『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話の4D上映にあんこうチーム集結! 第4話に向けての意気込みも

劇場版

10月8日(金)より全国80館で上映中の『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話4Dについて、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、上映記念舞台挨拶が実施された。
西住みほ役:渕上舞さん、武部沙織役:茅野愛衣、五十鈴華:尾崎真実さん、秋山優花里役:中上育実さん、冷泉麻子役:井口裕香さんと、MCとして園みどり子役:井澤詩織さんが登壇し、第3話4Dを体験した感想や、衝撃的な第3話エンディングから続く、第4話への期待などについて語った。

<以下、オフィシャルレポート>

10月8日(金)から全国でMX4D&4DX上映がスタートした『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話 4D。上映開始を記念した舞台挨拶が10月9日(土)に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた。ゲストとして、西住みほ役の渕上舞さん、武部沙織役の茅野愛衣さん、五十鈴華役の尾崎真実さん、秋山優花里役の中上育実さん、冷泉麻子役の井口裕香さんのあんこうチームの5人が登壇。MCは園みどり子役の井澤詩織さんが担当した。4D版に進化した『最終章』第3話を体感した感想、そして期待の膨らむ第4話への思いを語った舞台挨拶の様子をレポートする。

時節柄、あんこうチーム5人のキャスト陣がファンの前に揃うのは久しぶりということもあり、メンバーも嬉しさを浮かべながら登壇の挨拶。中上さんは、会場に集まった皆さんはもちろん、ライブビューイングを楽しんでいる全国のガルパンファンの気持ちを代表して「ヒャッォォホウ! 最高だぜぇぇ!」の名セリフを披露して舞台挨拶がスタート。

渕上舞

ちなみに、9年前の2012年10月9日はテレビシリーズ『ガールズ&パンツァー』の放送開始日という、めでたい日であることがMCの井澤さんから伝えられると、「運命を感じる!」、「みんなで揃うことができて嬉しい!」と会場もメンバーも大盛り上がり。
さらに、あんこうチームが着用するパンツァージャケットも、メンバー一人ひとりに合わせて採寸し、より動きやすく進化したバージョンに新調されたことも報告された。

そして、いよいよ本格的なトークに突入。事前に第3話の4Dを見た渕上さん、尾崎さん、中上さんに対し、未見の茅野さん、井口さんは「まだ観てないから、みんなに改めて良さを教えて欲しい」とお願い。そこで、まずは体験したメンバーが感想を述べることに。

「あのね、疲れるよ(笑)」と渕上さんが答えると、発言がマイナス過ぎるとツッコミが。そこで尾崎さんが「いい感じの振動でリラックス……できる?」と曖昧な言い方をすると「いやいや、リラックスはできないよ〜」と渕上さんが改めて4D体験の激しさを振り返る。中上さんも「いや〜、ダイナミックで凄かった。本当に飛ぶかと思った。あと、水しぶきとかいろいろ飛んでくるし」と、戦車の動きや演出の激しさを振り返る。一緒に4Dを体験した井澤さんも「コーラを持って観ようと思ったら、舞ちゃんから“コーラを飲んでいる余裕なんてないからね”と言われて、本当になかった」と同意。茅野さんは「飲み物やポップコーンは持ち込んでも大丈夫なの?」と素朴な質問を投げかけると、中上さんから「大丈夫だけど、『ガルパン』は、戦車に乗っている間はずっと動いているから、飲んだりするタイミングを見つけるのが大変」と答えると、尾崎さんも「第3話は特にその隙が無かった」と振り返る。それを聞いた井口さんは「集中して観ちゃう作品だけど、より没入感が上がるってこと?」、中上さんは「まさに、戦車に乗ってる気分ですからね」と、ライド感を味わえることを強調した。
本編シーンに関して、渕上さんは「特に今回のお話は、戦車がジャンプして水辺に着地するようなシーンが何度か出てきたので激しかった」と言うと、「あの戦車が飛び上がってフワっと浮き上がる感覚も味わえて、“ヒャッォォホウ! 最高だぜぇぇ!”のシーンは本当に最高でした」(中上)、「実際に戦車が加速していくのを感じられた」(尾崎)と、戦車に乗っているのを疑似的に味わった印象的な体感の様子を語った。

