7月30日(土)、31日(日)の2日間に渡って河口湖ステラシアターにて、「GRANRODEO LIVE 2022 SUMMER L△KE “Hot OH〜!! 河口湖!!”」が開催。本日行われたDAY1のレポートオフィシャルレポートが到着した。
<以下、オフィシャルレポート>
「俺らの夏が始まった!」とステージでKISHOWが何度も口にした、GRANRODEOの真夏のライブシリーズ「GRANRODEO LIVE 2022 SUMMER L△KE “Hot OH〜!! 河口湖!!”」2daysが、2022年7月30日の「〜Day1〜」からスタートした。会場は、デビュー17年目を迎えた彼らにとっても初めて経験する山梨県・河口湖ステラシアター。
30日の初日は“ROCK DAY”をコンセプトに、活動初期の代表曲から最新アルバム『Question』の収録曲まで、GRANRODEOサウンドの代名詞でもあるタフでダイナミックなロックナンバー、全21曲を披露。“生粋のライブバンド”たる彼らのスケールの大きなパフォーマンスと抜群の歌唱力&演奏力を遺憾なく発揮した。
オープニングから彼らのロックスピリットは全開だ。バンドセットが出迎えるステージにサポートメンバーの瀧田イサム(B)、SHiN(Dr)とe-ZUKA(Gt)が登場し、ラフなスタイルで音出しを始めるとKISHOW(Vo)が両手でメロイックサインを掲げながら合流し、野太い「Let’s Rock’n’Roll,Baby!」のシャウトをかます。バンドのかき回しから、疾走感あふれる「Give me your eyes」がスタート。その熱はワイルドな「アウトサイダー」から怒涛の「NO PLASE LIKE A STAGE」と繋がる。ファーストブロックから重たいナンバーが畳みかけられる展開も彼ららしい。
「Hey!」と大声でファンを煽り「お待たせしました!GRANRODEOです!」と叫ぶKISHOWも笑顔のe-ZUKAも、久しぶりの野外ライブをテンション高く楽しんでいるのが、その表情からも良く分かる。唯一危惧していたという天候も万全だ。
セカンドブロック以降も、ファンを全く休ませる気のない“攻めた”セットリストが並ぶ。重厚なサウンドにのびのびとシャウトを響かせた「Pierrot Dancin’」、初期の重要ナンバー「Black out」に「慟哭の⾬」、ハイテンションのリズムにバンドもオーディエンスの全員が飛び跳ねる「Jump And Pump」から、一気にラフで強靱なルーズさ叩きつける「愛すべきSTUPID」と、1970年代から2000年以降まで時代の枠を超えた多彩なロックサウンドで魅了する。
ステージの熱気と野外の暑さの両方で体温がさらに上昇しているファンをKISHOWが「大丈夫?」と気づかうが、もはやメンバーも汗だく。e-ZUKAが「今日はROCK DAYですからね、これからどんどん酷い目に合わせていくわけでしょ?」と笑う。KISHOWが「こっからまだまだ長いんで。ロックンロールですよ。ギアをもう一個入れ替えて、最後までロックしてください!」と言うと、強烈なエンジン音と強力なハイトーンボーカルが響き渡る「Scorn」から、懐かしい「GAMBiT」やファンの前で歌うのは久々の「妄想GRAVE」、「TRASH CANDY」、KISHOWがGRANRODEOのロックという弾丸をオーディエンスに“命中”させた「Shake the Fake」など熱量の高いナンバーを連発する。
「富士山のお膝元で、こんなにやかましい音楽をやらせていただいていることを心から嬉しく思います。とても楽しいです! 今年の夏休みは始まったばかり」だと、KISHOWがニコリと笑う。野外だからこその開放感が、ロックなテンションを限りなく上げていく。e-ZUKAも「みんなからパワーをもらえる」と嬉しそうな顔をする。
「どんどん行くんで!」と再びオーディエンスを煽りながら、早くもライブは後半戦に突入する。イエローのライトとペンライトに照らされたドラマティックなハードナンバー「カナリヤ」から、壮大なスケール感を漂わせる「紫炎」へと続き、スピード感抜群の「ROSE HIP-BULLET」、ステージ上に鮮やかな炎をたたえたトーチが目を奪い圧倒的なパワーとKISHOWの伸びやかなロングトーンをぶつけた「ナミダバナ」を畳みかける。激しく振られる客席のペンライト。ふとステージの後ろに目をやると、GRANRODEOの強力なロック魂に追い立てられたかのように、開演時には雲に隠れていた富士山が、クッキリと姿を見せていた。
激しい音楽の応酬に「ステラシアターの皆さん、ぶっ倒れてないですか?」と問いかけるKISHOW。e-ZUKAは明日、31日のDAY 2について「明日は(今日のセットリストと)1曲も被りませんからね! 楽しみにしててください」とにこやかだ。そして「一期一会を言いまして、この日、この瞬間、この時間は二度と訪れ得ない。ちょっとでも今、この時が皆さんの記憶、僕の記憶に残り続けるようにという曲をお届けしたいと思います」とKISHOWが語った本編ラストナンバーは「メモリーズ」。曲にのせて叫んだ“一番いいのはステラシアターに決まってんだろ!”のフレーズが、高らかに富士の麓に響き渡った。
大きな拍手を受けてのアンコールでは「未完成のGUILTY “style GR”」や「RIDE ON THE EDGE」といった懐かしいナンバーとともに、先日発売されたばかりのアニバーサリーブック『GRANRODEO 15th Anniversary Book G15/G16 ROCK☆SHOW』の電子書籍版が8月25日に発売されるなどのニュースも告げられる。
そしてアンコールの3曲目、ROCK DAYを締めくくるナンバーとしてスモークが吹き上がる中、最後に届けられたのは、GRANRODEOのライブアンセムとしてもうおなじみの「modern strange cowboy」。SHiNの激しいドラミングに合わせて、KISHOWが、e-ZUKAが、瀧田が息を合わせてジャンプする。演奏を終えて、ヘトヘトになりながらも手を挙げる4人の姿と、大きな拍手の中を送るロデオボーイ、ロデオガールの圧倒的な熱量に支えられた「GRANRODEO LIVE 2022 SUMMER L△KE “Hot OH〜!! 河口!!”〜Day1〜」は、KISHOWが「modern strange cowboy」の曲中に叫んでいた“俺たちサイコー!”の言葉を、そのまま体現するような圧巻のステージだった。
<<<DAY1 セットリスト>>>
- Give me your eyes
- アウトサイダー
- NO PLACE LIKE A STAGE
- Pierrot Dancin’
- Black out
- 慟哭ノ雨
- Jump And Pump
- 愛すべきSTUPID
- Scorn
- GAMBiT
- TRASH CANDY
- 妄想GRAVE
- Shake the Fake
- カナリヤ
- 紫炎
- ROSE HIP-BULLET
- ナミダバナ
- メモリーズ
<ENCORE>
- 未完成のGUILTY “style GR”
- RIDE ON THE EDGE
- modern strange cowboy