劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』4月29日に前編公開。新たな謎を呼ぶ特報映像も

劇場版

今年10周年を迎えた幾原邦彦監督によるオリジナルアニメ『輪るピングドラム』。アニメファンのみならず、多くのクリエイターからも長く支持を得る本作は、2022年に編集劇場版を前後編2部作で公開することが決定している。そしてこの度、劇場版前編キービジュアル・特報映像が解禁され、前編公開日が4月29日(金)となることが明らかとなった。

劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』。は、TVシリーズを再構築し、完全新作パートを加えた編集劇場版として、来年2022年に《前後編2部作》で公開される。今回解禁されたキービジュアルでは、劇中でキーとなる”列車”内にキャラクターたちが佇む様子が描かれているが、ほの暗い海中のような描写や空に浮かぶペンギンと作品内で”運命の果実”として登場するリンゴなど、これまでの作品モチーフがありながらも、初めて目にするようなシチュエーションが印象的なイラストに仕上がっている。

また、特報映像も同時公開。 冒頭、「列車は俺たちを再びこの町へ帰した。」というセリフから始まり、冠葉(CV.木村 昴)と晶馬(CV.木村良平)から語られる言葉が新たな謎を呼ぶ映像となっている。

劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』は、TVシリーズに加え完全新作パートが追加となるが、今回新たなキャラクターが登場することも明らかとなった。幾原邦彦監督の手によって、”RE:cycle”=”再構築”の物語として劇場版でどのような仕掛けが見られるのか、今後の情報にも期待して待とう。

この発表に合わせて劇場版の公式サイトもオープン。メインスタッフ/キャストには、TVシリーズからの続投を含め豪華制作陣が集う。劇場版新作パートのアニメーション制作は、ラパントラックがつとめる。
さらに、幾原邦彦監督・キャラクター原案 星野リリィ・脚本 伊神貴世・音楽 橋本由香利からはコメントも到着。

メインスタッフコメント

<監督:幾原邦彦>
この時代にピングドラムのキャラクターたちともう一度会える奇跡、つなげてくれた人たちに感謝したい。
あれから10年、僕たちは何を失ったのか。あの時、どこにも行けなかったキャラクターたちが、今どこにも行くことが出来なくなった僕たちに何を伝えてくれるのか、それを確かめたい。
すべての命は喪失と共にある。さあ、生存戦略しましょうか。

<キャラクター原案:星野リリィ>
10年の時を経て高倉兄妹やペンギンたちやプリクリにスクリーンで逢えること、そしてまたこの作品に関わらせていただけることがとても嬉しいです。この劇場版に合わせて新規のキャラクターも原案として描かせてもらっています。新規キャラクターと既存のキャラクターたちがどう関わっていくのか、私も一作品ファンとしてすごく楽しみにしています。

<脚本:伊神貴世>
『輪るピングドラム』は、私にとって特別な作品です。
劇場版作成にあたり脚本を読みなおし、当時のことがあれやこれやと思い出されました。なぜか、ちょっと泣きました。
とにかく必死で物語と格闘した日々でした。どうしても何者かになりたかったあの時でなければ、書けない脚本だったと思います。
それからはや十年……こんなにも長く愛される作品に携われたこと、そこで得た経験は私の宝物です。ありがとうございます。

<音楽:橋本由香利>
放送から10年『輪るピングドラム』が劇場版として帰ってきました。幾原監督の作品に初めて参加した当時を懐かしく想い、再会を嬉しく思っています。
劇場版の音楽は当時の曲のリアレンジもあり、新たな楽器のレコーディングもありの盛り沢山な内容に仕上がってます。10年前の演奏に感動したり、何故このフレーズが出てきたのかな?など新しい発見も沢山ありました。その曲に新たに何を加えようかと考える日々を過ごしています。
是非映画館で新しいサウンドもお楽しみください。

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