劇場版『からかい上手の高木さん』完成披露上映会に高橋李衣、梶裕貴ら登壇。TVシリーズより10倍攻める「失神しないでくださいね」

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6 月 10 日(金)より全国公開となる劇場版「からかい上手の高木さん」の完成披露上映会が開催された。

<以下、オフィシャルレポート>

高橋李依(高木さん役)と梶裕貴(西片役)、TVシリーズ1期〜3期に続いて劇場版でも主題歌を担当する大原ゆい子、赤城博昭監督が、映画の完成を記念した「完成披露上映会」に登壇しました。

高橋の「夏、はじまるね」という本作の予告編でもお馴染みの高木さんのセリフで会場を沸かせ、梶も「夏、はじまっちゃったねー!」と元気よくご挨拶。TVシリーズから作品を見守ってきたファンも多く集まった会場を早速盛り上げました。

今年3月まで放送をしていたTVシリーズ第3期と並行しての映画製作。監督は「ついこの間出来上がったばかり」と、まさに”出来立てほやほや”であることを明かし、高橋や梶をはじめ、会場は驚きに包まれました。高橋も「3期のアフレコから、映画を見据えて早い段階から画が出来上がっているな」と感じていたと振り返りました。

劇場版の公開にあたって、率直な気持ちを聞かれると、高橋は「嬉しいー!!」と喜びを素直に表現し、会場のお客さんも拍手で応えました。高橋は「第3期の放送と同じ年に映画も公開するとは思っていなかったです。しかも(最終回放送後)約3ヶ月間ちょうど良く焦らされて、ちょうど良く”からかわれているな”って(笑)」と、第3期に続いての劇場版公開には驚いたと話します。梶も「僕も劇場版になると聞いてとても驚きましたし、やっぱり嬉しかったですね。同時に、この作品をどういう風に映画で描くのか楽しみでした。アフレコ現場では『修学旅行編かな?』なんて声優陣と予想しあったりしていましたが…答えは“中学校生活最後の夏”がテーマということで、なるほどなって。物語もキャラクターたちも今までよりもちょっと大人びた印象に感じられたので、最初、どう臨むべきか悩むところもあったんですけど、完成したものを見て『これしかないな』と。上映後の皆さんの感想を早くお聞きしたいです!」とコメント。

赤城監督は、高木さんと西片の距離感の変化を「今回冒頭で悶々としている西片に、梶さん自身も悶々としてましたよね?(笑)」と収録裏での出来事を振り返ります。梶は「劇場版はTVシリーズと比べてからかいの種類が変わったというか…キュンキュンしすぎて失神しないでくださいね?!高木さん攻め攻め、です!3期も相当でしたけど、その10倍はすげーから!(笑)」と今作での高木さんの魅力を熱く語りました。高橋も「高木さん本音投げまくり。」とコメント。また、梶が「高木さんを演じる高橋さんの声が、実に等身大の中学生らしい雰囲気と声色で素晴らしかった」と注目ポイントを挙げると、高橋も「等身大の女の子になってきた」と感じていたといい、登壇者皆が「それがいいのよ」とうなずく場面も。

また、本作の大ファンであると公言している大原は、頑なに本編が完成するまで観なかったと言い、しっかりと映画が完成するまで「待って良かった…」と喜びを滲ませ「冒頭から、泣きそうになったのもあって。もう全部良かったです!」と熱く語りました。

そして、話題はTVシリーズと劇場版の違いの話へ。劇場版として大きなスクリーンで上映するということで、監督は「いつもはA4サイズの紙に書くけれど、大スクリーンということで、いつもより緻密に、小豆島の自然も綺麗に描きたいなと気を配って作りました」と制作時のエピソードを披露。それを受け、梶は「棚田の風景」や”高木さん”ではお馴染みの「雨」も見どころとした上で「TVシリーズから見守ってきてくださった方は、同じシチュエーションでもこういう変化があるんだなと心を鷲掴みにされるはず」と作品ファンにも楽しめる仕掛けを挙げました。

主題歌を担当される大原は、劇場版の楽曲制作で監督から「今までのテレビシリーズとは違って、今回は情景を多めに含んだ歌詞を書いて欲しい」といったオーダーを受け「今までの高木さんよりも、見える景色を描いている要素が強い」と語りました。発注通りの楽曲だったとうなずく監督は「いつもより大人びた雰囲気の映画に合っている曲になっているのでは」と話しました。

そして、そんな大原から最新情報の発表が。劇場版では主題歌に加えて、挿入歌も大原が歌うことが決定!曲名は「ハマボウの花」とし、小豆島にも咲く、夏が見頃の花をタイトルにした理由を「花言葉が素敵な花。この映画にぴったりだなという花言葉だったので、映画を見終わってから調べてほしい」と話すと、梶や高橋も「挿入歌は(TVシリーズも含め)毎回最高」とリアクションしました。

続いて、高橋からも最新情報の発表が。TVシリーズに引き続き、劇場版でも高橋李依が”高木さん”としてエンディング曲を担当することが決定していましたが、今回の楽曲はなんと全部で4曲!1週間ごとに曲が変わり、週替わりでエンドロールが楽しめる演出となっています。高橋は「エンドロールの映像に載せて、楽曲の違いで後味が違う」と語り、梶も「どの曲も作品に合っていて、全部表情が違うけれど、どれも高木さんらしい」とコメントしました。また、監督は「毎週エンディングの構成も変えているので、そちらも楽しみにしていただけたら」とキャストさえ知らなかった情報を発表!一部は原作者の山本崇一朗先生の過去のイラストもご提供いただいていることも明かしました。

イベント最後には、
赤城監督「皆さんのご声援でこの映画を作れたと思っています、ありがとうございます。実はミナのセリフには、頭から最後までスタッフの想いが詰まっているので、そこも観ていただけたらと思います。」
大原「TVシリーズから大好きな高木さんの歌を作らせていただいて、本当に心から嬉しくて。何度も劇場にいくと思います。劇場で会いましょう!」
梶「長い間たくさんの人に愛されてきた作品。そんな皆さんの想いを全部汲み取ってくれているような内容になっていると思います。観終わったら、小豆島の景色を生で観てみたいと思うような物語なんじゃないかなと。エンドロールの後、最後の最後までじっくりとご覧いただけたら嬉しいです。」
高橋「この映画を高木さんが好きな皆さんに観ていただけると思うと本当に嬉しいです。エンディング曲が週替わりなので、何度でも観にきて頂きたいです。まずは考えずに、全身で感じてもらえれば。」
とそれぞれが語り、映画を楽しみにする観客へ熱いメッセージを送りました。

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