Machico、ライブあり朗読ありの「FUNFAN EVENT 4」レポートが到着。初のホールワンマンライブ開催も発表!

イベント

4回目の開催となった『Machico FUNFAN EVENT 4』。昨年に引き続きオンラインでの開催となったが、ライブあり朗読あり、そして嬉しい情報解禁ありのスペシャルな1日となった。その第一部の模様をレポートする。

優しいピアノの音から始まった配信イベント。「1ミリ Symphony」を感情豊かに歌っていくMachicoは、あじさいをあしらった白い浴衣姿だ。ピアノ弾き語りでバラード調になってはいたが、サビでは前向きな歌声を響かせる。ファルセットの美しさ、徐々に想いが乗っていくところなど、Machicoの表現力の高さが際立っていた。

歌が終わると一瞬で元気なテンションになり、画面に向かって挨拶をする。そして“天の声”としてマネージャーが進行役となりイベントは進んでいく。最初はやはり衣装である浴衣の話題に。“爆盛れ”しているという顔面とかわいい浴衣にご満悦のMachico、時折はさまれる逆光の柔らかい光に包まれた真横からのカットは、映像的にも“爆盛れ”だったと思う。「(浴衣姿なので)今日はしっとりしたMachicoでお届けしたいと思います」と意気込みは語っていたものの、オレンジジュースで「ファンファンファンファーレ!」と元気よく乾杯する姿を見ると、普段とあまり変わっていないように感じる……。

そしてイベントはトークコーナーへ。ボックスからテーマが書かれた紙を引いて、それについて話していくのだが、引いたのは「美容」「うどん」「ホットドッグ」「料理」「こだわり」「農業」「スタバ」「音楽」。30歳に向けて美顔器を買った話や油っぽいものを食べられなくなった話、自身のYouTubeチャンネル『まちこっち1ちゃんねる』で上げた農業動画の反応が多かった話など、たっぷりと語っていく。「音楽」の話で、かわいい曲を歌ってみたい!とアピールしていたのも印象的だった。

『なつやすみの宿題ー美術ー』と題して、うろ覚えイラストスケッチを実施。お題の「スタバのマーク」では、人魚だという特徴を掴んでいたり、同じ事務所の「田所あずさ」の絵は得意だと豪語しているだけあって高いクオリティであったり、さすがの画力を披露。ちなみに最近の田所さんは“スタイリッシュ眉毛”になったとのこと。出身の呉市の公式キャラクターである「呉氏」も難なくクリアし、次の宿題へ。

『なつやすみの宿題ー国語ー』は、小川未明による短編作品「赤い魚と子供」の朗読。小説に出てくる魚の親子、人間の親子のセリフ部分を、演じ分けしながら届けていく。緊張しながらも作品のメッセージがしっかり伝わるように朗読していたし、普段あまり見ることができない姿だったこともあってファンも喜んでいた。好奇心は災いのもとだという話なのだが、そんな経験があるかと振られ、「子供のころ、近くの農家の水路を好奇心でせき止めたら、近所の農家のおじいちゃんにめちゃくちゃ怒られた」という強烈なエピソードを返す。そうやって間違いを経験しながら人はオトナになるのだと、とても深いところまで学べる宿題となった。

そして最後は再びミニライブコーナー。先ほどと同じくピアニストのあやねとともに、すべての曲をピアノアレンジにして届けていく。夏らしい「紅花火」(アルバム『SOL』収録)は、しっとりとしたバラードになったことで、メロディの美しさが改めて伝わってくる。間奏のピアノソロの盛り上がり、Machicoの歌の切なさは見事だった。続いてTVアニメ『とらドラ』のEDテーマ「オレンジ」を披露。アニソンカバーアルバム『COLORSⅡ -RML-』で歌っていた楽曲だが、ピアノアレンジはもちろん初。色褪せることがない名曲なので、Machicoも言っていたがアニメの名シーンが思い出されるようだった。

告知コーナーでは、TVアニメ『幻想三國誌 天元霊心記』のOPテーマ「ENISHI」が10月27日に発売されることを発表。今回の曲は、オトナっぽくカッコいい壮大な楽曲になっているので楽しみにしていてほしい。そして、アーティストデビュー10周年を記念した初のホールワンマンライブが決定! 2022年5月22日(日)昭和女子大学人見記念講堂にて開催される。2つの大きな発表を終えると、最後にもう1曲。9月下旬にアプリゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』のエクストラ楽曲第2弾として実装されることになった人気曲「TOMORROW」を元気いっぱいに歌い、イベントを締めくくった。

(撮影・文:塚越淳一)

公式サイト