東映アニメ、2020年4月~9月は売上高15%減。コロナ禍の影響で劇場版『プリキュア』『セーラームーン』『ナナシス』が公開延期に

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東映アニメーションは10月30日、2021年3月期 第2四半期決算の決算を発表。売上高244億円(前年同期比15.7%減)、営業利益74億円(同13.5%減)と前年同期比減収減益だった。

「劇場アニメ」は、前年同期にヒットした劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』の反動減に加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2作品が公開延期となったため大幅な減収。
また「テレビアニメ」も大幅な減収。前年同期好調に稼働したゲーム向け音声製作や催事イベント向け映像製作の反動減に加え、新型コロナウイルスへの感染対策により新作話の納品数が減少したことも要因だ。

その一方で「コンテンツ」は、『劇場版「ONE PIECE STAMPEDE』のブルーレイ・DVDが好調に稼働したことから増収。
「海外映像」は、サウジアラビア向け劇場作品の納品に加え、「ドラゴンボール超 ブロリー」の劇場上映権販売が北米で好調に稼働したことから、大幅な増収を記録している。

今後は11月に映画「魔女見習いをさがして」が公開。またすでに公開中の「映画プリキュアミラクルリープ」を含め、劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」、「Tokyo 7th シスターズ」といった新型コロナウイルスの影響による延期作品も相次いで公開が予定されている。

参考URL:http://corp.toei-anim.co.jp/ir/materials/library.php