『ガールズ&パンツァー 最終章』生配信特番のオフィシャルレポートが到着。「10周年プロジェクト」発表に大盛り上がり

左から福圓美里、渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香
イベント

11月14日(日)に配信された「『ガールズ&パンツァー 最終章』生配信特番 重大発表スペシャル!」のオフィシャルレポートが到着した。
配信では西住みほ役:渕上舞さん、武部沙織役:茅野愛衣、五十鈴華:尾崎真実さん、秋山優花里役:中上育実さん、冷泉麻子役:井口裕香さんと、MCとして角谷杏役:福圓美里さんが出演し、『ガールズ&パンツァー』10周年プロジェクトの始動がサプライズ発表された。

<以下、オフィシャルレポート>

11月14日(日)19時から、「『ガールズ&パンツァー 最終章』生配信特番 重大発表スペシャル!」の配信が行われた。
例年であれば、ガルパンの舞台となった茨城県大洗町で「大洗あんこう祭」が行われているタイミングだが、2021年も残念ながら中止となってしまった。そこで、昨年と同じく、あんこう祭でのトークショーに代わる形でメインキャストが参加する生配信が行われた。「重大発表スペシャル!」と銘打たれた生配信番組の内容をレポートしていこう。

毎年、あんこう祭ではステージに勢揃いしている、西住みほ役の渕上舞さん、武部沙織役の茅野愛衣さん、五十鈴華役の尾崎真実さん、秋山優花里役の中上育実さん、冷泉麻子役の井口裕香さんたちあんこうチームが集結。司会進行は、角谷杏役の福圓美里さんが担当した。

最初のコーナーは「『ガルパン最終章』振り返りトーク」。まずは、これまでの話を忘れてしまったという方のために、「3分でわかる『ガルパン最終章』のいまココ」と題して、福圓さんが『最終章』第3話までのストーリーを紙芝居で解説。
紙芝居方式というこれまでに無い試みと福圓さんの軽快な語りに、出演者の面々から「わかりやすい!」と大好評。

解説は、第3話のラストであんこうチームのⅣ号戦車が狙撃された緊迫のシーンで終わったため、やはり話題は「この先どうなるのか?」という方向へ。謎が多い継続高校の白い魔女、ヨウコに対し、渕上さんが「ヨウコって誰だよ! 出て来いよ!(笑)」と怒りの発言。さらに、茅野さんからは「次、私たち出番あるのかな?」と不安がる言葉も。ショッキングな展開を踏まえ、夢オチ説やあんこうチームが解説に回る説、ミステリアスな継続高校のイメージなどの話を踏まえ、話題は第4話で大洗女子学園がどうやって勝つのかという予想へ。4D版の舞台挨拶でも茅野さんが提唱していた「サウナ作戦」(サウナにおびき寄せて倒す)の話題も再び登場。実際にどうなるのかという真面目な話の中では、中上さんは「河嶋先輩が頑張るんじゃないか」と語り、井口さんは「これまで1年生を含めてみんな成長しているので、我々がいなくともやっていけるのでは」と仲間の頑張りに期待。福圓さんも「今まで活躍して無かったキャラクターが活躍してくれるかも」と語った。

ここで、ついに12月24日(金)に発売となる『最終章』第3話のBlu-ray&DVDの情報を紹介。
話題は、映像特典の目玉でもある新作OVA『ダイコン・ウォー!』へ。内容をまったく知らない福圓さんが、OVAのアフレコを終えているあんこうチームにその内容について質問。茅野さんの「新キャラもいるんだよね」との情報に、井口さんから、「お腹が空きます。そして、ダイコンと西部劇の話です」と付け加える。さらに、渕上さんが「ダイコンが大変なことになります。ダイコンが美味しそうです」と言えば、茅野さんから「私たちは馬に乗ります。馬と沙織の関係性が面白かったです」と、気になる断片情報が次々と示された。そこに尾崎さんは沙織と馬の関係について「もしかしたら、そこから沙織と馬のロマンスが生まれるかも」と語るも、まったくつながらない情報に福圓さんは「全然わからない(笑)」と反応。そこに渕上さんが「大洗女子学園のさらなる全貌が明らかになる感じです」とフォロー。今回も全く予想ができない内容に、実際の映像への期待感が大きく膨らんだ。

