バンナムHDの4~12月IP別売上高、『ドラゴンボール』マイナスに ガンダムやライダー、ONE PIECE伸びる

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バンダイナムコホールディングス<7832>は、2月6日、第3四半期累計(19年4~12月)におけるIP別売上高を発表した。グループ全体のIP別売上高をみると、『ドラゴンボール』が前年同期比3.1%減の879億円とトップだった。先行して開示されたアカツキや東映アニメの決算から『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』の売上が低下している旨の記載があったが、それに沿った着地となったといえる。

 

なお、『ドラゴンボールZ』については、この第4四半期で『ドッカンバトル』で5周年イベントを開催しているほか、家庭用ゲームソフトの新作『ドラゴンボールZ カカロット』が1月16日に発売となっており、これらが業績に寄与してくる見通し。第4四半期の『ドラゴンボール』に関わる売上高は、前四半期比で30%増の346億円と大きく伸びる。四半期別の売上高の推移については下のグラフを確認してほしい。

このほか、『機動戦士ガンダム』が同3.3%増の627億円、『ワンピース』が同14.9%増の254億円、『仮面ライダー』が同12.9%増の245億円となった。決算短信での記載によると、『ガンダム』はハイターゲット層の商品が伸び、『ワンピース』や『仮面ライダー』などの定番IPの玩具が好調だったという。一方、『NARUTO』が同33.3%減の92億円、『プリキュア』が同19.2%減の59億円などの下落が目立った。