ナノ、初のアメリカ凱旋公演をサンノゼのイベント「FANIMECON」にて敢行。2800名のオーディエンスは興奮の坩堝に

2018年5月28日蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐Cadenza

ナノさんが自身の生誕の地でもあるアメリカにて初のライブを現地時間5月26日に開催した。これはアメリカ・サンノゼで24回の歴史を誇るイベント「FANIMECON」でのスペシャルステージで、会場は1936年にオープン、これまでにフランク・シナトラを初め、ボブ･ディラン、ローリングストーンズなど、名だたるビッグアーティストが公演を行った「CITY NATIONAL CIVIC」。そこに超満員2800名のオーディエンスが集結。ライブのオープニングを飾るのは初期の人気曲「magenta」、続けて「No Pain, No Game」とアメリカでも人気のある曲を披露し、オーディエンスのボルテージは早くもマックスに。3曲目に披露したのはアルバム「The Crossing」に収録の「Nameless Nemesis」、アルバム収録曲にもかかわらず盛り上がりはナノさんの認知度の高さを実感した。
ライブ最初のMCでは、アメリカで初めてのライブであることを告げ、オーディエンスを大いにあおり、オーディエンスもナノさんのMCが聞き取れないくらいの大声援で答えた。
続いて「Scarlet Story」と「Now or Never」と２曲続けてタイアップ曲を披露。ここでもオーディエンスは歌ったりジャンプしたりと思い思いにそれぞれの想いを爆発された。オーディエンスに「夢を諦めないで進めばきっと叶う」と語りかけて披露した「DREAMCATCHER」はオーディエンスの心に深く刻みこまれたに違いない。

アコースティックコーナーでは、ナノさん最初期の楽曲でアメリカでの人気が高い「ヒステリ」を披露。歌い始めると大歓声が上がりオーディエンスも大合唱となり会場は大いに盛り上がった。続けて披露された「Pentagram」では、会場中のオーディエンスがナノさんの歌に聞き入った。

ライブも後半戦に突入し「My LIBERATION」と「Nevereverland」を披露。「Nevereverland」はアルバム収録曲ながらMVがYouTubeで5000万回以上再生しておりアメリカでの認知度も高く、曲が始まった途端にまたしても大歓声が上がった。続いて披露したのはアメリカでも人気の高いTVアニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」のOPテーマ「SAVIOR OF SONG」。こちらもナノさんの歌い出した瞬間にオーディエンスは興奮状態で、サビの部分でナノさんがマイクを向けると大合唱で答えた。

続いては、初期の楽曲で人気の高い「Pallete」を熱唱。畳み掛けるように披露したのはナノさんの代名詞とも言える「Rock on,」。歌が声援でかき消されると思われるほどのパワーで会場を揺らした。ライブ本編の最後は新曲「Gloria」。新曲をいち早く聴けるとあってオーディエンスも最後の力を振り絞り声援を送った。

オーディエンスの会場を揺らさんばかりの声援に答えてのアンコールでは最新アルバムの表題曲でもある「The Crossing」を披露、アンコールに答えてくれた感謝の思いと、まだナノさんの曲は聴ける喜びを爆発させた。このあとナノさんはオーディエンスにどの曲が聞きたいかのリクエストを要求。皆は声の限りにアピールする中、ライブのオープニングで披露した「magenta」をアカペラで再び歌い始める。
するとオーディエンスとナノさんで再び大合唱となった。そして、ラストの曲は全世界からのメッセージを集めたMusic Videoが話題となったことでも知らせる「Freedom Is Your」。この楽曲に込めたナノさんの想いをオーディセンスは心に刻んでライブは終了した。

ナノさんの一挙手一投足に反応して声援を送るアメリカのオーディエンス。待ち焦がれていたナノさんのライブを全身で感じ、ナノさんも全身全霊を込めたパフォーマンスで答える。まさに“歌に国境はない”ことを体感することのできた奇跡の90分とも言えるスペシャルな一夜となった。