『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』舞台挨拶で島袋美由利、小林愛香が自身のポジションを分析

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『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』公開記念舞台挨拶が13日、都内にて行われ、島袋美由利(恩田希役)と主題歌「空は誰かのものじゃない」を担当する小林愛香が登壇した。観客からの大きな拍手で迎えられた島袋と小林。島袋は「こうしてお客様がいる中で、映画館でクラマーを観ていただけることがすごく嬉しいです。観てくださった方と時間を共有できることに興奮しています」と今の気持ちを語る。小林は「素敵な作品を皆様にお届けできたことが嬉しいです。これからどんどん広がっていってもらいたいです」と挨拶をした。

『さよなら私のクラマー』は、“女子サッカー”が舞台となり、子どもの頃から男子に交じってサッカーを続けてきた主人公・恩田希が、男子サッカー部のなかで苦闘する中学生編を、『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』(公開中)で描き、現在放送中のTVアニメでは、女子サッカーの頂点を目指す高校生編を描いている。また『さよなら私のクラマー』プロジェクトとして、応援隊長に矢部浩之(ナインティナイン)、応援マネージャーを日向坂46・影山優佳が務めており、矢部が映画本編に“矢部先生”役で出演、影山はTVアニメの海老名あやめ役で出演している。

島袋は自身が演じる恩田希(通称のんちゃん)について「向こう見ずで暴君で…ヒロインというわりにはガサツさが目立つという(笑)」と、ヒロインらしからぬ行動について語るも、「それでも誰よりも諦めない気持ちだったり、キラキラしたサッカーを届けるという一瞬の輝きが強い子だなと思っています」と分析した。一方、本作の印象的なシーンについて問われた小林は、「のんちゃんが選抜メンバー入りを目指して頑張っている時に、挿入歌の「Can you sing along?」が流れるのですが、世界観にすごくマッチしていて…」と口にし、「のんちゃんの頑張る姿が、本当にキラキラしていて、そのシーンを観たときに本当に涙が止まらなくて。私の歌が流れたことにも嬉しいし、のんちゃんが、夢に向かって頑張る姿がキラキラしていてカッコイイ。二重の意味でとても好きなシーンです」と熱い思いを語った。

この挿入歌についは島袋も、「ずっと(小林のことを)あいきゃんと呼んでいるので…」と前置きしつつ、「ぐーっと感情が高まったときに、あいきゃんの曲が流れて…。そのあとに少し気持ちが落ちるシーンが続くのですが、その流れがすごく好きです。盛り上がったからこそ、その後の切なさが増すんだなと、挿入歌を聞いていて感じました」と話す。また主題歌については「実際にサッカーをしている少女たちの写真がエンディングで映し出されているのですが、クラマーの主題歌ではありますが、サッカーを頑張っているみんなの曲でもあるんだろうなと感じました。それと私たちも仲間だと感じる歌でもあります」と吐露すると、「私も感じた!」と小林自身も同様の思いを口にした。

また、女子サッカーをテーマにした本作に絡め、「サッカーをやるとしたらどのポジションだと思う?」と2人に質問。島袋は「私はディフェンスをやりたいです」とのこと。ただ、1番憧れるのはキーパーだと言い「最後の砦として指示なども出しているので、目指すところはキーパーです」と宣言。小林は「攻めも守りもどちらもいけるようなミッドフィールダー(MF)です。ただどちらかといえば、攻撃的MFになりたいな…という気持ちです」と、自身の性格の踏まえたポジション分析を行った。

最後に、島袋は本作について「のんちゃんのように、貫き通したいことや曲げられないことがあると思います。でものんちゃんのように頑張り続けるのは、大人になるとすごく難しいことだと思うんです。心が折れそうなるときもあると思います。そんな時にこの作品を観ていただけたらと思っています。色んな人にこの作品とあいきゃんの歌が届いたらいいなと思っています。本日はありがとうございました」と挨拶し、舞台挨拶の幕を閉じた。

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©新川直司・講談社/2021「映画 さよなら私のクラマー」製作委員会