『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』プレミアム上映会に池田秀一、潘めぐみ、柿原徹也、前野智昭が登壇

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『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN III 暁の蜂起』が5月21日(土)より全国15館にてイベント上映される。それに先駆ける形で、5月8日に『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 決起の篝火 ―暁の蜂起 プレミア上映会―』が行われた。
イベントでは、今回の舞台となるジオン自治共和国国防軍・士官学校の入学式をイメージし、士官学校風のセットが作り上げられ、シャア・アズナブル役の池田秀一さん、セイラ・マス役の潘めぐみさんが特別映像に合わせて、生朗読を行った。さらに、第2話の主題歌を担当した石田匠さんが「風よ0074」を生歌で披露し、観客を魅了。

本編上映後のトークショーでは、池田秀一さん、ガルマ・ザビ役の柿原徹也さん、リノ・フェルナンデス役の前野智昭さんがジオン士官学校の新入生として登場。来賓として、セイラ・マス役の潘めぐみさん、そして、漫画原作の著者でもある安彦良和総監督が登場し、制作秘話や、それぞれのガンダムの思い出などを語った。

登壇者コメント

安彦良和総監督

おかげさまで第3話が完成しました。第1話、第2話もスタッフのおかげで満足いく仕上がりになっておりましたが、皆さんはガンダムらしくないと思うんじゃないかと不安でした。シャアはガルマが出てきたことで、よりシャアらしくなったと思います。今回、やっと作品自体がガンダムらしくなったと認めて頂けると嬉しいです。前野さんにお聞きしたんですが、前野さんと柿原さんは専門学校の同期生なんです。これは本作の設定通りなんです!(笑)

(リノに関して)脚本家の隅沢さんに頂いたアイデアをそっくり頂きました。士官学校一色の話なので、シンプルになりがちですが、前野さんの出演のおかげで、ミステリアスな話になり、より内容が充実したと思います。先日、第4話の原画も半分を超えました。4話はさらにガンダムっぽくなります! ララァやアムロがでてきて、モビルスーツのシーンが出てきます。第4話もぜひご期待ください。

池田秀一

エドワウ・マスからシャア・アズナブルへ。「THE ORIGIN」において第3話がシャアにとって、イベントと同じように入学式のような気がしています。今日を迎えることができて、とても嬉しいですし、今とても気分が高揚しています。

前作の第2話では、エドワウ・マスという名前の青年を演じさせていただき、安彦さんの原作を拝読し、エドワウからシャアに繋げてみたいという希望があり、エドワウから演じさせていただきました。ただ、正直、第2話は疲れましたね…(笑)

第3話でやっと我が家に春が来たような気がしています。37年間、シャアを演じさせて頂いたのですが、エドワウとは仲良くできなかったんです。第2話のアフレコが終わって反省会をした時に、もう一度やらせてもらえないかと思っていました。そして、アムロの収録後に、実はもう一度アフレコをやらせていただきました。今回のシャアでもう20歳になりましたから、こっちのもんだなと…(笑)

本作品でシャアは「僕」と言っていますが、いつの日か「私」になります。「THE ORIGIN」をもっともっと素敵な作品にしていきます。今日は入学式でしたが、卒業式までお付き合いいただけると幸いです。

潘めぐみ

セイラとしては1シーンのみの出演でしたが、前作に引き続き、お墓の前で悲しみに暮れていたんですが、今回は涙も出さず、兄の死にも動じず、なんだかニュータイプ的なのかなと思い、演じさせていただきました。

ガンダムで朗読は緊張しますね…。こういう形で兄さんと掛け合いのは初めてで、上映のバトンを渡すことができて光栄でした。第3話のシャアとガルマ、そしてリノを見て、シャアがガルマのことを本当に想っていたこともあるんじゃないかなと、いちファンとして楽しませて頂きました。また、一年戦争も見たいなと思っています。今後も、応援の程、よろしくお願い致します。

柿原徹也

“坊や”ことガルマ・ザビ役の柿原です。今回、素晴らしい役をいただき、身に余る光栄です。役者魂、全身全霊をいれて、気合いを入れて演じさせていただきました。最初に、ガルマのオーディションを頂いた時から、ガルマをやるのであれば、自分の中でこういう方向性でやりたいと思っていました。そして、実際に決まった時に、シャア・アズナブルの芝居を見て、“坊や”のガルマを成長させていただこうと思いました。池田さんのシャアをみて、後々のガルマの悲しい、いや勇ましい結末に持って行けたらいいなと思ったので、秀一さんと1分1秒楽しくアフレコできた1日でした。

秀一さんが安彦さんのシナリオの作り方がしっかりと核があるので、小細工をする必要がないと秀一さんと話をさせて頂きました。たった一日の収録でしたが、秀一さんには「君は“かきはらガルマ”を作りなさい」と言われました。(池田さんが「今は優しくしておかなきゃ」と一言)怖いですよ!(笑)

僕は役者ですので、出来ることは限られていますが、少しでも皆さんの記憶に残るようお芝居させていただきました。大変なこともありますが、最後に秀一さんから「いやぁ、カッキー殺しがいがあったよ」と言ってもらえるよう頑張ります(笑)

前野智昭

アニメオリジナルキャラクターですが、三枚目の部分もあり、シャアの復讐を見抜く洞察力と最後まで忠誠心を持ったキャラクターです。オリジナルなので、こういう結末になってしまうとは思ったんですが、シャアに仮面をさずけるシーンは今後、歴史にのこると思いました。シャアやアムロは皆さんの心の中に生き続けるキャラですが、僕はシャアに仮面を授けることができて光栄でした!

石田匠

(生歌披露に)緊張しました。今日、池田さんと握手させて頂いた時に僕の役が終わったなと思いました。僕も6月12日のガンダムEXPOに出演します。また、風を吹かせたいと思います。

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