定額制動画配信サービス 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』効果でシリーズ過去作品がランクアップ GEM Partners調査

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GEM Partnersは3月16日、 エンタメコンテンツランキングやデータ情報を発信する「GEMランキングクラブ」プロジェクトで作成した「定額制動画配信タイトルの視聴者数ランキング」を発表した。

■全体 タイトル別ウィークリーランキング TOP20
上位作品の顔ぶれにほとんど変化がない中、 先週最末に最新作が大ヒットスタートした「エヴァンゲリオン」シリーズが12位にランクアップ

全体的にアニメが強い状況に変化はなく、 上位6位までが前週と同じランク。 注目は、3月8日に劇場公開されて大ヒットスタートを切った「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の過去シリーズ作品が大幅ランクアップし、12位に「エヴァンゲリオン」がランクインしたこと。

上記は各作品のランキング推移。 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は今年1月23日の公開を予定していましたが、1月14日に延期が発表された。 ランキング推移をみると、 延期発表後と公開予定日の頃にも、10位、8位にランクインしていた。 本作は25年にわたる物語の完結編が、 劇場公開に合わせて過去作品の「復習」鑑賞も多かったことが伺える。

■Amazonプライム・ビデオ タイトル別ウィークリーランキングTOP15


「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」3作を独占配信していたAmazonプライム・ビデオでは先週末時点で「エヴァンゲリオン」シリーズが6位にランクイン

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ3作品を独占配信していたAmazonプライム・ビデオではどのように視聴されていたのでしょうか。 Amazonプライム・ビデオでの視聴者数ランキングをみると、 先週末時点で6位にランクインしていたことが分かる。

上記過去推移をみても、1月の公開予定日前後は6位と高いランクだったことが分かる。 劇場公開される作品のシリーズ過去作品、 関連作品が配信で視聴者を集め、 劇場での鑑賞熱を高める。 こういった劇場でのヒットと話題度の高まりが配信での視聴者数を増やすという現象は現在も劇場版が大ヒット公開中の「鬼滅の刃」でもみられた現象が、 多くの作品が配信されていた「エヴァンゲリオン」シリーズでも同様と考えられる。

■定額制動画配信サービス タイトル別 調査概要
【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
【回答者数】約7,000人
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計を参考に回答者を性年代別に重みづけ
【集計方法】視聴したタイトルについては自由回答方式で聴取。 これをGEM Partners開発によるエンタメコンテンツ辞書を用いて名寄せ・集計を実施。 タイトルごとの視聴したシーズン数やエピソード数等は区別せず一部でも観たと回答した人を視聴者としてカウント。 複数回観ても1カウントとしている。