『白い砂のアクアトープ』伊藤美来らが出演した「はいたい!めんそ~れアクアトープ!」レポートが到着。「またやーたい」とファンとの再会を誓う

イベント

2021年7月~12月に放送され、沖縄県の水族館を舞台に少女たちの絆や葛藤、夢を追いかける姿を描いたP.A.WORKSオリジナルアニメーション『白い砂のアクアトープ』。
2月20日(日)に科学技術館サイエンスホールにて開催された「白い砂のアクアトープ」スペシャルイベント『はいたい!めんそ~れアクアトープ!』(昼の部)のオフィシャルレポートが到着した。

<以下、オフィシャルレポート>

イベントが始まるとMCの儀武ゆう子や観客が盛大な拍手を送る中、伊藤美来(海咲野くくる役)、逢田梨香子(宮沢風花役)、和氣あず未(照屋月美役)、Lynn(久高夏凛役)、小松未可子(島袋薫役)、東山奈央(米倉マリナ役)が「皆さん、めんそーれ!」と元気な挨拶と共に登壇。
1月29日(土)に開催されたラジオ番組の出張イベントに出演した伊藤と逢田が「この前のイベントも来てくれた人はいますか?」と尋ねると客席からはたくさんの手が挙がり、改めて本作品の人気の高さが窺えた。

まずはTVアニメの振り返りがスタートすると、「素敵なシーンが多すぎて、事前に選ぶのが大変だった」と口にする出演者たち。そんな中、伊藤と逢田が挙げたのは第1話「熱帯魚、逃げた」でくくると風花が出逢うシーン。選んだ理由を聞かれると伊藤は「2人の出逢いは物語が始まるきっかけでもありますし、(水槽の)幻が初めて登場したシーンだったので、ここで作品の世界観が皆さんに伝わったのかなと思います」、逢田は「このシーンは私たちにとって外せないシーンです。映像美から制作スタッフさんたちの熱意も感じましたし、この後にエンディングとしてOPテーマが流れる映画のような演出も素敵でした。」と語った。さらにアフレコ当時を振り返り、最初は緊張でお互いに余所余所しかったという伊藤と逢田。くくると風花の関係の変化にあわせるかのように、2人もアフレコ毎に距離を縮めていったというエピソードを明かした。

その他にも和氣が第6話「スイーツラプソディ」で月美がかき氷を作るシーン、Lynnが第8話「crab crisis」でくくると夏凛がエレベーターで話すシーン、小松が第15話「ウミウシ大論戦」でくくると薫がウミウシについて口論するシーン、東山が第17話「くつろぎ処 海月風」でマリナが海の生き物への想いを語るシーン。さらに惜しくもビデオメッセージでの参加となった石川由依(南風原知夢役)が第16話「傷だらけの君にエールを」を挙げそれぞれの作品への想いと共に物語を振り返った。

バラエティーコーナーに移ると沖縄の方言の意味を答える「うちなーぐちゆんたくクイズ」がスタート。果敢に手を挙げて答えていく出演者たちだったが中々、正解できず苦戦気味の様子。4問目「めーごーさー(意味:げんこつ)」では「怒った人がするやつです」というヒントを聞いた伊藤が「ぶっ飛ばすぞ」と答えると予想外の回答に笑いに包まれる会場。その後、「怒った親が子供にします」とさらなるヒントが出されると「しっぺ」、「ごはん抜き」、「お尻ぺんぺん」など次々と答えていく一同。最終的に全5問中2問に正解した伊藤が1位になり賞品・南城市のマーサムン(意味:美味しいもの)セットをゲット。「これは自信がありました」と笑顔の伊藤に対して、小松が「リハーサルの時から(正解数1位の人の)インタビュー、やる気満々だったもんね」とのエピソードを明かすと会場は再び笑いに包まれた。

