楠木ともり、初の4都市Zeppツアー完走! 12月より初のホールツアーも開催勝ってい

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楠木ともりの初となるツアー「Tomori Kusunoki Zepp TOUR 2022『SINK⇄FLOAT』」の最終公演が、8 月 21 日(日)に Zepp Nagoya にて開催された。7 月 31 日(日)に大阪からスタートしたこのツアーは福岡、東京の各 Zepp 会場をまわり名古屋にて千秋楽。没入感の強い演奏、セットリスト、演出による濃厚な世界が各会場で展開された。

名古屋での最終公演は、ステージ前方に紗幕がかかった状態で開演。暗闇の中、紗幕に映し出される月や星の背後に登場した楠木とバンドメンバーは、そのまま「sketchbook」からライブがスタートする。ギターとピアノを軸にしたアレンジが施された同曲を、楠木は透明感のある歌声で表現。紗幕の夜空は曲が進むにつれてどんどんしらばんでいき、エンディングで夜明けを迎える。このタイミングに紗幕が落とされると、続く「僕の見る世界、君の見る世界」で会場の空気が一変。静と動のコントラストが見事な演出に、頭 2 曲で完全に心を鷲掴みにされる。

以降もシンプルなバンド編成の特徴を活かしたダイナミックな演奏で楠木の楽曲が MC を挟まずに一気に、次々に繰り出される。「ロマンロン」から始まり、「Forced Shutdown」は照明演出の効果も相待ってよりカオティックに進化。「山荷葉」「もうひとくち」といった最新 EP『遣らずの雨』収録曲も、バンドならではの魅力が活かされた味付けで生まれ変わり、観る者に新たな刺激を与えてくれた。一方、同 EP タイトル曲「遣らずの雨」では密度の高い演奏が独特の閉塞感を作り上げ、その中で緩急に富んだ楠木のボーカルが生命力の強さを提示。まさに本ライブのクライマックスにふさわしい名演ではないだろうか。
アンコールでは、同じく最新 EP に収録された新曲「alive」を通して、このライブ、今回のツアーを通して出会った人たちへ感謝の気持ちを届けていく。そして、ラストナンバーは、8 月 19 日のメジャーデビュー2 周年を迎えたこのタイミングで披露するメジャーデビュー曲「ハミダシモノ」。ピアノ伴奏のみでスローテンポにアレンジされた序盤では、消え入りそうなほど切なげな歌声を聴かせたかと思えば、その後バンド演奏が加わるとパワフルさやエモーショナルさが一気に向上するなど、シンガーとしての成長をストレートに伝えて、初のツアー最終公演を見事に走り抜けた。

そしてライブの最後には、初のホールツアーの開催が発表された。大阪公演を 12 月 10 日(土)・NHK 大阪ホールにて、名古屋公演を 12 月 16 日(金)・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて、そしてファイナルとなる東京公演を楠木ともりの誕生日当日である 12 月 22 日(木)に昭和女子大学 人見記念講堂にて開催。12 月
22 日(木)東京公演は有料生配信も予定されている。ますます進歩していく彼女が次はどんな世界を見せてくれるのか、早くもファンからは熱い期待が寄せられている。

そんな今回のライブツアー「Tomori Kusunoki Zepp TOUR 2022『SINK⇄FLOAT』」は映像化が決定している。ライブ本編に加えて、大阪・福岡・東京・名古屋の全公演のメイキング映像が収録される予定だ。12 月 7日(水)発売予定となっている。

Kusunoki Tomori Birthday Live 2022
【大阪公演】NHK 大阪ホール
2022 年 12 月 10 日(土) open 17:00 / start 18:00
お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888

【名古屋公演】日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2022 年 12 月 16 日(金) open 18:00 / start 19:00
お問い合わせ:サンデーフォーク 052-320-9100

【東京公演】昭和女子大学 人見記念講堂
2022 年 12 月 22 日(木) open 18:00 / start 19:00
お問い合わせ:H.I.P. 03-3475-9999
※12 月 22 日(木)東京公演は有料生配信を予定しております。

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