『華Doll*』3rdステージイベント「-INCOMPLICA- Anthos* Stage Event 2022」レポート&写真が公開

イベント

7月31日(日)、川口総合文化センター・リリアメインホールにて『華Doll*』の3rdステージイベント「-INCOMPLICA- Anthos* Stage Event 2022」が行われた。
濱野大輝さん、伊東健人さん、駒田 航さん、土岐隼一さん、山下誠一郎さん、増田俊樹さんが出演した本イベントのオフィシャル詳細レポートが到着した。

オフィシャル詳細レポート

2022年7月31日(日)、川口総合文化センター・リリアメインホールにて開催された「華Doll* -INCOMPLICA Anthos* Stage Event 2022」。ここでは昼公演の様子をレポートする。

本イベントには、ムービックから誕生した考察要素満載の“知的興奮型”音楽ドラマCDコンテンツの『華Doll*』(読み:ハナドール)で活躍するユニット・Anthos*(アントス)より濱野大輝さん(影河凌駕役)、伊東健人さん(灯堂理人役)、駒田 航さん(チセ役)、土岐隼一さん(如月 薫役)、山下誠一郎さん(結城眞紘役)、増田俊樹さん(清瀬陽汰役)が登場。

会場には開演前からAnthos*のMVが流れ、否応なしに高まるライブへの期待感。ライブ開始時刻になり、始まったのはカウントダウンつきのオープニング映像。デジタルでどこか歪な響きのある音楽とともに、Anthos*のメンバーとキャストの名前が浮かんでは消えていく。この映像にも何かヒントがあるのではないかと、思わず目を凝らしてしまった人もいるのではないだろうか。

林檎がモチーフになっている本イベントのロゴがかき消えると、「Umbilical Lover」のイントロとともにステージが明るくなった。そこにはモノトーンのお揃いの衣装に身を包んだ6人のキャストの姿が。伊東さんが歌い出し、そこからひとりずつがそれぞれの想いを乗せて歌い繋いでいく。客席のAntholic(Anthos*のファンの総称)もその歌声に応えるように、手にした思い思いのカラーのペンライトを振り、ステージを盛り上げる。バックダンサーも登場し、イベントの冒頭から華やかなパフォーマンスとなった。

歌い終わった6人は、自己紹介をまじえたMCへ。約1年ぶりのステージだが、「ついこのあいだのように感じる」と山下さんが言えば、土岐さんも「我々はこのあいだ踊りましたしね」と苦笑。というのも、2人は華Doll*の公式番組『華Doll*House~ようこそ葦のみなさん~』の番外編(https://live.nicovideo.jp/watch/lv337338324)で、Anthos*の「BIRTH」のダンスに挑戦していたのだ。ダンスの話が出たことで期待したAntholicへ、「今日は踊りません」と土岐さんが牽制すると笑いが起きていた。

また、本イベントは海外(19地域)にも配信されているということで、“グローバル担当”の濱野さんと駒田さんが英語で挨拶。英語でも笑いを誘うコメントをした2人だったが、それぞれ挨拶を終えると、濱野さんが「一番緊張するパートが終わりましたね」と言えば、駒田さんは「今日の仕事が終わった感じする」と返す。すると、まだ夜公演もあるとツッコミが入り、2人とも苦笑する場面も。

続いてはキャスト6人によるショートドラマの朗読。昼公演と夜公演で内容が異なっており、昼公演では陽汰によるほかのメンバーへの寝起きドッキリの模様が描かれていた。寝起きドッキリでは、いつも通りにぎやかな彼らや、これまでなかなか見ることのできない姿が見られた。

一緒にドッキリを仕掛けるはずだった刹那が起きなかったため、陽汰はひとりで隣の理人と眞紘の部屋へ向かう。こっそり侵入したにもかかわらず、早寝早起きの理人はすでに起きており、逆に驚く陽汰の姿が笑いを誘う。一方の眞紘はベッドにおらず、ベッドと壁のあいだに挟まっていた。眞紘はかなり寝相が悪いらしく、寝る前にはベッドから落ちないか心配そうな様子も見せていた。

