『映画大好きポンポさん』MAKUAKEにてフィルム化企画が始動! 過去の名画と同様の風合いにリデザイン

劇場版

立川シネマシティで開催された『タクシードライバー』極上音響上映に続き、ポンポさんプロデュース企画第2弾として、『映画大好きポンポさん』の製作を担ったCLAPの主導のもと本作のフィルムへのリデザイン企画が、クラウドファンディングサイト「MAKUAKE」で始動。
支援した人には『映画大好きポンポさん』のここでしか手に入らないオリジナルグッズのプレゼントをはじめ、完成したフィルムバージョンでの上映会へのご招待など、豪華な特典を多数用意している。

プロジェクト名『映画大好きポンポさん』をフィルム上映したい! 概要

1.『映画大好きポンポさん』に「フィルムへの焼き付け」を施し、過去の名画と同様の風合いにリデザイン
2.本企画にかつての技術者が集い、失われかけた「フィルム化の工程」を再現。その模様を詳細レポート
3.サポーターはフィルム版を作品スタッフと鑑賞可能。生まれ変わった『ポンポさん』を堪能しましょう!

ポンポさんプロデュース企画第2弾始動! 絶賛公開中のアニメーション映画『映画大好きポンポさん』と、失われつつあるフィルム文化への応援企画を開始します。

フィルムとはもっともプリミティブな上映形態です。DCPがなかったころの映画はすべてフィルムでした。それゆえに「映画の映画らしさ」をフィルムに求める方はいまだに多くいる状況です。

そして、その「映画らしさ」に対する憧れは私たちスタッフ側にも確実に存在します。ひるがえって、「映画大好きポンポさん」は映画リスペクトが強い作品です。

登場キャラクターは映画の魅力に魅せられ、その魔力に憑りつかれ、クリエイティブの苦しみをこれでもかと味わい、それでも映画を完成させます。
また、ポンポさんの祖父であるペーターゼンは、往年の名作フィルムを切ってつなぐことを趣味としています。

そんな映画に対する想いがあふれているからこそ、最もプリミティブな形態での上映こそが、本作に映画ならではの力を与えてくれる、そんな気がするのです。それはきっとこの作品の、もうひとつの完成形であると信じます。
フィルムを切って貼って編集する、あの静謐な空間と時間。これは現在の作業工程上存在しません。映画はフィルムからデジタルの時代へと移り変わったからです。

この企画は、その「フィルム化する工程」を完全再現するプロジェクトです。

本来デジタル作品である『ポンポさん』にそれを施し、データにはない質感や味わい――かつての「名作ってやつの匂い」――を纏わせます。フィルム用にリデザインされた本作は、これまでとは違った魅力を見せてくれるはずです。

ご支援いただいた方には、限定試写会で誰よりも先立って完成映像をご覧いただけます。また、ここだけで入手可能なオリジナルポスターもご用意いたしました。ぜひ支援のご検討をお願いいたします。

映画制作を題材にし、映画愛にあふれる作品『映画大好きポンポさん』。まだまだ認知度が低いこの作品の魅力を、どうすれば広めていけるのか。それを考えているうちに、本作のフィルムを制作し上映するのはどうかと思い至りました。

出資者の方に完成版をご覧いただいた後は、フィルムが日本全国を旅し上映可能な場所でかけられるよう働きかけていきます。役割を終えつつある映写機に再び光が灯れば、それが結果として本作の別の魅力を引き出し、広がりにもつながると考えています。

そして、この企画を通して、数多くの名作を焼き付けてきたフィルムという形態そのものにも、ぜひ興味を持っていただければと思っています。

【フィルムの魅力とその文化】

フィルム制作にはDCP(デジタル上映時のフィルムにあたるもの)の10倍以上のコストがかかります。さらに時間もかかるため、効率の面では圧倒的にデジタルに軍配が上がります。

いっぽうで、フィルムには独特の魅力もあります。デジタルでは表現できない空気感、独特の風合いや粒子感を味わえますし、使用するフィルムの種類、焼き加減で仕上がりが違うこともあり、その計算以上の働きも面白いものです。

海外ではスティーブン・スピルバーグ、クリストファー・ノーラン、クエンティン・タランティーノ、ポール・トーマス・アンダーソンなど数々の巨匠たちや名だたる映像作家が、フィルムを後世に残す活動に力を注いでます。

しかし、デジタル上映の広がりにより、その技術は失われかけています。上映用のフィルムは、現在ほぼ製造されておらず、日本においては一部のCMや文化庁における短編に使用される程度でしか、目に触れる機会がありません。また、アナログのオプティカル合成についても、処理を行う施設がない状況です。

くわえて、かつては富士フィルムとコダックの二社がフィルム製造を担っていましたが、現在は富士フィルムが映画用カラーフィルムの製造から撤退。多くの種類があったポジフィルムも少なくなりました。音ネガの製造も国内において撤退しています。

このように、様々な魅力を持ちながらも、失われつつあるフィルム文化。あえてそこにスポットをあてることで、得難い知見に触れることができるでしょう。

※本企画は「株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス(IMAGICA EMS)」「株式会社東京現像所」のご協力のもと、進行しております。「ポンポさんとフィルム文化を応援したい!」と声をあげてくださる方々は、ぜひ応援購入をお願いいたします。

プロジェクトページURL:https://www.makuake.com/project/pompo-the-cinephile/

◆実行者紹介◆
株式会社CLAP
2016年『この世界の片隅に』の制作プロデューサー・松尾亮一郎と制作チーム主体で設立。
主な事業はアニメーションの企画・開発・制作。
特に劇場作品と短編作品に特化した制作体制をとっている。

【リスク&チャレンジ】
私達はリターンについて滞りなく供給できるよう、鋭意準備を進めておりますが、配送の遅延、リターンプロダクトを製作する過程での仕様変更、イベントの実施中止などが生じる場合もございます。

この他にも予期せぬアクシデントが生じる場合がございますが、そういった際にはすぐに実行者よりご連絡できるよう、活動レポートで報告いたします。

【リターンについて】
このプロジェクトはAll or Nothing型です。プロジェクト成立のためにはプロジェクト終了日の2021年08月30日までに目標金額が達成となる必要があります。

公式サイト 公式Twitter 作品概要
©2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会