7月より放送開始予定のTVアニメ『orange』について、物語のもう一つの時間軸に登場する26歳のキャラクター設定第2弾が公開された。高校生の恋愛模様を瑞々しく描く恋愛作品の王道要素を抱えつつ、「自ら命を絶ってしまう友達を救ってほしい」という、未来の自分から届く手紙を元に物語が展開されるSF要素も盛り込まれている本作。翔を救うために手紙を出した大人になった菜穂と仲間たちを早速チェッくしてほしい。
さらに、作曲家・堤博明氏が手掛ける劇伴のレコーディング現場からのレポートが到着。アニメーションは映像そのものが魅力であることはもちろん、本編内で流れる劇伴もまた魅力の一つだ。
TVアニメ『orange』では一部の楽曲で、“バンドセッション”による同時録音も行われている。通常、完成した楽譜通りに各楽器やボーカルが音や声をマイクに吹き込んでいくが、この方法ではライブ感を重視するため、「リードシート」と呼ばれるコードやサイズ、テンポ等の指示のみの楽譜で収録を始めていく。
ギター、ベース、ドラム、ピアノ、バイオリン、ツインボーカルがメロディに合わせて、それぞれが思い思いのタイミングで音や声を吹き込んでいき、スタッフと一緒に徐々に楽曲のテンションや方向性を固めて、完成へと持っていく。型にハマらない状況で生まれるアイデアなどが出てくることもあるとか。
加えて、楽曲の力強さを引き立てる“ストリングス”の収録風景も公開。切なさの中にきちんと前を向いていける気持ちの詰まった楽曲たちが、今まさに放送に向けて制作されているようだ。松本の美しい情景の中で描かれる物語と、堤氏が手掛ける音楽がどう重なり合うのか、本編にも期待したい。