また、凌駕と同室のはずの薫がチセと同じ部屋にいたのだが、これにはちゃんと理由があった。それは凌駕が自身のいびきがうるさいことを気にして、チセと同室になるようにお願いしていたらしい。陽汰と薫が凌駕の部屋へ向かうと、彼は抱き枕を抱き、いびきをかいて寝ていたのだった。

このショートドラマは、彼らがこの寝起きドッキリの映像を見終わり、イベントへの意気込みを見せて終わりを迎えた。Anthos*の寝起きの姿以外にも、Antholicへ向ける思いも感じられる物語となっていた。

朗読が終わるとインターバル映像が上映された。「The Way I Am Diary」と題し、Anthos*のメンバーそれぞれの日記らしきテキストや、意味ありげなモチーフが交錯する。これらの文章は今年6月17日に発売されたAnthos*のソロ曲ベストアルバム『The Way I Am ?THE BEST-』 に封入された「The Way I Am Diary」に全文が収録されている。(https://hana-doll.com/contents/hp0014/index01050000.html)気になる方は是非チェックしてもらいたい。さて、この映像が意味するものは何なのかを考える間もなく、「Flash Point」のMVが始まる。さらに7人のダンサーがステージに登場し、楽曲の世界観をより深めるようなダンスパフォーマンスを披露した。

ここからはAnthos*各メンバーのソロ曲のライブコーナー。去年行われた『7 Meet A Anthos* Stage Event 2021』で初お披露目されたソロ曲だが、今回のライブではまたひと味違った演出やアレンジになっていた。

雨音とともに始まったのは、灯堂理人の「Pain In My Heart」。傘を持つダンサーたちに囲まれながら、伊東さんは理人の思う愛が描かれた歌詞を歌い上げる。伊東さんの切々とした歌声とともにそれらの想いが会場へ染みわたった。続くチセのソロ曲「Persona」では、ステージに現れた駒田さんが顔を手で覆い、曲名の“仮面”を表現。ダンサーたちもそれぞれ不敵な笑みを浮かべる仮面をつけ、チセの内面を表したような妖しさと艶っぽさのある世界観を作り上げていた。

ここまでしっとりしたダンスナンバーが続いていたが、清瀬陽汰の「太陽が眠ってる時間に」で会場の雰囲気が一転。彼の気質をそのまま映したかのような明るい曲に合わせ、増田さんも客席に笑顔を向ける。前回のお披露目時にあった「Step step~」の思わずまねしたくなるような可愛らしい振付も健在。

背後のモニターに月が映し出され、登場したのは土岐さんだ。土岐さんを照らす青い照明は、まるで月の光のよう。ステージはすっかり幻想的な世界となり、如月薫のソロ曲「Breathe」がより美しく響いた。

影河凌駕の「The Days」はさわやかな曲調で、英語の歌詞が多数登場する。「君なしでは生きられない」など、凌駕の情熱的な一面が垣間見える詞を濱野さんが胸を押さえながら歌っている姿が印象的だった。

ライブのトリを飾った結城眞紘の「Tycoon」は、始まった瞬間にそれまでの会場の空気を一気に塗り替えた。歪んだ重いサウンドとともに登場した山下さんは間奏で自作のオリジナルのラップを披露。拳を振り上げて客席を煽り、ダンサーを追いかけたりと、誰よりも激しいパフォーマンスを見せた。

ライブが終わるとステージに6人が集合。登場した伊東さんは「魂削ってますね」と歌い終えたばかりの山下さんを労った。和やかな空気のなか、さっそくライブのことを振り返る。「Tycoon」は山下さんの発案でラップを作ったそうで、前回のダンスに引き続きAntholicを驚かせたかったのだとか。この山下さんのサプライズには、しっかり驚かされた人も多いはず。

増田さんは振付でドアを開ける仕草をする際、ドアを開ける方向の違和感に気づいたことを明かした。二回目だからこそ改めて気づくことや、前回披露したものとは違う見せ方やアレンジが加わったことで、またひとつ楽曲への理解が深まったライブとなった。

トークがひと段落したところで、華Doll*の新情報が続々と発表された。まずはCDシリーズの3rdシーズン「THINK OF ME」がスタートする告知が。新シーズンの始動にともない、Anthos*とLoulou*diのビジュアルも一新。さっそく新しい全身イラストも公開された。Anthos*は白を基調にした少しフォーマルな衣装、Loulou*diは黒い戦闘服のような衣装を着用。この衣装の対比にも何か意味があるのだろうか。