茅野愛衣

井口さんは「まだ4D版の上映が無かった頃に、茅野ちゃんがリアルな『ガルパン』の楽しみ方として“ぜひ、身体を揺らしながら観てください”って言っていたけど、それが現実になったね」と語り、茅野さんも「TVシリーズの時に、みんなもお家で音に合わせて身体を揺らすとリアル感が楽しめるかも……ということを言っていたけど、それが今は映画館で本当に味わえるようになるとは思ってもいなかった」と、かつての発言を感慨深く振り返った。

続いては、『最終章』第3話に関して、完全ネタバレ有りでの感想へ。渕上さんは「悲しい終わり方でした……。あんこうチームの車長としては、そこが脳裏から離れないわけですよ。あの瞬間と、その前に雪の町に行くじゃないですか。雪って大洗女子学園としていい思い出がなくて。前回もみんなの士気が下がって悩むところでもあったわけですから。雪のシーンは過去の辛い思い出がフラッシュバックする感じがしました。雪だるまがこんなにも不気味に見えるとは思いもしませんでしたね。クリスマスっぽい華やいだ雰囲気があるのに、こんなにも先行き不安になる終わり方をするんだなというのは後を引くというか、早く次が楽しみになる、さすがの演出だなと思いましたね」と、ラストシーンまわりの見せ方に言及。

渕上さんの話を受けて、茅野さんは「第4話の始まりは夢オチであって欲しいと思う。“夢か”ってみぽりんに言って欲しい。“あんこうチーム、これで終了?”って感じで終わっているので、すごく続きが気になる第3話だったと思いましたね。次のことを考えてしまう終わり方だったから、どうやったら勝てるのかを考えてしまいます。今、サウナとかがブームだから、“サウナ作戦”とかやって欲しい」と語ると、メンバーから「どんな作戦?」と質問が。「継続高校のミカさんの帽子がサウナキャップに似ているし、海外だとサウナに入った後に湖に入るから、サウナみたいに暖かいところにおびき寄せた後に、水辺に誘導する作戦とかみぽりんが考えてくれるんじゃないかな」と語ると、井口さんが「そうなると“整いました!”ってなるかもしれないよ」と反応。「“整いました!”みたいなセリフを言って欲しいし、そうなったら第4話の4Dは中をサウナみたいにしてもらおう。それで、水をかけてもらう機能で冷水をかけてもらって。その時はきっと声が出せる状況になっていると思うので、みなさんに“整いました!”と言ってもらって帰ると(笑)。だから、タオルをグッズにして作るといいかもしれないですね。」と、メンバー全員で楽しい会話に盛り上がった。

尾崎真実

尾崎さんは「私は第3話に限らず、本編を通して見直すと1年生チームの成長が凄いなと。それを改めて第3話を観て感じて。最初はあんなにワタワタしていた子たちが徐々に頼もしくなっていって、今回なんかは梓の指示で的確に動いている姿とか観ることができて、時の流れを感じましたね」とキャラクターの成長を実感したと語った。

中上さんは、尾崎さんの感想を受けて「1年生チームと言えば、勧められたビデオを観て、“何、コレ”とか言っているのが、あとにちゃんと繋がっていくじゃない。今回もエルヴィンさんが勧めたものを観ていたけど、あれが今後どう関わってくるのかがすごく気になりますね。あのビデオは戦車も出て来なかったし、どうするのかな?それを楽しみにしています。『ガルパン』はいろんなところにフラグがあるので、“見落としてなるものか”と何回も観ちゃうんですよね」と、第4話での1年生チームの活躍を予想。それを聞いた井澤さんは「みんな、“通”な見方になってきているんだよね」と言うと、中上さんも「9年目ですからね。“通”にもなりますよ。私はガルパンおじさんなんで(笑)」と答えた。

