ワーナー・ブラザース ジャパン、Anime Expo 2016で初のアニメラインナップパネルを実施。『アクセル・ワールド』新作の冒頭がサプライズ上映

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ロサンゼルスで開催中の北米最大級のアニメコンベンション「アニメ・エキスポ 2016」。2日目となる7月2日(日本時間7月3日)に開催されたワーナーパネルディスカッションには、川村明廣氏や川瀬浩平氏、鶴岡信哉氏といった同社のプロデューサーや宣伝マンが登壇して自社の作品についてのトークを展開した。同社がAnime Expoでラインナップ紹介パネルを行うのは今年が初めてのことだ。
アニメの最前線で活躍するスタッフの生のトークを聞くことができるということもあり、トーク会場は満員御礼となる540人ほどが訪れて、片時もトークを聞き逃すまいと固唾を呑んで耳を傾けていた。

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トークに先立ち、ワーナー・ブラザース ジャパンのアニメラインナップVTRが上映され、『ジョジョの奇妙な冒険』『SHIROBAKO』といった人気作から、今年、来年と国内および北米で展開する様々なアニメタイトルを各担当プロデューサーと共に紹介。発表されたラインナップの中には、『覆面系ノイズ』『MARGINAL#4』といった、日本でもまだアニメ化決定のみが発表されている最新タイトルも含まれており、座席を埋める聴衆たちから驚き混じりの歓声が上がった。また、「WIXOSS」シリーズの最新作、『Lostorage incited WIXOSS』も、前作に引き続きワーナー・ブラザース ジャパンが製作幹事を行っていくことも明かされた。

登壇者それぞれが自己紹介をすると共に過去の作品やこれから放送される作品についての見どころなどを解説。なかでも大きな歓声で迎えられたのは川瀬氏。氏がプロデューサーとして参加する『食戟のソーマ』は、北米でも人気ということもあり、話が『食戟のソーマ』に至るたびに大きな歓声が客席からあがった。

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また、鶴岡氏は、7月新番を含めた、今後の新作アニメタイトルについて、簡単に概要を説明。『モブサイコ100』『天鏡のアルデラミン』に続き、水着の女の子が尻相撲を行うというアニメ放送前ではいまいち伝わりにくい内容の『競女!!!!!!!!』について説明する際に、川瀬氏と尻相撲のデモンストレーションを実施し、会場の笑いを掴んでいた。

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続いて、7月23日に日本での劇場公開を控える新作、『アクセル・ワールド -インフィニット・バースト-』の冒頭7分間の映像がサプライズで世界初公開された。公開された映像では、シルバークロウやブラック・ロータス、スカーレット・レインといったおなじみのアバターたちが仮想世界で戦いを繰り広げている姿が映しだされた。

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上映前に川瀬氏は「完成したばかりのフィルムで、関係者以外でこの映像を見るのはあなたたちが初めてになります。ちなみにギリギリ間にあったので、字幕をつけることができませんでした」とサプライズ上映を説明。また劇場版『アクセル・ワールド -インフィニット・バースト-』については「アクション、アクション、そしてアクション。とにかくアクションです」とアクション要素が詰まっている作品と紹介した。

上映に続いては、ユーザーとの交流も兼ねた質疑応答コーナー。現役プロデューサーが応えるということもありアニメ業界で働くのに必要なことは?といった現場に関する質問が飛び出したり、またユニークなところでは『SHIROBAKO』の内容はどれくらい本当なのか?といった質問も寄せられた。また、作品については『食戟のソーマ』に関するものが複数寄せられていた。

約1時間のパネルディスカッションも終了の時間が近づき、最後は来場者全員参加のプレゼントじゃんけん大会。キャストや監督、スタッフのサイン入り台本やポスターなど、貴重なアイテムの数々が勝者に送られた。

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アニプレックスなど現地法人で活動している会社に加えて、日本から参加してマーケティングを行ったワーナー・ブラザース ジャパン。北米を含めた海外への意識は日に日に強まっているようだ。

公式サイト

(C)2015 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/AWIB Project