劇場OVA『フラグタイム』完成披露上映会に伊藤美来、宮本侑芽、安済知佳が登壇。キャスト陣も絶賛した”時間が止まる表現”

イベント

11月22日より期間限定劇場公開される劇場OVA『フラグタイム』完成披露上映会イベントが、11月7日に東京・新宿バルト9にて開催された。

完成披露上映に続いて行われたトークショーには、森谷美鈴役の伊藤美来さん、村上遥役の宮本侑芽さん、小林由香利役の安済知佳さんが登壇。作品にまつわるテーマを中心に、さまざまなトークを繰り広げてくれた。

まず、原作を読んだ際の作品への印象については、伊藤さんが「読む前は、女の子ふたりがきゃっきゃする姿をたくさん見せてくれそうな作品だと思っていたんですが、実際は森谷が3分間時間を止める能力を持っているというファンタジー要素があったりもしますし、村上の深い悩みなどを通じて、高校生ならではの思春期の悩みがリアルに描かれていると思いました」とポジティブなギャップについて語ると、宮本さんは「映像で時間が止まる様子がどう表現されるかわくわくしていたんですけど、映像にすごく映えるんです!」と出来に太鼓判。さらに安済さんも「映像になったことで、時間が止まったシーンの背徳感がプラスされているんですよ」と続ける。

その安済さんが、自ら演じる小林について「いい意味で鈍感力のある子。避けられても、普通に森谷に接せるところがうらやましい!」と評する一方で、伊藤さん・宮本さんはともに演じるキャラクターに共感する部分が多かったとのこと。伊藤さんは物語が進むにつれての森谷の変化について熱弁し、宮本さんも心の苦しいシーンが多かったと語っていたので、ぜひ劇場でその言葉の意味を確かめてほしい。

さて、そんな伊藤さんと宮本さんは、本作の主題歌としてEvery Little Thingの「fragile」をデュエットでカバー。この選曲には伊藤さんが「天才!」と大絶賛。「『フラグタイム』の『フラグ』は『脆い』という意味で、『fragile』も同じ意味なんです」と理由を解説すれば、宮本さんもさらに「歌詞が作品そのまんまでびっくりしちゃいました」と続けていた。

そしてトークコーナーのラストでは、作中でも重要となってくる要素を絡めた「3分間だけ時間を止めることができたら、何をする?」といった質問に3人がパネルで回答。安済さんと宮本さんはこの劇場を舞台に選び、宮本さんは「ポップコーンフレーバーを全て食べる!」安済さんは「(劇場の)みなさんの顔を観ます!」と、劇場ならではの回答する。一方、この会場に限らず願望を書いた伊藤さんの答えは、「ヒーローショーの時間を止める」。特撮ヒーロー好きの伊藤さん、「技の瞬間に時間を止めて、至近距離から決めポーズを見てみたい」と熱望していた。

最後に3人から公開にあたってひと言ずつ挨拶が。
「森谷と村上のすごく熱くて、ちょっとじっとりもしていて甘苦しい、濃厚な3分間をぜひたくさんの人に味わってもらえたら嬉しいです(安済さん)」
「本当に、私自身も助けられた作品です。青春時代、誰かのことを思い出していただけるような作品になっていると思います(宮本さん)」
「高校生という短い時間だけど、森谷と村上のふたりはその間にすごく成長します。その一生懸命生きてる姿を見て、はっとしてもらえたりドキッとしていただければ(伊藤さん)」

劇場公開概要
2019年11月22日より、新宿バルト9/池袋HUMAXシネマズ/ユナイテッド・シネマ豊洲/109シネマズ名古屋/梅田ブルク7/TOHOシネマズ なんば/T・ジョイ博多/ユナイテッド・シネマ札幌ほかにて期間限定公開

<上映館情報詳細>https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=fragtime

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