Anthos*のキャラクターデザインを手がける悌太氏から届いたコメントで、衣装は原作者のR/0氏が描き起こしたものから制作されたことが判明。各々「カッコイイ」「笑顔がいい」とイラストを見て感想を言うなか、山下さんは「この表情に何かあるのでは」と疑心暗鬼。すっかり考察するくせがついている姿が微笑ましい。

また、3rdシーズンのLoulou*diの1stアルバム「THINK OF ME:MONO」の情報も解禁。収録されているドラマパートには、薫が「結構がっつり出演」と土岐さん。ひとつでも薫のエピソードを話すと、かなりのネタバレが起こるとのことでどんなストーリーかは語られることはなかった。内容は9月16日に発売されるアルバムでぜひチェックを。(https://www.animate-onlineshop.jp/pn/pd/2129944/)

続いては、トリオ・デュエットシリーズ第1弾・「Bihind The Frame- LIHITO&KAORU&SETSUNA」の発売が決定したという情報。5月のイベントですでに組み合わせまで発表されていたこのシリーズが、いよいよお目見え。第1弾は理人、薫、刹那の3人。“愛の価値観”をテーマに作詞した夏に合う明るい楽曲、そしてドラマが収録されるそう。こちらも「THINK OF ME:MONO」と同じく、9月16日に発売される。(https://www.animate-onlineshop.jp/pn/pd/2129945/)
第二弾のチセと陽汰、第三弾の凌駕と眞紘のデュエットも続報が楽しみだ。

イベントも終わりに近づき、キャストの6人からAntholicへのメッセージが贈られた。1年ぶりのイベントができたことへの喜び、ファンやスタッフへの感謝、そしてAntholicからの期待に応えたいなど、6人はさまざまな想いを語った。

イベントを締めくくったのは、「Lay it down」と「Antholic」の2 曲。キャストによるダンスこそないものの、「Lay it down」ではバックでダンサーたちがアクロバティックなダンスで盛り上げていたほか、キャストもリズムに乗って体を揺らしたり、自分の歌わない場面では静止したりと、メリハリのあるパフォーマンスで魅せていた。

ダンサーたちを見送り、Anthos*とAntholicだけになった会場ではファンソングである「Antholic」を披露。ステージを端から端まで思い思いに動き回るキャスト達。客席だけではなく配信で見ているAntholicにも届くよう、それぞれの気持ちを込めてAntholicへ愛を歌った。

最後は6人揃って「Antholicの皆さん、本日は誠にありがとうございました!」と一礼し、イベントは幕を閉じた。

同ステージイベントのBlu-rayは2023年2月10日(金)に発売決定! 2ndシーズンのユニット曲やライブ限定アレンジのソロ曲、伏線要素がふんだんに盛り込まれた映像とイベントでしか聴けない朗読劇などが収録されています。 絶賛予約承り中ですので、会場や配信でイベントに参加された方も参加できなかった方も是非一緒に楽しみましょう。

華Doll -INCOMPLICA- Anthos* Stage Event 2022【Blu-ray】

発売日:2023年2月10日(金)
価格:9,011円(税込)
品番記号:HNDL-0036
JANコード:4549743772707
<出演>
影河凌駕:濱野大輝、灯堂理人:伊東健人、チセ:駒田航
如月薫:土岐隼一、結城眞紘:山下誠一郎、清瀬陽汰:増田俊樹

<内容>
「華Doll*」プロジェクトから正式デビューした”Anthos*”2ndイベントステージを映像化!
2ndシーズンのユニット曲やライブ限定アレンジのソロ曲、伏線要素がふんだんに盛り込まれた映像とイベントでしか聴けない朗読劇などを収録!

<封入特典>
封入①:イベントビジュアルブロマイド(Anthos*メンバー別7枚セット)
※キャストの写真ではございません。
封入②:手書き複製コメント入りトレーディングカード(7種から1枚ランダム/丸角カードサイズ)

<アニメイトオリジナル特典>
キービジュアル2Lサイズブロマイド

<ステラワースオリジナル特典>
角丸長方形缶バッジ(44mm×70mm)

公式サイト
(C)2019HANA-Doll