『さんかく窓の外側は夜』集大成となるイベントにキャスト集結。 島﨑信長「素晴らしい原作・スタッフに恵まれた作品。ずっと愛してもらえたら」

イベント

TVアニメ「さんかく窓の外側は夜」の放送後イベント『TVアニメ「さんかく窓の外側は夜」スペシャルイベント その後』が有楽町よみうりホールにて開催された。

TVアニメ「さんかく窓の外側は夜」放送終了後の集大成として行われた本イベントには、三角康介役の島﨑信長、冷川理人役の羽多野渉、迎系多役の斉藤壮馬、非浦英莉可役の安済知佳、半澤日路輝役の三上哲の5名が出演。迎役の斉藤は本作でのイベントが初出演とのことで、「待ちに待った『さんかく窓の外側は夜』のイベントです!とても楽しみにしていました!皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思っています、よろしくお願いします!」とやる気満々の様子。昨年12月に無事放送を終え、久々に一堂に会したキャスト一同による和気あいあいとした雰囲気でイベントがスタートする。

冒頭はアニメで放送されたストーリーからキャスト陣のお気に入りのシーンを振り返っていきます。三角を演じる島﨑は第5話の三角の両親の過去回想シーンを振り返り、「インタビューでもよく話をしているんですが、本当にお気に入りのエピソードです!三角としても、両親の馴れ初めを知る事が出来たことも嬉しかったんですが、過去の回想シーンとしての映像の作り方はもちろん、先輩(平田広明氏・本田貴子氏)の甘酸っぱい、キュンとするお芝居が素晴らしくて…アフレコの時から現場でも盛り上がっていました。」と語った。他キャストも「僕らが欲していたキュンキュンはこれだったんだ~!って盛り上がってたよね」と序盤からトークに花が咲く。

つづいて冷川を演じる羽多野は最終話第12話のメインキャラクターみんなで焼肉を食べたその後のシーンを挙げ、「このシーンは最終話、これまでの冷川とは違う冷川を演じることが出来たな、と思います。人からの好意や優しさ理解する事が出来なかった冷川が変わった瞬間で……またここから冷川の新たな人生が始まるんだなと、グッときました。後、僕の推し(好きなキャラクター)が半澤さんだったので、より好きなシーンになりました!」と嬉しそうに語る。また、三上も同じ最終話から半澤(CV.諏訪部順一)の謝罪シーンが印象的だったと述べ、「刑事として冷川一族と関わってきた歴史やこれまでの葛藤が、報われたというか…グッときましたね」と感慨深げに振り返った。

続いて、共演したキャストの印象に残っている演技について聞かれた安済は、第4話で三角と冷川が入れ替わるシーンを振り返り「見た目は三角なのに、本当に憑依されている演技をした島﨑さんが本当にすごい!」とアフレコ現場で感動したと語る。同じく三上も印象的だったと絶賛し、島﨑は「先輩にこんなに褒めて頂けて光栄です…!」と恐縮しながらも笑顔で返答。斉藤は羽多野演じる冷川、そして安済演じる英莉可が印象的だったと述べ、「大好きな原作で元々読んでいた時に、英莉可の声のイメージが出来ていなかったんですが、安済さんが演じられて、本当にぴったりだなと思ったんです。ナチュラルで芯もあるのに揺らいでしまう、英莉可の特徴や声もぴったりで…こんなに自然に役にハマるって本当に感動しました…!」とコメント。安済は「落ち込んだ時に聞きたいくらい素敵なコメント、ありがとうござます…!」と照れるワンシーンも。

企画コーナーでは「クーリーン臨時アルバイト採用試験」と称し、キャスト陣が謎解きゲームに挑戦するコーナーを実施。
前回のイベントでも謎解きゲームが実施されていたが、簡単すぎてキャスト陣がサクサクと謎を解いてしまったため、今回は難易度を上げた問題が用意されていた。繰り出される難問に、キャスト陣も「えーわかんない…!」と言いながらも楽しんで取り組んでいく。1問目はキャスト全員難なくクリア!続く2問目はイラストを描いて回答する問題で、答えの【お札】を三上が見事に描き、まさかの2ポイント獲得。さらに羽多野は【お札】を【オフ(休み)だー!】と解釈し、ドライブしているイラストを披露し会場からは大きな拍手がおこり、まさかの3ポイントを獲得した。

また、答えが【自己PR】の問題では、キャスト陣が披露する【自己PR】でポイント加算されるということで、羽多野は「上京して初めて住んだアパートの裏には総合病院あって…」とまさかの【事故物件PR】を行い、笑いを誘う。島﨑は、まさかの子供向け番組の歌をダンス付きで披露し会場からは大きな拍手が。そして、三上はマイクを置き、ステージを横断しながら「みなさん!三上です!どうぞ、よろしくお願いいたします!」と力強い演説を行い、会場はこの日最高の盛り上がりとなった。

キャスト陣も観客も大盛り上がりした「クーリーン臨時アルバイト採用試験」は謎解きクイズの枠を超えて、大喜利やパフォーマンスでの特別ポイントが加算され、最高得点と豪華賞品は三上が獲得した。
さらに出演キャスト全員による生朗読劇も披露。全12話で完結したTVアニメ「さんかく窓の外側は夜」のその後を描いたアナザーストーリーを、シリーズ構成の関根アユミが新たに書き下ろし。ここでしか聴けない特別ストーリー「花見」をキャスト陣が熱演した。キャストそれぞれが時折視線を合わせつつ、真剣な面持ちで演じる。キャラクターの情景が目に浮かぶような掛け合いに観客も静かに聴き入り、さんかく窓の世界感を堪能した。

最後に、本イベントを終え、三上は「今日は素敵な時間を共有出来て楽しかったです」、安済は「みんなで集まってイベントを出来たことも嬉しかったですが、この作品に関わることが出来て、たくさん得るものや感じる事あったなと改めて思いました」、斉藤は「大好きな作品に関わらせて頂く事できて、本当に幸せでした。今回のイベントでは、みんなと一緒に作品ついて語ったりゲームしたりして、一緒の時間を過ごす事が出来て本当に良かったなと思います」とそれぞれ語った。

また羽多野は「この作品に関わる事が出来て、色んなキャラクターとの出会いや、新たな気づきをくれる機会を頂きました。本当にありがとうございました!」と作品と共に歩んだ日々を振り返り、主役の三角を演じた島﨑は「素晴らしい原作、そして素晴らしいチームに恵まれた作品に出会わせて頂きました。僕らキャスト陣もですが、各分野のプロフェッショナルなスタッフの皆さん、そしてその熱い想いで作られた作品です!胸をはって、たくさんの人に見て頂きたいと思える作品になっているので、これからも原作・アニメを愛してもらえたらと思います!」と晴れやかな笑顔を見せ、本イベントは盛況のまま幕を閉じた。

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