ClariS、冬をコンセプトにしたホールコンサートを開催。「最高の1年でした!」 ショーアップされた全23曲を披露

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デビュー12年目を迎える二人組ユニットClariS。先日、THE FIRST TAKEに初出演し、代表曲「コネクト」と新曲「ALIVE」を1発撮りで披露し話題冷めやらぬ中、12月7日には、冬をテーマにしたコンセプト・ミニアルバム「WINTER TRACKS ー冬のうたー」を発売。精力的に2022年を駆け抜けてきたClariSが、12月16日、17日の2日間、冬をコンセプトにしたホールコンサート「ClariS HALL CONCERT 2022 〜Let’s Snow Parade !〜」をTOKYO DOME CITY HALLにて開催した。

コンサートは8月に開催された「ClariS HALL CONCERT 2022 〜Twinkle Summer Dreams〜」以来、約4か月ぶりとなり、当公演は新型コロナ感染予防対策を徹底の上、3公演で計約6,000人を集客して開催された。

12/16(金)公演 ライブレポート

メンバーカラーのパステルピンク(クララ)とパステルグリーン(カレン)の2色のペンライトが会場を埋め尽くす中、パーティーのスタートにふさわしい「Itʼs showtime!!」から本編はスタート。真っ赤なドレスに身を包み、メンバーがステージ脇から緞帳前に登場。曲中ステージ幕が開くと、そこには豪華ダンサーとコーラス隊も勢ぞろいした華やかな世界が飛び込んできた。これから始まるショータイムの高揚感をかきたたせられるオープニングとなった。続いて「Fairy Party」「Sweet Holic」とテンポ感のある華々しい楽曲をダンサーとのコンビネーションで披露し、早々より会場を大いに沸かせた。

一変、ClariS二人でのステージでは「ヒトリゴト」と「Prism」とキュートな振りととともに人気曲を披露。観客との距離が一気に縮まり、興奮が伝わるほどの来場者の拍手が印象的だった。
赤と緑のクリスマスカラーの照明に染められたステージで、コーラス隊によるゴスペルな「クリスマスソングメドレー」を挟み、その後登場したのは「プリンセス以上にプリンセス」と後のMCでカレンが語っていた、ブルーのドレスとティアラを身にまとったクララ。イントロのメロディから雪の景色が浮かぶ切ないバラ―ド曲「ウソツキ」をソロでしっとり歌い上げ、歌詞の切なさともマッチしクララカラーのパステルピンクのペンライトで埋め尽くされた会場からは、自然に拍手が沸き起こった。

冬の歌をテーマに組み立てられた中盤では、 ケープをまとった白い衣装で、ミニアルバム「WINTER TRACKS ―冬のうたー」のアーティストイラストのイメージそのままに、ClariSの初期に発表された「eternally」「ひとつだけ」「グラスプ」、さらに発売されたばかりの「WINTER TRACKS ―冬のうたー」から新曲「スノーライト」、カバー曲と立て続けに披露。

冬の情景や想いのあたたかさを感じるオリジナル新曲「スノーライト」は歌詞を噛みしめるように丁寧に歌い上げ、続くカバー曲「WHITE BREATH」では、会場のペンライトが圧巻のオレンジ一色に。男性アーティストの初カバー曲となる当楽曲を力強くもClariSの世界観に見事に昇華し、振り幅の広いClariSを改めて証明した見事なパフォーマンスだった。
さらにカバー曲「White Love」「ORION」では、SPEEDの振り付けをClariS流にリアレンジするなど、コーラス隊とのハーモニーも相まって、完成度の高いオリジナリティー溢れるステージを披露。辛島美登里が歌う原曲の世界観に、歌声がぴったりとはまったということから、クララのソロ曲としてカバーされた「サイレント・イヴ」も含め、透き通った冬一色の雰囲気に加え、温かさも感じる独特の世界観を作り出した。

