『機動戦士ガンダム サンダーボルト』ニューヨークのアニメイベント“Anime NYC”に音楽担当・菊地成孔がゲスト出演

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11月18日(土)より劇場にて2週間限定で上映中の『機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER』で音楽を担当した菊地成孔が、11/17(金)~11/19(日)にアメリカ・ニューヨークのジャヴィッツセンターにて開催されたアニメイベント“Anime NYC”にゲスト出演し、“Gundam Thunderbolt concert”をアニメ本編のプレミア上映と合わせて開催した。
上映会直後の興奮が冷めやらぬまま、ライブはスタート。まずはJazz Side、発売したばかりのオリジナルサウンドトラック『機動戦士ガンダム サンダーボルト』/2、5曲目に収録された「Acrobatic Fight-1」を菊地成孔(Sax), 桑原あい(Pf), 山田玲(Dr), Tree Palmedo(Tp), Yunior Terry(Bass)のメンバーが演奏した。ど真ん中のフリージャズだ!コスプレイヤーをはじめとした若年層中心の観客はフリージャズを体感するのは初めてに等しいようで、最初は戸惑いながらも生の演奏に徐々に引き込まれているようだった。

2曲目、3曲目は『機動戦士ガンダム サンダーボルト』/1に収録されている代表的な楽曲、「サンダーボルト・メインテーマ用」、「出撃用」が演奏された。バックスクリーンに映し出されたガンダムサンダーボルトの映像とのコンビネーション、メンバーによるインプロビゼーションとがあいまって、観客はどんどん引き込まれていった。

4曲目からはPop Side、まずはI.C.I aka Ai Ichikawaが「可愛いあたし」「あなたのお相手」をそれぞれのサントラから披露。日本語として定着している「kawaii」という言葉をきっかけとして会場とのコミュニケーションをとりながら、演者と観客が一体になっていく。続けて坂本愛江が登場、「恋はだれもいない」「女の子に戻るとき」を熱唱し、ダリル・ローレンツの映像と共にしっとりとした世界観を表現。

「One More!!」等の声も多く聞こえた。8曲目は桑原あい(Pf), 山田玲(Dr)による「Groovy Duel」。サンダーボルト2の戦闘シーンの映像と2人のスピーディーかつ攻撃的な演奏が完全にシンクロ!!他とは一線を画した『機動戦士ガンダム サンダーボルト』映像×音楽が紡ぎだされていく。観客の興奮も最高潮に達し、演奏が終わるやいなや、大歓声と拍手に包まれた。ラストを飾ったのは、BANDIT FLOWERのエンディングで使用されている「色悪」ヴォーカリストのI.C.I aka Ai Ichikawa、坂本愛江が再登場し、完全なまでのコーラスワークで歌い上げる。劇場上映版とシンクロしたエンディングとなり、大歓声の中、観客1500人のスタンディングオベーションが巻き起こった。

セットリスト

1. Acrobatic Fight
2. Thunderbolt Main Theme
3. Battle / 出撃用
4. Kawaii Atashi / 可愛いあたし
5. Anata no Oaite / あなたのお相手
6. Koi wa Daremo Inai / 恋は誰もいない
7. Onnanoko ni Modorutoki / 女の子に戻るとき
8. Groovy Duel
9. Iroaku / 色悪

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