中上育実

井口さんは、「私は、知波単の西ちゃんが可愛いと思いました」と即答し、「言うと思ったわ!」のツッコミが。「西ちゃんも可愛いんですが、あとは夜戦が印象的だなと思うんですよ。そこで戦う西ちゃんは輝いていたと思うし、暗いからこそ見入っちゃうじゃないですか。自分自身も登場キャラクターの気分で“ここから出て来た!”っていう驚きや、暗いからこその砲弾や照明弾の光とかの演出が印象的だなと思いました。そして、やはりいつだって西ちゃんは可愛い」と語る井口さん。中上さんから「今回は麻子も活躍するからね」と言われると「そうなのよ。今回は、しっかりと指示もしましたし。視力の良さを活かせて、みんなで力を合わせて勝つことができたから良かった」と答えた。
最後に井澤さんはお気に入りのシーンとして「(照明弾が眩しくて)目をしかめるみぽりんの顔が可愛かった」と自分の感想を語った。

続いての質問は、大洗女子学園以外の学校同士の2回戦について印象的なシーンや試合結果に対する感想へ。
中上さんが「やっぱり、アンチョビの戦い方が滅茶苦茶可愛かった。」と答えると、尾崎さんも「アンツィオは見れば見るほど愛着が湧いていく」と語り、みんなも激しく同意。井澤さんが「今回、勝てるかなってちょっと期待したよね」と言えば、渕上さんも「でも、期待を裏切らず負けてくれて」と答え、中上さんが「その期待通りの感じに満足しましたね」と言えば、茅野さんが「可哀想だけど可愛いのがいいよね」とアンツィオ高校の魅力を再確認した様子。茅野さんは「正直、他の試合も全部観たいです。何で他の学校の試合はOVAにならないんだろうね?」と希望を述べると、井口さんから「それは、まだ最終章が第3話だからだよ!やって欲しいけど、まずは最終章をなんとかしないといけないんだよ」とツッコむ。渕上さんは「今まで以上に他の学校のキャラクターたちの心情が描かれているのはすごく感じて、これからの試合に心境の変化や試合に臨む姿勢とか絶対に影響してくると思うので、そこが気になりますよね」と言うと、井口さんは「負けたチームも観戦しながらコメントを言ってくれるので、そこでの日常感とか、戦っていない時だからこその会話もいいよね。ああいうところでの何気ない会話が次につながっていくのかもしれないし」と感想を語った。

井口裕香

そして、話は第4話への期待についての方向へ。井澤さんから「第3話の4Dを観た時に水島努監督が“あの終わり方は酷いよね。来週観ることができるならいいけど、しばらく観ることができないのにあの終わり方をするのは酷い(笑)”と仰っていて。だから、特報という形で予告を付けたそうです。ちょうど折り返しを迎えたわけだけど、みんなはどうなっていくと思いますか?」と質問。

井口さんは「私は声優オタクなので中の人のパワーを感じてしまうんです。だって、ミカさんの声は能登麻美子さんだよ。敵わないって。圧倒的な声力だもの。だから、どうなるかわからないけど、能登さんにやられるなら本望だなと(笑)」と諦め発言。するとメンバーは「諦めないで!」と声援を送る。そこで井澤さんが「能登さんはともかく、継続高校の白い魔女はまだ声がついてないよね?」と振られると、「強敵だから。誰がやるのかまだわからないけど」と不安がるメンバーたち。その中で、井口さんが「もしかして、私に兼ね役がくるかも?」とジョークを飛ばす。すると、茅野さんから「目的を忘れかけているけど、桃ちゃん先輩のために戦っているから、相手がたとえ能登さんでも負けられないよ」と語り、渕上さんは「白い魔女と共に能登さんも含めて倒してやるんだ。まあ、能登さん本人を倒すわけじゃないけど(笑)」と気合いの言葉が。尾崎さんは「第4話は、みぽりんがもう指示を出すことができない状況だから、今までにない展開が待っているかも」と語れば、中上さんは「あのエルヴィンのDVDがここにきて役に立つのかも」と反応。それぞれが、みんなの力を結集して大洗女子学園に勝って欲しいと語った。