その後、伊藤&逢田、和氣&Lynn、小松&東山のペアに分かれてお題に挑戦する「ギョギョギョ!真のアクアリスト対決」がスタート。まずは30秒間で魚へんがつく漢字を書き、ペア毎で一致した漢字の数を競うことに。ここでは伊藤&逢田ペアと小松&東山ペアが同点で並び白熱した展開となった。続いてアニメに登場したケープペンギン・‟チョコ”のイラストを描くというお題では、ユニークなイラストを披露して会場を沸かせる逢田。そんな中、「お腹の一本線はケープペンギンの特徴ですから」とペンギンのこだわりポイントを語った東山。このお題でも小松と共に見事勝利し、総合優勝となった2人には水族館のペアチケットが贈られた。

バラエティーコーナーの後はARCANA PROJECTによるライブが行われ、1クール目OPテーマ「たゆたえ、七色」、2クール目OPテーマ「とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか」の2曲を披露。MCで「アニメ2クールを通じて、自分が一生懸命頑張っていることを誰かに認めてもらえることや、誰かを幸せにすることは素敵なことだなと改めて感じることができました。私たちもくくると風花のように作品と一緒に成長していけたらなという想いを込めて歌わせていただきました。」と作品や楽曲への思いを伝えると、客席からは盛大な拍手が送られた。

終盤には出演者たちが再度登壇し最後の挨拶。
「白い砂のアクアトープは物語が素敵で、さらにアニメーションも本当に綺麗で、人って綺麗なものを見ると涙が出るんだなと感じた作品でした。今日はマリナ役としてはもちろん、ペンギン愛好家としても登壇できて嬉しかったです。皆さんがペンギンをはじめとした海の生き物を愛して、この作品も愛して皆で絆を深めていけたら良いなと思います」と東山。
「この作品で水族館の裏側をたくさん知れたと思いますが、本当に大切なテーマは作品内で薫が言っていたことじゃないかと感じています。アクアトープの放映が色んな美しい世界を守ることに繋がっていくんじゃないかと思いますし、個人的には海繋がりの作品でまた篠原(俊哉)監督とご一緒することができて光栄に思っています。これからもイベントや展示がありますので、引き続きアクアトープを楽しんでいただけたら嬉しいです」と小松。

「久しぶりにキャストで集まって思い出を振り返っている中で、アクアトープは本当に心に染み入る素敵なシーン、素敵なストーリーが詰まっている作品だなと感じて、そんな作品に関わらせていただいて幸せだったなと噛みしめていました。沖縄でもイベントができたら良いなと南の島に思いを馳せながら、心が寂しくなった時はこの作品を見返したいなと思います」とLynn。

「私自身も生き物が大好きで、この作品を通じて命の尊さとお仕事に対するありがたさを改めて実感することができました。今夢に向かって頑張っている方や学生さん、毎日お仕事で大変な方いるかと思いますがこのアニメを見てくくるや風花たちと一緒に頑張っていこうという気持ちになっていただけたら嬉しいです。」と和氣。

「今日、自分たちの好きなシーンを振り返って、また1話から見直したいなという気持ちになりました。アクアトープと出会って1年以上経つんですが私自身、色んなメッセージをもらったり、勇気づけられることが多くて、この作品と出会えて本当に幸せだと感じています。皆さんの中にもそんな気持ちの方がたくさんいらっしゃったら良いなと思います」と逢田。

「久しぶりに皆さんと会って盛り上がることができて凄く楽しかったですし、ステージから皆さんの反応を見てアクアトープが愛される作品になったんだなとしみじみ感じました。この作品は水族館のこと、生き物のこと、夢に向かうことの辛さや大変さ、素晴らしさとか、本当に受け取るものが多かったと思うんですけど、一番はおじいが言っていたように少しでも生き物のことに興味を持ってもらえたら嬉しいです。これからも人間を含めて全ての生き物に優しくある皆さんでいてほしいなと思いますし、私自身もそういう人間であり続けたいなと思いました」と伊藤。

最後は再会を願い沖縄の方言「またやーたい(意味:また会いましょう)」でイベントは締めくくられた。

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