エンディングテーマは「ハンバーグ曲」!?『虹色デイズ』に出演する松岡禎丞、江口拓也、島﨑信長、内山昂輝にインタビュー

2016年1月より放送がスタートするTVアニメ『虹色デイズ』。本作は、夏樹・智也・恵一・剛の男子高校生4人組の日常を描いた作品。部活動もなし、勉強もそこそこに、楽しい毎日を過ごす中、目下の関心事は恋愛という4人の恋愛ストーリーが展開する。

そして、本作のメインキャストを務めるのが、松岡禎丞さん(羽柴夏樹役)、江口拓也さん(松永智也役)、島﨑信長さん(片倉恵一役)、内山昂輝さん(直江剛役)だ。この4人は以前にも、VOMIC版やドラマCDでも同じ役を担当しており、ファンとしても納得の配役といえるだろう。

そして今回、メインキャストの4人に対してインタビューを行うことができた。アフレコをしてみての感想やキャラクターについて、さらに4人が歌うエンディングテーマのことなど、さまざまな話を伺うことができたので紹介しよう。

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――みなさんは以前『虹色デイズ』のドラマCDでも共演されていますが、今回TVアニメ化にされるにあたって、率直な感想を教えてください。

松岡さん:最初はVOMICから始まって、ドラマCDからは1年の月日が経ちましたね。当時から「もしかしたらアニメ化するかも…」と期待はしていたんですが、こうして実際にアニメになるというのは、純粋に嬉しいです。

江口さん:ドラマCDから引き続き、この4人で演じられるのは率直に嬉しかったですね。ドラマCD収録のときから4人でいて楽しかったし、一緒に食事をしたときには「いつかアニメ化したらいいね」みたいな話もしていたんです。それが実現したということで驚いています。

島﨑さん:原作は男子高校生4人が中核となっている青春の物語で、それを年齢の近いこの僕たちが演じるのは新鮮で、刺激的です。今回のアニメ化で、この4人で素敵なものを作っていきたいですし、作れると思っています。

内山さん:ドラマCDから引き続き演じるというのは嬉しいことですが、同時に役を任されたという緊張感もあります。

――普段のみなさんは、誰がボケで誰がツッコミで、といった関係は決まっているのですか?

江口さん:臨機応変で、あまり決まってないですね。本当に他愛もない話ばかりで、食事のときに話したことも覚えてないくらい(笑)。

島﨑さん:ええっ、覚えてないの?!

内山さん:中学生っぽいノリで、大人な話してたよ(笑)。

江口さん:中学生みたいな話をしてたのは覚えてる(笑)。

島﨑さん:(笑)。幸いにも『虹色デイズ』は夜の収録が多いので、4人で飲みに行ったりしたいです。もしかしたらその中で、ボケやツッコミの関係性もできてくるかもしれませんね。

――約1年ぶりにそれぞれのキャラを演じてみて思ったことはありますか?

松岡さん:動く夏樹君を見るのは今回が初めてでしたけど、違和感なく演じることができました。真っ直ぐな男の子で、自分の信じていることを曲げない、頑固なところは自分と似ているかもしれませんね。やらかしてから気付くみたいな(笑)。ただ、僕は女性に対して感情を表に出せない人間なので、そこは夏樹君が羨ましいなと思ってみています。

江口さん:まっつん(松永智也)はチャラいですね(笑)。アニメはみんなが女の子にフラれた後の話なんですけど、その前のまっつんは彼女が5人いて、同時進行で付き合っているんです。僕自身は中学、高校と女生徒とは関われない生活を送っていたものですから、まっつんのアクティブさには非常に憧れます。逆に、憧れがあるからこそ役を作りやすいというのもありますね。僕が謳歌できなかった人生を、彼を通して楽しめたらと思っています。

島﨑さん:恵一は二面性が面白いキャラクターで、普段の柔らかい感じと、すぐに鞭を取り出すようなドSモードがあるんです。普段の雰囲気は近いかなと思いますが、残念ながらSMの心は持ち合わせていないので(笑)。ドSの気持ちはちょっと分からないんですけど、自分から遠いからこそ、作りやすい部分もあるので、ギャップを素敵に表現できたらを思います。

内山さん:僕が演じている剛は、普段はローテンションで、3人を一歩引いたところから見ている場面が多いんです。そこは僕と近い部分があるかと思います。ただ、剛はアニメや漫画、ゲームが好きなんですけど、僕自身はそこの知識があまりないです。ドラマCDのときは信長君に色々教えてもらったので、今回も頼っていきたいと思います(笑)。

――第1回目の収録をする際、スタッフから何か要望など、言われたことはありますか?

松岡さん:始まる前に監督から「等身大の高校生なので、あまり大きくキャラ付けしないように」と言われましたね。

島﨑さん:作中の彼らは16歳ですからね。作り込み過ぎず、自然体の会話を表現しようというお話がありました。

――そういえば、番組のEDテーマは4人が歌唱するんですよね。

松岡さん:色々な作品でキャラソンを歌っていますが、今回は難しかったですね。細かいところまで噛み砕く作業が必要で、口の中でハンバーグができるような…。

江口さん:え、なんですって? 口の中で…?

島﨑さん:口の中でミンチができるくらい噛み砕いたってこと?