井澤詩織

久々のあんこうチーム集合で盛り上がった舞台挨拶は、あっという間に終了の時間に。
最後はメンバーからファンへのメッセージが贈られた。

「今日はみなさん、本当にありがとうございました。久しぶりにこうして集まって喋っていると、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいますね。何はともあれ、『ガルパン』も9周年を迎えてすごいことだなと思います。そんな中で、我々もこうしてジャケットを着させていただき、みなさんの前で『ガルパン』の最新話の話をすることができて本当に幸せだなと思っております。ああしたい、こうしたい、それこそ4Dみたいに楽しんでいただけたらというようなことを言っていたら、それが実現したりしているのは『ガルパン』の力であり、何よりもずっと支えてくださっているみなさんのおかげだと思っています。残り3話も気になるところが我々もいっぱいありますので、これからも楽しみに長いお付き合いをしていただけると嬉しいです」(井口裕香)

「今日は本当に集まっていただいて、ありがとうございます!今日、MX4Dをごらんになった皆さん、4DXをご覧になったみなさん、どちらもちょっとずつ仕様が違うようなので、我々は4DXを体験したんですが、MX4Dも体験してみたいなと思っています。身長は100cmを越えていれば観ることができるそうなので、うちの息子のお兄ちゃんの方はギリギリ観ることができるんです。なので、小さいガルパンおじさんを連れて見に行けたらいいなと思っておりますが、みなさんもぜひ今日体験していない方の4Dを楽しんでいただければと思います。気になるところで終わっていますが、続きを気にしつつ4Dを楽しんで、次に繋げていただければと思います。またこうしてお会いできる日を楽しみにしています」(中上育実)

「こうして、あんこうチームでみなさんの前に立たせてもらうのはちょっと久しぶりなのかなという感じがしていまして。こうして、皆さんと直接お会いすることができて、すごく嬉しいなと思います。本当は、もっといっぱい喋りたいことはたくさんあるんですが、時間が経つのは本当に早くて。これはまた、次の機会にということで、その時はまた、みなさんよろしくお願いいたします。なんだか嬉しくて楽しくなってしまった尾崎真実でした。ありがとうございました!」(尾崎真実)

「『ガルパン』ってやっぱり凄いですね。只者じゃ無いアニメだなといつも感じております。いつもこうやってお客さんからパワーを貰うことが多いのですが、最近だとなかなかこうした機会を作るのが難しくはなってきていますが、これから皆さんにお会い出来る機会が作品を通していっぱいあればいいなと思っていますので、画面の向こうの皆さんともお会いして“ヒャッホー!”をやったり、“パンツァー・フォー!”をやったりできたらいいなと思っております。またお会いしましょう!」(茅野愛衣)

「毎年言っているんですけど、こんなに長く愛される作品に関わることができて、そして今年もこうして皆さんにお会いすることができて、とても嬉しいなと思っています。そして、そろそろ私のジャケットも新調して欲しいなと思っているので(笑)、皆さんが応援してくれる限り、まだ何回か登壇するチャンスはあると思いますのでそれを狙っていきたいと思います。本日はありがとうございました」(井澤詩織)

「今回もこうしてお越しいただきありがとうございました。我々もしばらく大洗にもなかなか足を運べていなかったり、イベントということで皆さんにお会いする機会はこうした状況の中で減ってしまいましたけれども、こうやって皆さんに楽しい時間を満喫してもらえているというのは、凄く凄く観ていて幸せな気持ちになりますし、私自身も4Dで体験させていただいて“凄く楽しいな”って実感することができました。これからもまだまだ『ガルパン』は続いていきますので、変わらぬ応援をいただけると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします」(渕上舞)

そして、締めは恒例の渕上さんによる「パンツァー・フォー!」のかけ声で舞台挨拶は幕を閉じた。

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