『BURN THE WITCH』初日舞台挨拶に田野アサミ、山田唯菜らメインキャストが集結。観客との一体感にあふれたひとときに

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10月2日(金)より新宿ピカデリーほか全国35館にて、2週限定イベント上映&世界配信がスタートした『BURN THE WITCH』。上映開始を記念して、初日舞台挨拶が行われた。

田野アサミさん(ニニー・スパンコール役)、山田唯菜さん(新橋のえる役)、土屋神葉さん(バルゴ・パークス役)、引坂理絵さん(オスシちゃん役)、小林親弘さん(ブルーノ・バングナイフ役)が登壇。新井絃太プロデューサーのMCで軽妙なトークが繰り広げられた。なお、「新型コロナウィルス感染予防対策」に基づき、客席からの発声がない中で、熱狂的な空気に包まれた。今回、舞台挨拶のオフィシャルレポートが到着したので紹介する。

<以下、オフィシャルレポートより>

感謝の気持ちにあふれた舞台挨拶に

新宿ピカデリーでの本編上映後、役柄の雰囲気をそのままに元気よく登場したキャスト5名は、それぞれの立ち位置へ移動すると感慨深げに客席へと目を移していたのが印象的だった。まずは、田野アサミさんが「このような状況で、果たして舞台挨拶ができるのかな、と思っていたのですが、こうしてみなさんに劇場で観ていただいて、私たちと同じ時間が共有できることを本当に嬉しく思っています。今しかないこの瞬間を、みなさんと一緒に楽しい時間にしていけたらなと思っています」と語ると、山田さんも「こんな大変な状況の中で、本当に舞台挨拶ができるのか心配していましたが、こうしてみなさまの前でお話ができて、嬉しい気持ちでいっぱいです」と感謝を込めた挨拶からスタートした。

オスシちゃんのぬいぐるみを手に抱え「オスシちゃ~ん!」とバルゴのキャラそのままに登壇した土屋さんが「今日は楽しい時間を過ごしたいと思います!」と声を上げると、田野さんらから「今日も登壇する前から一番楽しんでたよね!」とバラされ苦笑い。一気に和やかムードとなった。引坂さんは「オスシちゃんもすごく嬉しいです!」と語り、小林さんは「本当にこうして劇場に足を運んでくださったみなさんとお会いできて嬉しいのは、みんな同じ気持ちです! みなさん、観終わってみていかがでしたか? 最高ですよね!」と客席に声をかけると大きな拍手が湧き上がった。

抜群のコンビネーションを見せたアフレコ現場エピソード!

話題は作中の印象的なシーン、お気に入りのシーンに。小林さんがアフレコでのエピソードから「終盤でシンデレラと戦うニニーとのえるが、呪文を唱えるシーンがすごく印象的でした。マイクの前での二人の熱量が格好良くて。お気に入りのシーンになりましたね」と振り返ると、田野さんも「あのシーンでは、アフレコ現場に久保帯人先生がずっといらっしゃっていて、詠唱して攻撃をするときの言い方を丁寧に教えてくださったんです。私たちにとっても印象深いシーンでした」と語り、山田さんと頷きあっていた。

土屋さんが印象的なシーンとして「バルゴとオスシちゃんが爆風で煽られるシーンで、オスシちゃんのベロが“ベロロロロロ”ってなびくのがかわいくて! 収録していたときからのお気に入りです!」と、劇中のバルゴ同様にオスシちゃんの溺愛ぶりを披露。そんな中で引坂さんのお気に入りは、ニニーとのえるのコンビ感。「性格も考え方も相反する二人なのに、仲の良さが伝わってきて微笑ましいんです。二人のコンビ感がよくわかる、攻撃を受けたニニーちゃんをしっかり受け止めるのえるちゃんのシーンも好きで、その後にブルーノに“ダセぇメッシュですね”って言うシーンもすっごい良くて!」と笑みを浮かべながら話すと、山田さんも「私もそのシーン好きなんです。その後の掛け合いでもニニーとのコンビネーションが感じられるシーンで」と頬を緩めていた。