松岡さん:そう(笑)。歌って楽しいけど、歌うことの難しさも感じた楽曲で、日々精進が必要だと感じました。

江口さん:僕もたくさんのキャラソンを歌ってきて、そのどれもが噛み砕く作業が必要でした。そして今回も口の中で、ハンバーグができるくらいの曲でした(笑)。『虹色デイズ』の世界観を体現している曲でして、4人のワイワイ感が出ています。エンディング曲ですけど、楽しい雰囲気で終われるんじゃないかと思います。

島﨑さん:恵一でキャラソンを歌う場合、二面性のどちらをメインにするのか、どれくらいの配分にするのかを迷いながら歌いました。今後、恵一として歌う機会があっても、毎回どうするかを研究しながら取り組んでいくんだと思います。

歌自体は分かりやすく楽しい曲ですね。よく、噛めば噛むほど味が出る「スルメ曲」っていうじゃないですか。でもこの楽曲は、噛んだらすぐ肉汁が飛び出てくる感じで…ハンバーグ曲ですね(笑)。

内山さん:僕が収録したときにはすでに信長君が録り終えていて、それを聞きながらの作業でした。「あぁ、かっこいい声だな」って、心の支えにしながらの収録でしたね(笑)。

島﨑さん:いや、僕もアフレコのときは昂輝君の声を支えにしてますよ! 1話アフレコのときも、ずっと「素敵!」って言ってましたもん(笑)。

――12月18日には先行上映会も予定されていますが、こちらへの意気込みがあれば教えてください。

松岡さん:このメンバーでイベントに出演できるとあって、月並みですが気合は十分です。僕たちが命を吹き込ませていただいたこの作品を、存分に味わっていただけるよう、レインボークルーズで招待します!

江口さん:そう、我々はレインボークルーなんで(笑)。1話と2話をみなさんと共有できるのはとても喜ばしいことです。アフレコでは珍しく、カラーの絵を見ながら収録できたんです。ただ、音楽などが付いた完成版はさすがにまだ見ていないので、僕たちも楽しみにしています。また、せっかくみなさんの前に立てるので、作品にかけた情熱も伝えられたらと思います。

島﨑さん:この4人で上映会に臨めるのはすごく楽しみだし、みなさんと一緒に良いイベントにしたいですね。キモはやっぱり上映会だと思います。キャスト、スタッフ一同が全力になって作っていますので、期待してもらいたいです。でもやっぱり、みなさんに楽しんでもらえるか、不安な気持ちもあるんです。なので、上映が終わって、僕たちが出てくるときには「楽しかった~!」というオーラを見せてください! そうすれば僕たちのテンションもすごく上がると思います(笑)

内山さん:カラーでのアフレコは普段なかなかやらないことで、コミックスの絵がそのまま動いているようで感動しました。原作ファンの期待を裏切らない仕上がりになっているので、楽しみにしてください。

――カラーでのアフレコならではのやりやすさ、逆に難しさはありましたか?

内山さん:普段は線画などを見ながら、ボールドという名前の札が出たら喋るという形で収録することが多く、それが体に染み付いているんです。なので、今回のように口の動きに合わせて吹き込むのは珍しく、慣れない部分もありました。しかし、その分いつもより自分のキャラクターを注意深く見ていたように思います。

――最後に、アニメで注目してほしい部分があれば教えてください。

松岡さん:イチオシのポイントは、各々の恋愛の模様ですね。夏樹だったら小早川さんとどうなっていくのか、原作を読んでいない方でも楽しんで見られると思います。

江口さん:恋愛を通した4人の成長物語なので、傷つきながらも前に進んでいく彼らの友情、青春を感じてもらいたいですね。

島﨑さん:恋愛や友情はもちろんのこと、学校の授業や色々な行事など、等身大な高校生の青春を描いています。彼らがどうやって高校生活を謳歌していくのかを楽しみにしてください。あと、原作ファンの方は、お気に入りのシーンがどう再現されているかにもご期待ください。

内山さん:アニメ化で重要なことの一つは、4人の持つ雰囲気、会話の空気感かなあと思っていました。アフレコでも意識している部分なので、そこは見どころかなと思います。

――ありがとうございました。

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TVアニメ「虹色デイズ」スペシャル先行上映会

【会場】ユナイテッド・シネマ豊洲
【公演日】12月18日(金)
【時間】
<第1回目>開場17:30 / 開演17:45 / 終演18:45(予定)
<第2回目>開場19:00 / 開演19:15 / 終演20:15(予定)
※第1回目・第2回目は同一の内容となります。
【チケット料金】各回ともに3,000-(税込)
【スペシャルゲスト】松岡禎丞、江口拓也、島﨑信長、内山昂輝
【チケットお申込みに関するお問合せ】
ローソンチケットinfo:0570-000-777 (営業時間10:00~20:00)

TVアニメ『虹色デイズ』

2016年1月放送スタート
原作:水野美波(集英社「別冊マーガレット」連載中)
制作:プロダクションリード
総監督:アミノテツロ
監督:大久保富彦
シリーズ構成:伊丹あき
キャスト:
羽柴夏樹(CV 松岡禎丞) / 松永智也(CV 江口拓也) / 片倉恵一(CV 島﨑信長) / 直江剛(CV 内山昂輝) /小早川杏奈(CV津田美波) / 筒井まり(CV内山夕実) /浅井幸子(CV石上静香) / 松永希美(CV茅野愛衣)

公式サイト

(c)水野美波/集英社・「虹色デイズ」プロジェクト