本日1月18日、東京・新宿バルト9にて『劇場版 ハイスクール・フリート』初日舞台挨拶が開催された。当日は夏川椎菜さん、Lynnさん、古木のぞみさん、種﨑敦美さん、黒瀬ゆうこさん、麻倉ももさん、大空直美さん、鶴岡聡さんという総勢8人のキャストが登壇。無事公開を迎えた現在の心境や、これまでの思い出を語った。

最初の挨拶から「ヨーソロー」の掛け声で盛り上がったかと思えば、黒瀬さんは「仁義ある晴風」を演じてみせたりと賑わいを見せるキャスト陣。そんな中、MCを務めた鶴岡さんは意外にも舞台挨拶を行うのは今回が初めてとのこと。壇上に立ったことで「初日を迎えた実感がふつふつと湧いてきました」と語り、温かい拍手で迎えられていた。

夏川さんは発表から公開初日までの道のりを振り返ると、「艦長を演じる身として、船が出航する気持ちです」とコメント。また劇場版で初登場となったキャラクター・スーを演じた大空さんは、すし詰め状態のスタジオを思い返すと、大所帯の仲間に入った感覚を味わったと話す。
鶴岡さんを始め男性もいたが、「みんなでお弁当を食べたり、ブースの中で筋トレをしたり、女子校の部活みたいでした」と表現した。

また、夏川さんは自分のセリフがない場面でもアフレコブースにいて、他のキャストを見守っていたという。夏川さんいわく、代わる代わる人が出たり入ったり姿を見て、一緒に作ってる感を味わっていたのだとか。

今回は上映前の舞台挨拶ということでネタバレなしのトークが展開していく。その中でLynnさんは、予告映像にも会った「ましろが他の艦の艦長に…」というストーリーの一端に言及。Lynnさんが演じる宗谷ましろがどんな決断をするのかも注目ポイントのひとつとアピールした。

メイタマコンビを演じる古木さんと種崎さん。古木さんは「私達は私達で主役のつもりでやっています！」と力強く宣言するが、種崎さんは「私はべつにそんなつもりは…」と冷静にツッコミ。それでも「私達にしかできないことがある」という意気込みで西崎芽依を演じたという。

黒瀬さんは「横須賀の人も応援してくれました」と作品の舞台になった横須賀への感謝の気持を伝える。そのうえで、「劇場版の中でも町並みが出てきて嬉しくなります。ぜひ劇場版を見たら聖地巡りしていただきたいです」とコメントした。

そして麻倉さんが演じる伊良子美甘については、「いい意味で変わらず、みんなの食を支える立場です」と説明。しかし「最大のピンチなので、戦いに加わりたかったです」と話す場面も。麻倉さんは「面舵いっぱい！」と叫びたかったと訴えるが、夏川さんは「お腹がいっぱいならあるかも」と冗談で返し、会場のファンを笑顔にしていた。

ちなみに、大空さんは気になるキャラクターとして美甘の名前をあげると、「初めて会ったときからかわいくて大好きでした」と麻倉さんに告白。すると夏川さんからは「初めて会ったときって、キャラクターではなく本人ですか…？」と言い寄る一幕もあった。

そんなにぎやかな舞台挨拶の最後は主演の夏川さんから「すべてのキャラクターが輝いています。ぜひ、推しのキャラクターの活躍を楽しみにしていただければと思います！」と語り、幕を閉じた。