ソーシャルディスタンスに気をつけながら少人数で挑んだというアフレコ現場だったが、田野さん、山田さん、土屋さんの3人のコンビネーションは抜群だったと、小林さんが明かしていた。「僕は3人よりも後からアフレコに参加したんですが、3人の雰囲気ができあがっていて、昔から仲良かったの?って感じるほど!」と驚いたとか。そんな雰囲気のワケを土屋さんが「田野さんが引っ張っていってくれるんですね。僕はシャイなタイプなので…」と説明しようとすると、一同から「自分で言う!?」「全然見えない!」と総ツッコミを受ける一コマも。

そんな中で、アフレコでオスシちゃんだけは別録りだったというエピソードも。田野さんが「収録のときからオスシちゃんはアイドルだったんですが、声が聴けなくて。みんなで早く聴きたいと話していました」と話すと、引坂さんは「こうしてみなさんと一堂に会することができて、中に入れてもらえることができたと感じています」と笑顔をみせていた。

演じながら役柄を作っていった!? 意外な役作りエピソードも飛び出す

演じたキャラクターの印象についての質問には、田野さんが「ニニーちゃんみたいな女の子に振り回されてみたいっていう夢があったんです。ニニーちゃんは振り回されつつもこの子に付いていったら間違いないな!っていうような女の子。この作品でニニーちゃんに出会えて夢が叶いました」とあこがれのキャラクターを演じられた感慨を。山田さんは「のえるちゃんは一見すると理路整然としていて冷静で、表情もあんまり変えない女の子なんですけど、心の中ではすごく動いていて。ニニーちゃんとの対比もあっていいコンビ感が出せると思いました」と第一印象を語った。
すると、小林さんから「のえるちゃんってバルゴにはきつく当たるけど、演じていてどんな感じだったの?」と率直な質問が。すると「実は、最後のシーンでアフレコのときに“ちょっとバルゴのことが好きすぎます”っていうディレクションがありまして…。もう少し控えめにしてくださいと」と山田さん。土屋さんも「オーディションのときにあのシーンを演じたのですが、少し大人っぽくカッコよく演じていたので、その時の雰囲気をトレースして演じていたんですが、“少しやりすぎ”って(笑)。でもその結果、すごくいい塩梅で素敵な雰囲気になっていたなと思っています」と明かしていた。引坂さんは「この二人のシーンがすごく好きで、表情には出さないのに、心から溢れるのえるちゃんの愛情を感じられるし、バルゴくんも天然で素敵でした。オスシちゃんは幸せでした」と振り返っていた。

そんな中で、小林さんはブルーノの印象について「最初はトップ・オブ・ホーンズのメンバーだし、偉い人のイメージでしたので、インテリっぽく演じようと思っていたんですが、“バカで”ってディレクションが入りまして(笑)。それが印象的でしたね」と語り、それぞれの役作りの一面が垣間見られた。
写真撮影では、オスシちゃんになぞらえて、全員でお寿司を握るポーズで笑顔を見せるなど、終始和やかな雰囲気で行われた舞台挨拶。登壇者から観客に声をかけるシーンも度々見られ、最後には田野さんが「今日来てくださったみなさんの顔が見たいです」と客席を明るくするという一幕も。声援の代わりに今日一番の大きな拍手が巻き起こる一体感にあふれたひとときとなった。

 

なお、10月2日(金)より『Amazon Prime Video』『ひかりTV』にて編集版全3話の独占配信もスタート。上映劇場では豪華特典仕様のBlu-ray コレクターズエディション(初回限定生産)」(10,000円 税込)を先行販売中、12月24日(木)にA-on STORE、プレミアムバンダイ内A-on STORE支店にて発売。さらに、原作コミックス『BURN THE WITCH』1巻(集英社)も同日10月2日(金)より発売中。

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