声優アーティストを発掘する「キミコエ・プロジェクト」合格者6名が発表。マッドハウス制作の劇場アニメ『きみの声をとどけたい』に出演

新世代の声優アーティストを発掘する「キミコエ・プロジェクト」の最終オーディションが8月7日、東京・六本木のニコファーレで開催された。約3,000人もの応募者から選ばれた15名のファイナリストたちが自己PR、演技、歌唱・ダンスの発表を行い、審査員と一般投票の結果から、飯野美紗子さん、神戸光歩さん、田中有紀さん、鈴木ひとみさん、岩淵桃音さん、片平美那さんの6名が合格を勝ちとった。

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最初に名を呼ばれた飯野さんは声を詰まらせて「嬉しいです」と喜びの声を絞り出した。飯野さんは大学2年生で就職活動を控え「これが夢にかけた最後のオーディションと決めて臨んだ」と明かし、最高の結果を得て「本当に嬉しいです」と語った。神戸さんも「とても嬉しいです!」と満面の笑み。
「選ばれたということは期待されているということ。応えていけるように頑張ります!」と力強く語る。田中さんは「いまでも信じられないです」と語り、会場に駆け付けた母親に涙ながらに感謝の思いを伝えた。
鈴木さんは自己PRの時から「人前で話すのは苦手…」と語っていたが、この場でも緊張した面持ちで、それでも「前に出ていくタイプではない自分を見てくれていた方がいて、嬉しいです」としっかりと喜びを語った。
岩淵さんは「何もかも初めてでしたが、自分なりに努力してきてよかった」とニッコリ。「応援してくださる方がいて、本当に嬉しいです」と投票した視聴者に感謝を伝えた。
片平さんは「5人が呼ばれた時点でもうダメだと思ってて…最後に名前が呼ばれてよかったです」と涙。まさにこの6人目を決めるために審査は紛糾したそうで、審査員の木皿さんは、最後まで粘って合格した片平さんを「ほっとけない子(笑)」と表現。片平さんは「息の長い声優さん、頼られる声優さんになりたいです」とこれからの飛躍を誓った。

合格者6名がメインキャストを務める、劇場アニメーションのタイトルが「きみの声をとどけたい」に決定。
制作はマッドハウスと東北新社が行い、本作の監督はキミコエオーディションの審査員でもある、伊藤尚往監督が務めることが明らかになった。映画『きみの声を届けたい』は2017年夏TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショーされる。

その他、声優の活動と並行して「NOW ON AIR」としてユニットを結成。初めてのパフォーマンスとして「この声が届きますように」を披露し、大歓声を浴びた。
今後、映画出演、CDデビュー加えて、8月12日(金)、13日(土)に東京ビッグサイトで開催となる「コミックマーケット90」のキミコエ・プロジェクトのブースに6名が登場し、オリジナルノベルティを配布することも決定。
また、最終オーディションの模様を収録した特別番組が9月22日(木・祝)にCSファミリー劇場で放送されるほか、「NOW ON AIR」の冠番組が同局で10月より開始されることも発表された。

公式サイト