”ボケ担当”から愛情のある”ツッコミ担当”へ―「アニゲー☆イレブン!」新MCに就任した和氣あず未にインタビュー!

動画番組

2015年に始まり、今年で5周年を迎えるBS11のアニメ・ゲーム系の情報番組「アニゲー☆イレブン!」。これまで久保ユリカさん、Lynnさんといった声優がMCを担当してきたが、2020年4月からは和氣あず未さんが新たに抜擢された。

『ウマ娘 プリティーダービー』スペシャルウィーク役、『私、能力は平均値でって言ったよね!』マイル役を高め、さらに1月にはソロデビューも果たした和氣さんにとって、満を持しての三代目MC就任と言えるだろう。

今回、初めての収録を終えた和氣さんにインタビューする機会が得られた。自信を「ボケ担当」と評する和氣さんがMCとしてどんな姿を見せてくれるのか、今後の意気込みを語ってもらった。

――この度は「アニゲー☆イレブン!」MC就任、おめでとうございます! MCのお仕事を依頼されたときはどんなお気持ちでしたか?

和氣さん:ありがとうございます! お声がけいただいたときは「私でいいのか!?」という気持ちが第一でした。今までもイベントに出演させていただいてはいたんですけど、話の中心に立って引っ張るのは苦手分野だったんです。どちらかというとボケ担当で、MCという仕事は自分とはかけ離れたものだと思っていたのでビックリでした。

――すでに初回と、第2回目の収録を終えたとのことですが、実際にMCを担当してみての感触はいかがでしたか?

和氣さん:「アニゲー☆イレブン!」にはゲストとして出演したこともありましたが、やっぱり今までの収録とは印象が違いました。不安だったのは台本だけでなく、時折出てくるカンペもチラッと見ながら進行しなければいけないことでした。以前からカンペを見ながらの進行は難しそうと思っていたんですけれど、スタッフの皆さんの協力もあって乗り切れました。

初回のゲストにはとても仲のいいお友達である鬼頭明里ちゃんを呼んでいただいたのも嬉しかったです! 緊張はもちろんしたんですけど、それ以上の楽しさもある収録でした。楽屋でもお菓子がタワーのように積まれてあったり(笑)、スタッフの方々が温かく迎い入れてくれたのが嬉しかったです。

2回目には島袋美由利ちゃんが出演していただきました。これまではお話する機会が少なかったんですけど、こうしてゲストとして来てくださって、新しい魅力を知ることができました。次の収録も楽しみになりましたね。

――MCを担当するにあたって、参考にした人はいますか?

和氣さん:先輩の声優さんは司会進行が上手い方が多くて皆さん本当に参考になります。MCの場合、他の人の話を聞いて受け答えする、つまりツッコミに回るわけじゃないですか。でも私は「ツッコミを入れたせいで傷ついたらどうしよう」とか、いろいろ考えてしまって、気心の知れた人でないとなかなかできないんです。でも先輩の声優さん、例えば松井恵理子さんや徳井青空さんと見ていると、ツッコミの中にも愛情が感じられて、誰も傷つけてないんです。ファンの方々を満足させつつ、出演者の個性を引き出しているのを見て、「これが人気の秘訣なんだな」と感じます。中でも徳井さんは何回か共演することもあって、私自身とても安心するんです。私も出演者に安心感を与えられるMCになりたいですね。

――今回の収録では、愛情のあるツッコミは出せましたか?

和氣さん:まだできていないかもしれないです…(笑)。鬼頭明里ちゃんのようによく知っている人ならいいんですけど、初対面の方だとどこまで踏み込んでいいのか分からないので、経験を積んで、感覚を掴んでいきたいです。

――今後番組を通して挑戦したいことはありますか?

和氣さん:もうひとり仲のいい春野杏ちゃんはいつかゲストとして来てくれたらなと思っています。普段からプライベートな話をする仲で、逆に仕事のお話は、恥ずかしさもあってなかなか聞けないんです。「アニゲー☆イレブン!」という場であればお仕事の話もたっぷりできそうなので、いつか実現したら嬉しいですね。もうひとり、私が声優を目指したきっかけでもある『鋼の錬金術師』の朴璐美さんのお話を聞いてみたいです。

――初回の収録では、鬼頭さんと仕事の話をしたのですか?

和氣さん:しました! 2人であらためてお仕事の話をするのは珍しくて、お互いに「気恥ずかしいね」なんて言いながら(笑)。声優としてのトレーニング方法とか、普段聞けない話題もあって、貴重な体験でした。

――最後に、番組を楽しみにしているファンに向けて、意気込みをお聞かせください。

和氣さん:「アニゲー☆イレブン!」は5周年を迎える番組で、私の周りにも番組を見ている人がたくさんいます。これからも私なりにゲストの魅力をお伝えできるように頑張っていきたいと思います。もちろん紹介するアニメやゲームに関しても、魅力を引き出せていけたらと思っています!

――ありがとうございました。

放送情報

4月3日放送#232
鬼頭明里

4月10日放送#233
島袋美由利/小荒井梨湖プロデューサー「ギャルと恐竜」より

公式サイト