テレ東、本業苦戦もアニメ関連売上は20%増の171億円と好調 「NARUTO」「BORUTO」「ブラッククローバー」が貢献

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テレビ東京ホールディングス<9413>は、2月5日に発表した第3四半期累計(4~12月)の連結決算で、テレビ東京の展開するアニメ関連事業の売上高が20.2%増の171億円と好調だったことを明らかにした。またアニメを含むライツの粗利益も15.4%増の84億円と伸びた。テレビ東京ホールディングス全体は放送収入が苦戦し、減収減益となったが、アニメ関連事業の好調が際立っている。

同社によると、アニメ関連事業では、アニメ作品2次利利用(動画配信・SNSゲーム等)の収益となっており、特に海外収益が引き続き大きく伸びたとのこと。具体的には、中国における「NARUTO」のゲームの売上が伸びたほか、「BORUTO」と「ブラッククローバー」の配信も堅調に推移したそうだ。

先日、クランチロールが発表した2010年代に「クランチロール」で地域別の視聴ランキングで、「NARUTO -ナルト- 疾風伝」と「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」「ブラッククローバー」が人気だったが、ライツ収益がテレビ東京にも入っていたようである。