続いてはいよいよ、今回のタイトルにもなっている、「重大発表」のコーナーへ。
まずは、テレビシリーズから劇場版、そして最終章へと至る中での名シーンや名セリフが散りばめられた特別映像が流され、その映像の最後には、「10周年プロジェクト始動!」の文字が映し出された。
映像が終わると、福圓さんの「というわけで、本日の重大発表は、“ガールズ&パンツァー 10周年プロジェクト始動”のご報告でした!」という言葉と共に、10周年を記念するスペシャルロゴが公開された。
10周年という言葉に盛り上がる中、「ここまで愛される作品になったのはみなさんのおかげです。本当にありがとうございます」と福圓さんがお礼の挨拶。そして、10周年プロジェクトの一環として、「ガールズ&パンツァー博覧会 10周年バージョン(仮題)」の企画が進行中であることも発表された。あんこうチームのメンバーも、新たに作られた10周年記念ロゴに反応。茅野さんが「せっかくだからバッジにして、イベントの時はみんなで付けたい」と提案。福圓さんも「腕章とかでもいいですよね」と大盛り上がり。特別映像についても「懐かしくて、鳥肌が立った」と感想を語った。

そして、10周年プロジェクトの発表を受けて、「10周年目前、思い出トーク」のコーナーへ。
あんこうチームの思い出エピソードに先駆けて、福圓さんからは、「私の思い出は、大洗の海楽フェスタに2回行かせていただいて、丸五水産さん(角谷杏のキャラパネル設置店)とお話させていただいたことと、収録でいろんな歌を歌ったことです。各校の歌の収録は、人数がたくさんいるということで、収録に集まったメンバーで、“次はどんな歌が来るのかな”とワクワクビクビクしていました」と10周年の思い出が語られた。

続いて、あんこうチームメンバーは、思い出をイラストにして発表。トップバッターの井口さんは、初めてあんこうチームで大洗に行った時の様子をイラスト化。「みんなの足下を見てもらえばわかるんですけど、ジャケット姿は今と変わらずですが、当時みんなミニスカートでした」と、年齢と共にメンバーのスカートが長くなったことを告白。この日はほぼ全員がロングスカートを履く中で、唯一渕上さんがショートパンツであったことで一同「10年間守り続けてくれてありがとうございます!」と大盛り上がり。また、「当時はみんなキャピっとしていて。大洗も行ったことが無かったから、気温がどれくらいかもわからなくて、ステージで“寒くて手がかじかんで、グッズが開けられない”みたいなことがありました」と、最初期の大洗でのトークショーを振り返った。

2番目は中上さん。イラストは、大洗磯前神社の磯場にある鳥居をバックにあんこうチームのメンバーで写真を撮った時の様子を描いてくれた。「本当はあんこう祭のステージで出したかったパネルを、スタッフが忘れてきた事件がありまして。それをみなさんに見せられないのが残念なので、記念に砂浜で撮ろうとなった時の写真です。でも、おかげで夕日をバックにとてもいい写真が撮れたのは良かったです。大洗のこの場所はすごくオススメなので、また行きたいな」と、イベントのトラブルから転じた記念写真について思い出を語った。

次の尾崎さんのイラストは、大きくジャンプするイルカが描かれたもの。「私は水族館(アクアワールド茨城県大洗水族館)でトークショーをやらせていただいたりしていまして。私は個人的に水族館が大好きなので、そういう場所に立てたのがすごくいい思い出で。イルカさんに指示を出して、ショーをしていただくというのを体験させていただいたんですよ。その時に、なぜみなさんがイルカさんにハマるのかがわかったというか。イルカさんの安心感が半端じゃなくて。私はハンドサインを覚えるのがいっぱいいっぱいだったんですけど、イルカさんが“大丈夫、大丈夫、まかせておいて”という感じで。イルカさんの優しさに触れたイベントでした」と水族館でのイルカと触れ合った思い出を語った。

