を誘った。茅野さんの依頼は「犬の散歩をして欲しい」。現在、茅野さんは愛犬を2匹飼われているので、散歩を手伝って欲しいとのことだが、「でも、ランちゃんに頼むのは不安だわ」とコメント。瀬戸さんも「主従関係が変わりそうですよね」と言うと、茅野さんと石原さんも「“わん”って言っているけど、どっちがワンちゃんか分からなくなりそう」、「ランちゃんが散歩されそうだもんね」と同意。さらに茅野さんは「まどかちゃんはドッグランで一緒に走ってくれそうなので、お願いしたいなって」と語った。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、トークイベントも終了の時間に。茅野さんから「みんなで集まって同窓会みたいなことができて嬉しいね」という言葉から、それぞれ締めの挨拶に。
茅野さんは「みんなの声を聞くのが久しぶりなので、“かしこまり”って言って欲しいですね」と語り、客席に向けて「ラグりんBlu-ray BOXちゃんとお家に迎えてね」と振ると会場全体から「かしこまり」の声で返事が。続いて瀬戸さんは「みんなでワチャワチャお届けした30分が気持ちの全てだったりするんですが、こうして集まれたことが嬉しいです」と語り、ランが口にする「わん」を客席と一緒に発声。締めの挨拶は石原さん。「10年前は、10年後に皆さんとこうしたイベントを開けるとは思ってもいませんでしたので、今日という日を迎えられて本当に幸せです。ずっとラグランジェのことを応援して、愛してくれてありがとうございます。これからもずっとずっと皆さんとジャージ部と共に思い出を作っていけたらいいなと思っておりますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」と語り、最後は会場全体でまどかの決め台詞「まるっ!」を唱和して、10周年記念にふさわしく、大いに楽しく盛り上がった上映イベントを締めくくった。

『輪廻のラグランジェ』シリーズが各配信サービスにて順次見放題配信スタート!

◆対象作品
・『輪廻のラグランジェ』(全12話)
・『輪廻のラグランジェ 鴨川デイズ』(全1話)
※season1とseason2をつなぐ、まどか・ラン・ムギナミ、それぞれの日常を描くオリジナルストーリー!
・『輪廻のラグランジェ』season2(全13話) ※season2 第0話「鴨川メモリア」を含む
※season2 第0話「鴨川メモリア」は、脚本・絵コンテ・演出すべてを佐藤竜雄総監督が担当したseason1総集編!

◆配信開始日
2023年4月1日(土)0時より 順次見放題配信スタート

◆配信サービス
アニメ放題 https://www.animehodai.jp/
dアニメストア https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/tp_pc
バンダイチャンネル http://www.b-ch.com/
Hulu https://www.hulu.jp/
U-NEXT https://video.unext.jp/

※詳しい配信スケジュールは取扱いの配信サービスにてご確認ください。

(c) ラグランジェ・プロジェクト