『Gのレコンギスタ Ⅰ』初日舞台挨拶に富野由悠季、石井マークらが登壇。サプライズ登場のドリカム中村正人は「神に抱かれた息子のような気分」

劇場版

11月29日(金)から2週間限定で上映されております劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」の初日舞台挨拶が行われた。

富野由悠季総監督をはじめ、主人公ベルリ・ゼナム役の石井マーク、小形尚弘プロデューサーが登壇。

富野氏「今日を迎える前に何回か試写会を行いましたが、実はそこからも変えています。今日上映されたものこそ完成品です。スタッフの作業が遅くて第1部の上映まで5年かかってしまいましたが、その時間があったから新作の気分で作ることができました。TV版では自分の悪い癖が出てしまっていました。劇場版ではより強く子供に向けて意識して作ることが出来たので、伝わる作品になっていると思います。」

石井さん「5年前に行われたTV版の第1~3話の上映会がここ(新宿ピカデリー シアター①)だったので、当時の緊張感を思い出しました。『Gのレコンギスタ』の現場はいつでも初心に帰ることができるホームです。」

小形氏「劇場版第1部の上映にTV版から5年かかってしまいましたが、ここからは巻きで行きたいと思います。次の世代に届けていくのが僕らの世代の仕事だと思っているので、これから5部作終わるまでがんばっていきます」

とコメントすると、この日、劇場版『Gのレコンギスタ』のテーマソングをDREAMS COME TRUEが担当することが発表され、中村正人さんがサプライズゲストとして登壇。

中村さんは富野監督からのオファーについて、詰めかけたファンに負けない熱さで「監督が作ったポスターから聞こえてくる音をすべて出したいと思い曲を作りました」と語った。

富野氏は「劇場版として仕上げている作業中になにか新しい力が欲しいと思って亜阿子さんに相談したところ「ドリカムさんしかいないじゃない」と言われました。僕にその発想はなかったし、今年はお忙しいとお聞きしていたので無理だと思いながらオファーをしたところお引き受け頂きました。」と語る。

これに対して中村さんは「この夏、富野監督が夢に出てきたんです。そしたら監督からオファーが! これはお引き受けしないと罰が当たる、と(笑)。監督からは「この作品はこの(第1部の)ポスターがすべてです」と言われたので、ポスターから聞こえてくる音をすべて出したいと思って曲を作りました。今日もレコーディング中のところを抜け出してきたんですが、吉田美和も奮闘しています。神(井荻麟)が作詞したほうが良かったんじゃないかと思っているんですけど(笑)。ドリカムファンの世代を監督から訊かれたので「ガンダムファンと同じくらいです」とお答えしたら「やっぱり違ったかなぁ」と言われたので「だったら米津玄師に頼みましょうよ!」と言ったんですけどね(笑)。」と述べた。

テーマソングは現在制作中で、上映中の劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」では、映画本編終了後についている第2部の予告で、歌の入っていないインストゥルメンタルバージョンを聴くことができる。また予告で、第2部の上映日が2020年2月21日(金)に決定したことも発表された。

また、上映開始に合わせて本日2週目の入場者プレゼント情報も公開。1週目の入場者プレゼントは「劇場版『G-レコ Ⅰ』予告複製絵コンテ」だったが、2週目も同じく富野由悠季総監督が自ら作り上げた第2部予告の絵コンテを小冊子にした「劇場版『G-レコ Ⅱ』予告複製絵コンテ」。
なお、第2部の予告は、劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」の最後に流れるので、入場者プレゼントを入手して見比べてほしい。

公式サイト
(C)創通・サンライズ