続いての茅野さんのイラストは、あんこうチームの5人が座って待っている姿を描いたもの。「これは、テレビシリーズのプラウダ戦の収録の時のあんこうチームの姿を描かせていただきました。スタジオがこぢんまりしていたのもあって、みんなスタジオの中に入りきらなかったんです。プラウダの歌を歌っている時に、あんこうチームは“外に出ていてね”と言われて廊下で体育座りをして、こうやって並んでいたなと。ちなみにこの後、私たちはあんこう音頭を歌わせてもらいました」と、テレビシリーズの収録時の思い出を語ってくれた。

そして最後は、渕上さん。本人が恥ずかしそうに出したのは、何か食べ物を前にした様子を絵で描いたもの。「私はあんこう鍋をあんこう祭で食べた時の記憶がすごく残っていて。あんこうって残すところがないくらい、皮から内蔵まで全部食べられる魚なんですよ……という事前の情報がありつつ、説明をされながらお鍋を作っていただいて。そうしたら、骨が残っていたんです。だから“これはどうして食べられないんですか?”って従業員の方に聞いたら、作業しながら“骨だからです”って言われて(笑)。その記憶がすごく残っているんですよね。多分、どこかの映像特典にこの様子が残っています(笑)」と、懐かしの大洗での思い出を語ってくれた。

続いては、ガルパンのスタッフのみなさんから頂いた、10周年に向けてのメッセージを福圓さんとあんこうチームのみなさんで紹介。監督の水島努さんのコメントを皮切りに、脚本の吉田玲子さん、キャラクター原案の島田フミカネさん、キャラクターデザイン&総作画監督の杉本功さんをはじめ、総勢10名のスタッフからの温かいメッセージが贈られた。これらのメッセージは、公式サイトにも掲載されているのでぜひチェックしてみて欲しい。

さらに、視聴者のみなさんからいただいた思い出メッセージも紹介。ガルパンをきっかけに結婚に至った方、劇場での鑑賞の思い出、ガルパンで繋がったファン同士のオフ会の思い出、キャラクターの誕生日イベントをはじめとした大洗の思い出、戦車を見に海外に行った話などが読み上げられた。中でも、ガルパンが縁となってお付き合いから結婚に至った方のエピソードでは「ガルパン婚」や結婚式での「戦車入刀」(戦車型ケーキへの入刀)などのワードにメンバー一同は大盛り上がり。さらに、かつて渕上さんと中上さんが陸上自衛隊の協力によって本物の戦車に乗って走行したエピソードなども語られ、「10周年で叶えて欲しいことのひとつ」として、大洗女子学園チーム全員で本物の戦車の前で写真を撮りたいという希望も飛び出した。さまざまなガルパンの思い出によって盛り上がり、コーナーも盛況のまま終了。

そして、あっという間に生配信番組も終了の時間に。最後は、登壇したメンバーからの配信番組の感想、そして10周年に向けた思いを挨拶として語った。

「この時期は、あんこうチームが集まることは多いのですが、さらに今回は福圓さんも来てくださり。このメンバーで集まるのは初めてだったんですが、すごく楽しかったです。10周年のお祝いを来年はみんなでしていきたいと思います。いろんな夢を口にしたら叶えていってくれたのが『ガールズ&パンツァー』という作品です。そして、それが叶えられるのは作品を愛してくれたみなさんのおかげであり、作品を愛し支えてくれているスタッフのみなさんのおかげなので、これからもキャストも力を合わせてアフレコに臨んでいきたいと思いますし、もっともっと盛り上げられるように頑張っていきたいと思いますので、一緒に10周年お祝いしていきましょう」(井口裕香)

「今日は10周年の思い出を語るんだと思って来て、昔の写真を振り返っていたら本当にいろんなことがあったなと。全部を喋ることができないほど、沢山の思い出があって、その10周年の中でガルパンを通してご結婚された方までいることを、ご本人からのメッセージで直に知ることができたのが嬉しいなと思いました。来年もこうやってみんなと集まって、ファンのみなさんにお会い出来るといいなと思っておりますので、10周年、みんな、盛り上がって行きましょう! ということで、本日はありがとうございました。ヒャッホウ、最高だぜ〜!」(中上育実)

