スタジオコロリドによる劇場最新作『台風のノルダ』が6月5日に公開。とある離島で描かれる、少年同士の友情物語

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2013年公開の『陽なたのアオシグレ』で話題を呼んだスタジオコロリドによる劇場最新作『台風のノルダ』が、2015年6月5日より全国公開することが決定した。
スタジオコロリドは、ショートアニメ『フミコの告白』で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞他数々の賞を受賞した石田祐康氏(26)をはじめ20代を中心とした新進気鋭のクリエイターが集結するスタジオ。

彼らが前作『陽なたのアオシグレ』以来2年ぶりに世に送り出すのは、とある離島、文化祭前日の中学校を舞台にした少年同士の友情物語だ。本作で監督を務めるのは、前作『陽なたのアオシグレ』で石田氏とコンビを組みキャラクターデザイン・作画監督を担当した新井陽次郎氏(26)。スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』などにアニメーターとして参加した経歴を持つ若き才能が、どこかノスタルジックな世界観を躍動感あるアニメーションで鮮やかに描き、劇場映画監督デビューを飾る。

基本情報

作品タイトル:台風のノルダ
公開:2015年6月5日(金)より 全国にて3週間限定ロードショー
監督:新井陽次郎
キャラクターデザイン・作画監督:石田祐康
音楽:浜渦正志
企画制作:フジテレビ/ツインエンジン アニメーション制作:スタジオコロリド 
配給:東宝映像事業部
公式Twitter:https://twitter.com/taifunonoruda

監督:新井陽次郎(あらい・ようじろう)

1989年埼玉県生まれ。2008年にスタジオジブリに入社。2012年よりスタジオコロリドに所属。ジブリ美術館短編『たからさがし』や『パン種とタマゴ姫』『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』にアニメーターとして参加。2012年『陽なたのアオシグレ』でキャラクターデザインと作画監督を務める。ほか、アートプロジェクト『Control Bear』のPV『WONDERGARDEN』で監督を、フジテレビ・ノイタミナ10thスペシャルアニメーション『ポレットのイス』でキャラクターデザインとアニメディレクターを務める。本作で劇場作品監督デビューとなる。

キャラクターデザイン・作画監督:石田祐康(いしだ・ひろやす)

1988年愛知県生まれ。スタジオコロリド所属のアニメーション監督。2009年に発表した自主制作作品『フミコの告白』が学生作品とは思えぬ圧倒的なクオリティで、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、2010年オタワ国際アニメーションフェスティバル特別賞や、YouTube Video Awards Japan 2009 アニメ部門受賞など数々の賞を受賞。YouTube上では現在までに320万回再生を記録。2011年に卒業制作として発表した『rain town』も第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を受賞。メディア芸術祭2年連続受賞の快挙となり、今業界内外で注目を集めるクリエイターの一人となる。『陽なたのアオシグレ』で劇場作品監督デビューを飾り、本作ではキャラクターデザイン・作画監督を務める。

アニメーション制作:スタジオコロリド

2011年設立。新進アニメーション制作スタジオ。ショートアニメ『フミコの告白』で第14 回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した石田祐康監督を中心に集まった20代の新進気鋭のクリエイターが作品制作を行っている。2013 年に劇場公開された短編『陽なたのアオシグレ』ではスタジオジブリ出身の新井陽次郎が石田祐康とタッグを組み、キャラクターデザインを担当。高いエンターテインメント性と幅広い層に受け入れられる作品性を獲得した。クリエイターたちはより多くの人たちに観て楽しんでもらいたい、という強い思いで作品制作に取り組んでおり、そのフィルムは普遍性、エンターテインメント性の高いものとなっている。その作風から、マルコメ株式会社、YKK株式会社といった大手企業からコマーシャルフィルムのオファーが絶えない、現在注目のアニメーションスタジオ。

あらすじ

その少女は、台風にのってやって来た。
僕たちに「本当に大切なこと」を教えてくれた、不思議な少女との一夜の物語。舞台はとある離島、文化祭前日の中学校。幼いころからずっと続けていた野球をやめたことがきっかけで親友の西条とケンカした東は、突如現れた赤い目をした不思議な少女ノルダと出会う。「“地の渦”と“空の渦”と“私”が一つに繋がれたとき、この星は生まれ変わる…」。その頃、観測史上最大級の台風が学校を襲おうしていた──。

公式サイト

(C)2015 映画「台風のノルダ」製作委員会