クララのソロ曲の後は、間髪入れずにカレンのソロ歌唱による「Butterfly Regret」 へと続く。和テイストを取り入れた巫女をイメージした衣装と扇子、妖艶なダンスは、「来年も良い年になりますように」とのカレンの願いが込められ、その後に続くカレンのソロダンスパートも含めて、大人っぽさ、艶やかさが際立つ新たな一面を垣間見れる、インパクト抜群のパフォーマンスとなった。
終盤では、メンバーはそれぞれのイメージカラーのドレスに着替え、バックダンサーを従えClariSらしさ全開で「Brave」「border」「again」を披露。パステルピンクとパステルグリーンの2色のペンライトを振りかざし、熱気あふれる会場は、12年目を迎えてもやはり変わらぬ安心感を覚える。その後も「STEP」「コネクト」「カラフル」とClariSの代表曲を畳みかけるように披露し「冬の思い出をひとつ増やすことが出来ました。楽しい時間をありがとうございました。」と、メンバーの心からの感謝のメッセージとともに本編は終了した。

鳴りやまないアンコールの拍手の中、「ヒゲダンス」のBGMに合わせて、ダンサー、コーラス隊の全メンバー紹介が行われ、最後にTシャツに着替え、仮面を付けたClariSのメンバーが登場。総勢13名で「仮面ジュブナイル」を、ミュージカルさながらの迫力ある演出で披露。会場に改めてハートフルな空気を作り上げる。

その後、ようやく本日初となるメンバーのMCパートが繰り広げられた。
「今回は皆さんにショー、パレード、楽しいワクワクする時間を届けたい、笑顔になれる時間を共有したいと思ってコンサートを作ってきました。皆さんの笑顔を沢山見みれて、素敵な時間を共有出来てうれしかったです。」(クララ)
「今年最後のコンサートにふさわしい、過去最大の人数でお届けしたステージ。皆さん楽しんでいただけましたか?私たちが歌のプレゼントをする予定だったのですが、逆に皆さんから笑顔のプレゼントをもらって、改めて最高の1年だったと思います。」(カレン)
と、今回のコンサート開催への熱い想いと、来場場者、ファンへの精一杯の感謝の気持ちを噛みしめた。
その後、来年2月8日にTVアニメ「リコリス・リコイル」のOPとして話題の「ALIVE」のコンプリート盤シングルが発売されること、5月には早くも次回のワンマンライブ「ClariS Spring LIVE 2023 in Zepp Haneda」が開催されることも発表された。

コンサートラストは、10月にTHE FIRST TAKEにて披露し、さらなる反響を呼んだ人気TVアニメ「リコリス・リコイル」のOPテーマ曲の「ALIVE」を今日一番の力強さとともにパフォーマンス。青のペンライトで埋め尽くされた会場は、ラスト惜しむかのようにメンバーへ送られた大拍手の中、コンサートは終了した。

2022年は「色々なことに挑戦できた、充実した1年だった」とメンバーが語る通り、コンスタントな作品リリース、コンサート開催、歌番組への出演、THE FIRST TAKEへの初出演等、ClariSにとって全力で駆け抜けた1年となった。来年は更なる飛躍を予感させる新作のリリースやワンマンライブ開催も控えている。12年目にして、さらにステージを駆け上がるClariSの今後の活躍からますます目が離せない。

なお、「ClariS HALL CONCERT 2022 〜Let’s Snow Parade !〜」(3公演)の開催を記念し、セットリスト・プレイリストが各種音楽配信サービスにて公演後から公開されている。ぜひとも、この二日間のコンサートの余韻を改めてお楽しみいただきたい、併せて本日24:00から2017年2月に開催された、初の武道館コンサート「ClariS 1st 武道館コンサート ~2つの仮面と失われた太陽~」のライブ音源の配信もスタートする。ライブ尽くしの話題が続く中、来週12/23(金)開催される「ClariS HALL CONCERT 2022 〜Let’s Snow Parade !〜」オンライン・リスニングパーティーの詳細も発表されているので、今年1年の締めくくりとして、改めて情報をチェックいただきたい。

12/16(金)、12/17(土)開催 「ClariS HALL CONCERT 2022 〜Let’s Snow Parade !〜」
@TOKYO DOME CITY HALL
<セットリスト>
1.Itʼs showtime!!
2.Fairy Party
3.Sweet Holic
4.ヒトリゴト
5.Prism
6.ウソツキ
7.eternally
8.ひとつだけ
9.グラスプ
10.スノーライト
11.WHITE BREATH
12.White Love
13.ORION
14.サイレント・イヴ
15.Butterfly Regret
16.Brave (※17日 昼公演のみ「blossom」)
17.border
18.again
19.STEP   (※17日 昼公演のみ「irony」)
20.コネクト
21.カラフル
<ENCORE>
22.仮面ジュブナイル
23.ALIVE