「もう10年ですか。本当に感謝、感謝です。ありがとうの言葉、そのひと言に尽きるなというか。ガルパンのおかげで、なかなか出来ない体験もたくさんさせていただいたり、いろんな人たちの嬉しい報告をたくさん耳にすることができたり、本当にここにいさせていただけて、関わらせていただいて本当に幸せだなと思える場所です。これもみなさんのおかげですし、これからもみなさんと一緒に素敵な時間を過ごしていけたら嬉しいなと思っております。来年は楽しみなこともたくさん待っているようなので、またみんなで楽しい思い出を作っていけたらなと思います。これからもどうぞ『ガルパン』をよろしくお願いいたします」(尾崎真実)

「10周年。ついにという感じなんですけど、来年10周年イヤーは私たちも全力でお祝いしていきたいと思いますし、何だったら戦車入刀もみんなでやりたい(笑)。大洗で巨大な戦車型ケーキを作ってもらって、それにみんなで、どうやるのかわからないけど、戦車入刀をしてバーンと打ち上がらせて(笑)。10周年だし派手にね、大洗で、みんなで大声を上げて“パンツァー・フォー!”がしたいんですよね。今、ご覧になっているみなさんも、待ち遠しく思っていただいていると思いますので、声を揃えて10周年をお祝いできる日が来たらいいなと願っております。また、お会いできる日を楽しみにしています」(茅野愛衣)

「10年もあったら本当にいろんな思い出が蘇ってくるものだなと思いました。今日、10周年発表のPVを観た時に、初期の頃のみんなのキャラクターの声にグッと来ました。あんこうチームもそうなんですけれども、大洗女子学園としてどんどん経験していくうちに彼女たちもすごく成長していて、今ではそれぞれのチームが格好いい見せ場を持てるくらい成長しているんですよね。今ではもう畏れ多いながらも、現場によっては結構先輩になってしまうような状況にもなっているんですが、ガルパンと一緒に過ごして来た時間が、渕上舞としてもいろいろ成長させてもらった10年だったなと感じながら、短い時間でしたがお喋りすることができてとても楽しかったです。ぜひぜひ10周年、いろいろあるみたいなので、みんなで楽しく盛り上がっていきたいです。今後も『ガールズ&パンツァー』をよろしくお願いします」(渕上舞)

「こういう10周年重大発表の場に呼んでいただけて、とても嬉しいです。本当に久しぶりに『ガールズ&パンツァー』のことを自分の口からお話したり、このジャケットも3年半ぶりに着せていただいて、“そうだ、『ガルパン』ってこんな楽しい作品だった”ということをしみじみ思い出しています。この配信番組があるので『ガルパン』を見返したんですが、何度観ても面白いんですよ。特に『最終章』は盛り上がったところで終わっているので、早く第4話が観たいです(笑)。だから、スタッフのみなさん、頑張ってください。みなさんも楽しみにしていただけたら嬉しいです。『ガルパン』はいち声優以上の活動をさせていただいていて、大洗に行った時の風景とかいまだにすごく覚えていますし、みなさんの愛情もアニメの枠を越えているような、家族のような感じで、その愛情を感じるところにいられて、大変幸せに思っています。これからも『ガールズ&パンツァー』をぜひよろしくお願いいたします」(福圓美里)

最後は『ガルパン』のイベントではお約束の挨拶へ。渕上さんは「PVを観たから、今日はいつも以上に張り切っていきましょう」という言葉のあとに、「それでは、『ガールズ&パンツァー』10周年に向けて、パンツァー・フォー!」のセリフに合わせて、みんなが声を揃えて腕を突き上げ、生配信特番は幕を閉じた。

『ガールズ&パンツァー 最終章』生配信特番 重大発表スペシャル!
■配信日時:2021 年 11 月 14 日(日)19 時~生配信
※11 月 23 日(火・祝)までアーカイブ配信中 https://youtu.be/YoOtqgrUyRw
■出演:渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香
福圓美里(MC)(敬称略)

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