『takt op.Destiny』第1話&第2話先行上映会のオフィシャルレポート到着。内山昂輝、若山詩音、本渡楓が登壇

写真左から 内山昂輝、若山詩音、本渡楓
TVアニメ

9月26日(日)新宿ピカデリーにて『takt op.Destiny』第1話&第2話の先行上映会が実施された。上映会では、第1話、第2話の上映に加え、主人公・朝雛タクト役:内山昂輝さん、運命役:若山詩音さん、アンナ・シュナイダ―役:本渡楓さんが登壇。司会進行はニッポン放送吉田尚記さんが担当。作品への意気込みの他、自身の担当キャラクターへのこだわりや役柄など、本作品の見所をじっくりと語った。

『takt op.Destiny』先行上映会

【開催日】2021年9月26日(日)10:30-12:00
【内容】本編第1話&第2話上映、トークショー
【場所】新宿ピカデリー スクリーン①
【登壇者】
内山昂輝(朝雛タクト役)
若山詩音(運命役)
本渡楓(アンナ・シュナイダー役)
吉田尚記(司会進行)

DeNAとバンダイナムコアーツによる大型プロジェクト『takt op.(タクトオーパス)』は、クラシック楽曲をモチーフにした少女たちが戦いを繰り広げる物語。10月5日(火)からは、テレビ東京系6局ネット・BSテレビ東京にてTVアニメ『takt op.Destiny』が放送開始。今後はスマートフォンゲーム『takt op. 運命は真紅き旋律の街を』の配信も予定されている。

9月26日(日)、TVアニメの放送に先駆けて、新宿ピカデリーで先行上映会が行われた。イベントでは、アニメ本編の第1話・第2話が上映されたほか、キャストによるトークショーも開催。朝雛タクト役の内山昂輝さん、運命役の若山詩音さん、アンナ・シュナイダー役の本渡楓さんが登壇し、ニッポン放送アナウンサー・吉田尚記さん司会進行のもと、役柄への思い、作品の見どころなどについてトークを繰り広げた。

「厳しい目にも勝てる作品」
「凄さに圧倒されてただただ涙」
──MAPPA×MADHOUSEによる圧倒的な映像美

ロードムービーとバトルアクションが描かれる第1話、驚愕のラストを迎える第2話が続けて上映されると、衝撃も冷めやらぬ中、司会進行の吉田アナとキャストが登場。若山さんは運命をイメージした赤い靴に薔薇のアクセサリー、本渡さんはアニメから抜け出たようなアンナそのままの服装と、役柄に合わせたファッションで観客の目を引いた。内山さんも、黒いロングジャケットと白いシャツという指揮者のような装いで登壇したものの、本人いわく役柄に合わせたつもりはなかったとのことだった。

上映後の感想を問われると、内山さんは「オリジナルアニメということで、ここから始まる作品です。僕たちもつい最近完成したものを観たのですが、パソコンでの視聴でした。宇宙で一番良い環境で、最速で観た皆さんは本当に幸せです」とコメント。続く若山さんが「初めて上映する場にいられたこと、観終わった皆さんのお顔を拝見できたことがすごくうれしくて幸せです」と述べ、「いかがでしたか?」と客席に問いかけると、観客からは大きな拍手が。本渡さんも「皆さんの拍手を聞き、らんらんとした目を見ると、いい感じに心をつかめたのかなと思い、やりがいを感じました」と、観客からの反応に喜びの表情を浮かべていた。

作品のクオリティについては、キャスト陣も太鼓判。内山さんが「今やアニメは高いクオリティが標準になり、アニメ業界は大変な時代を迎えています。皆さんの目も厳しくなっていますが、そこに勝てる作品。圧倒されました。アクション、音楽など、いろいろな観点から観る価値のある作品だと思います」と語ると、若山さんも「アクションだけでも動きが多くて大変なのに、それにプラスしてピアノを弾いたり、後ろで楽器を弾いたりしています。とんでもないものをお作りになったと思います。隅々まで制作スタッフの皆さんの心が行き届いていて、凄さに圧倒されてただただ涙、でした」と大絶賛。本渡さんも「第1・2話からこんなに凄まじい映像で、1クール大丈夫?と思ってしまうほどのクオリティ。そのうえ、アンナは表情豊かで、シリアスな時とコメディテイストのタッチの差も凄い。映像的な美しさはもちろん、面白さも作り込まれています」と、賞賛のコメントを述べた。

続いて、それぞれが演じた役柄の話題に。ピアノ演奏に情熱を捧げるあまり、日常生活が破綻気味のタクトについて、内山さんは「演じている時はそんなに思わなかったのですが、映像になって一歩引いて観ると偏屈で難儀な性格だなと思いました。でも、こと音楽に関しては情熱をもって、目が輝きだす。いろんな面を持ったキャラクターだと思います。一生懸命だし、自分は悪いと思っていないけれど、アンナたちからすると『何なの、この人』みたいな。視聴者として観た時に、そんなタクトの一面に気づきました」と解説。運命を演じる若山さんは、「目的に向かって一直線なところがあります。自分がやりたいことしか見えず、第1話の運命は赤ちゃんのようでした(笑)」、アンナ役の本渡さんは、「タクトと運命がすぐに口喧嘩したり衝突したりするので、実際の年齢よりもしっかりしなきゃという思いが強く、『私がお母さんのようにならなくちゃ』という気持ちで、あれこれ行動します。しっかり者だけど周りに振り回されがちな不憫な子です」と印象を語った。吉田アナから「本渡さん、巻き込まれ型のキャラクターを演じることが多くないですか?」とすかさず突っ込みが入ると、本渡さんは「慣れてきました」と笑顔で返していた。

本作ではクラシック音楽がモチーフとなっているため、劇中で流れる音楽も聴きどころ。オープニングテーマ「タクト」(ryo (supercell) feat. まふまふ, gaku)について感想を求められた内山さんは、「クラシックがテーマなので劇中では耳なじみのあるメロディが流れてきますが、オープニングは雰囲気が変わってアップテンポで今っぽい音の作り。映像とともに素晴らしい音楽になっています」とコメント。
若山さんは、中島美嘉さんの「SYMPHONIA」とともに流れるエンディングの映像について、「夢の世界を見ているようでした。第1・2話の時点では観られなかった風景が映し出されていて、不思議な、でもあったかい気持ちになれるエンディングだと思いました」と感想を述べた。また、本渡さんは「この作品のために新たに録り下ろされた音楽もあって、贅沢だなと思いました。キャラクターが驚いた時などの効果音にもピアノの音色が使われていて、ピアノを大切にする思いや遊び心を感じました」と、劇中の音楽の魅力をアピールした。

さらに、エンディングテーマ「SYMPHONIA」を歌う中島美嘉さんからは、「言葉をすごく大事にしたので、映像とともにきれいな言葉や音楽を聴いてもらえたらうれしいです」というビデオメッセージが到着。その後は、キャスト陣のサイン入りポスターをプレゼントする抽選会が行われた。

最後は内山さんが「オリジナル作品ということもあって、僕たちもどのような結末を迎えるのか知りません。僕らも皆さんと一緒に楽しむような気持ちで、これからアフレコを頑張っていこうと思います。ぜひ放送をお楽しみに」と締めくくり、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

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