映画『二ノ国』Blu-ray特典映像の冒頭2分が公開。久石譲によるオーケストラとの貴重な楽曲演奏の様子を収録

Blu-ray/DVD

ワーナー・ブラザース テレビジョン & ホームエンターテイメントは、2020年1月8日(水)よりBlu-ray&DVDの発売・レンタル、デジタルレンタル配信を行う映画『二ノ国』について、ブルーレイ プレミアム・エディションに収録されている特典映像【Making of Soundtrack by 久石譲】より、ゲームから本映画まで『二ノ国』の楽曲を手掛ける久石譲による、オーケストラとの楽曲収録の様子を垣間見られる<冒頭2分>を特別先行公開。

久石が「みなさんおはようございます」と柔らかい表情で現場に入ってきたところから始まる。
指揮者席に腰をかけながら「今日は『二ノ国』。もともとゲームであったものが、今回映画になるということで…」と説明をはじめ、間もなく、テンポを確認し、奏者たちに向けてタクトをふり、演奏・録音に入っていく。
この日のために集まったメンバーは国内でもトップレベルの奏者たち。タイトスケジュールで多くの楽曲を録音しなければならない中、久石の指示は常に的確で無駄がなく、すぐにそれに反応する奏者たちとの絶妙なコミュニケーションで収録が進められていく様子が、映し出される。

久石は、10年前に初めてリリースされたゲーム版からの映画化ということもあり、映画『二ノ国』の楽曲制作のオファーを受けたという。楽曲を作るにあたっては「ゲームと映画は全く違うから、やり方は変えています。」と久石は語る。「僕はあまり、映像を説明する音楽は作らないんです。映画の音楽って、基本的にはその状況か登場人物の心情に音楽をつけるんだけど、あまりそういう方法をとっていない。それよりも観客側から客観的にみている方法をとっているんです。けれどエンターテイメントの映画になればなるほど、状況なり心情なりにどんどん寄り添わねばならないので、久しぶりにそういう音楽を作りましたね。」

映画『二ノ国』では現実世界の<一ノ国>と、もう一つの世界である<二ノ国>の世界が平行して描かれるが、一ノ国ではシンセサイザーや室内楽のような小さめの編成の曲を、ファンタジーの世界となる二ノ国ではフルオーケストラにして…というように、その世界の違いも音楽で表現されている。流れていく映像の中に自然と組み込まれ、世界観に寄り添う久石の音楽に注目して作品を観ると、また新しい感動や発見に出会えるだろう。

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