BS11、2月中間期の営業利益は約6%増の10億円 直近では「へやキャン△」「22/7計算中」「イド:インヴェイデッド」などの製作委員会へ出資

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日本BS放送(BS11)は4月8日、第2四半期累計(2019年9月~2020年2月)の連結決算を発表。
売上高は56億9000万円(前年同期比 6.3%減少、営業利益は10億1200万円(前年同期比 6.1%増加)、営業利益10億1200万円(同6.1%増)、経常利益10億1700万円(同6.6%増)、最終利益6億9000万円(同6.8%増)と減収増益だったことを明かした。

BSデジタル放送業界は、デジタル放送受信機の普及に伴い、視聴可能世帯数の割合は全世帯の77.1%(「BS世帯普及率調査」ビデオリサーチ調べ)で推移。
またBSデジタル放送事業を含む衛星放送メディア分野の広告費は前年比で99.4%と微減、BS放送の広告費においては、前年比で101.1%と微増で推移いる(「2019年日本の広告費」電通調べ)。
さらにテレビ通販業界を中心とした各企業では、広告媒体の多様化が進むなど、厳しい環境が続いている。

同社は前期より継続してテレビ通販の縮小や広告媒体多様化による業界環境変化の影響を受けたことにより減収、一方で番組提供クライアントの販売単価は堅調に推移したことにより前期比微減で着地。
また、番組関連費用、広告宣伝費等の主要費用項目を適切にコントロールしたことにより、営業利益は前年・計画を上回って推移したという。

直近では「ANIME+」枠には、製作委員会へ出資した「宝石商リチャード氏の謎鑑定」、「理系が恋に落ちたので証明してみた。」、「インフィニット・デンドログラム」、「へやキャン△」、「TVアニメ「22/7計算中」」、「ドロヘドロ」、「イド:インヴェイデッド」、「ダーウィンズゲーム」ほか、毎週約40タイトルのアニメ関連番組を放送。
そのほか、アニメフィルムフェスティバル東京2019と連携したアニソンライブイベント「Anison DaysFestival2019」を開催するなど存在感を見せた。