『鹿の王 ユナと約束の旅』アヌシー国際映画祭 コンペティションに選出

劇場版

9月10日(金)より、全国で公開予定の『鹿の王 ユナと約束の旅』が、フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭2021の長編部門コンペティションに選出された。

アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960 年にカンヌ国際映画祭のアニメーション部門が独立して始まり、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)公認の、世界最大規模のアニメーション映画祭として知られています。
現地時間で5月20日(木)、映画祭より作品のラインナップが発表され、『鹿の王 ユナと約束の旅』が長編部門のコンペティションに選出されました。6月に開催される本映画祭内での上映も予定しており、日本映画界を長年支えてきたアニメーター・安藤雅司の初監督作品に、海外からも注目が集まっている。

『鹿の王 ユナと約束の旅』は、2015年度本屋大賞、日本医療小説大賞をW受賞、シリーズ累計220万部を突破し、今なお絶大な人気を誇る上橋菜穂子のベストセラー巨編「鹿の王」を原作とする劇場アニメ。
物語の舞台は、強大な帝国が支配する世界。そして、世界を侵食する謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かいながら旅を続ける血の繋がらない“父と娘”。その病から多くの命を救おうと奔走する“天才医師”。故郷のために帝国に従い戦う“謎の女”。壮大な世界観の中に、緻密な医療サスペンスと感動のストーリーが組み込まれた、唯一無二の冒険大作だ。

『鹿の王 ユナと約束の旅』

<ストーリー>
それでも、生きていく―

飛鹿(ピュイカ)に跨り戦った最強の戦士団<独角(どっかく)>。
その最後の頭であったヴァンは、強大な帝国・東乎瑠(ツオル)を相手に戦ったが敗れ、
奴隷となり岩塩鉱に囚われていた。
ある夜、ひと群れの不思議な山犬たちが岩塩鉱を襲い、死に至る謎の病<黒狼熱(ミツツァル)>が発生する。
山犬に噛まれながらも生き残ったヴァンは、一人の幼い少女ユナを拾う。

伝染する死に至る病―。
東乎瑠(ツオル)の民だけが病にかかると噂が広がる王幡領では、
天才医師ホッサルが、懸命にその治療法を探していた。

孤高の戦士と抗体を求める天才医師、出会うはずのなかった二人は旅に出る。

誰のために生きるのか。何のために生きるのか―。

しかし、世界に広がる謎の病の背後には、想像を絶する思惑と、過酷で雄大な自然、そして巨大な陰謀が渦巻いていた―。

世界を侵食する謎の病。
抗体を持つのは、寡黙な戦士と一人の少女だけ。

■声の出演: 堤真一 竹内涼真 杏
木村日翠 安原義人 桜井トオル 藤真秀 中 博史 玄田哲章 西村知道

■原作: 上橋菜穂子『鹿の王』(角川文庫・角川つばさ文庫/KADOKAWA刊)
■監督: 安藤雅司 宮地昌幸
■脚本: 岸本卓
■キャラクターデザイン・作画監督: 安藤雅司
■コンセプトビジュアル: 品川宏樹
■美術監督: 大野広司
■色彩設計: 橋本賢
■撮影監督: 田中宏侍
■音響監督: 菊田浩巳
■音楽: 富貴晴美
■アニメーション制作: Production I.G

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