台湾発の劇場アニメ『幸福路のチー』日本語吹き替えに安野希世乃、高森奈津美、LiLiCo。アニメーター 沖浦啓之も声優として出演

劇場版

東京アニメアワードフェスティバルTAAF2018長編グランプリ、第55回金馬奬 最優秀アニメーション映画賞などの賞に輝き、台湾映画史上初の快挙を続ける劇場アニメ『幸福路のチー』について、日本語吹き替えキャストが発表。

主人公チーに『冴えない彼女の育てかた』の加藤恵役や『マクロスΔ』のカナメ・バッカニア役で人気の 安野希世乃さんが決定。
チーの親友ベティには、『ガールズ&パンツァー』ローズヒップ役や『ちえりとチェリー』のちえり役をつとめた高森奈津美さん、『ファインディング・ニモ』『サウスパーク』等でも声優を務めたLiLiCoさんが映画のキーマンでもあるチーのおばあちゃん役を演じる。

また、『人狼JIN-ROH』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』等を手掛けたアニメーター 沖浦啓之さんが従兄ウェンの声を担当することも決定した。

安野希世乃(声優) コメント

今作にて、チーの子供時代・大人時代を共に演じさせて頂きました。
吹き替えの、また長尺の作品にて主演を務めさせて頂くのは今作が初めてでした。
試行錯誤を繰り返しながら彼女を演じた時間は、まるで自分の人生の体験のように深く自分の内面が波立つのを感じました。オリジナルキャストの皆様の心に沁みる演技に何度も胸が熱くなりながら、心を込めて吹き替えさせて頂きました。
ご覧になるみなさまにとっても、重なる瞬間がある作品だと思います。ぜひ多くの方に、この愛おしい物語を見つめて頂きたいです。

LiLiCo(映画コメンテーター)コメント


子どものころ夢見ていた自分になっていますか?
頑張っているあなたならきっと心で感じて、大きな感動に包まれるでしょう。
チーの優しいおばあちゃんの言葉が沁みます。
その声を担当させていただいて光栄です。
あまりにも自分の人生と被りました。
日本に来てからずっと守ってくれたおばあちゃんに会いたい…
アニメでこんなに泣いたのは初めてです。

高森奈津美(声優) コメント


激動の中の台湾という舞台で、綺麗な金髪に青い眼をした台湾人のベティという難
しい役どころを演じさせて頂きました。
時代や環境や天災に振り回されながらも、大人になりお母さんになり、どんどん強くな
っていくベティの強さに引っ張ってもらう形でアフレコに臨みました。
ノスタルジーと、そして大きな愛を感じて頂ければ幸いです。

■幸福路のチー

2019年11月29日(金)
新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他 全国順次公開

<スタッフ>
監督:ソン・シンイン
声の出演:グイ・ルンメイ、チャン・ボージョン、リャオ・フェイジェン、ウェイ・ダーション
日本語吹き替えキャスト:安野希世乃、高森奈津美、LiLiCo、沖浦啓之 ほか
主題歌「幸福路上/On Happiness Road」歌:ジョリン・ツァイ
台湾/111 分/2017 年/中国語/1.85:1
字幕翻訳:田邉拓郎/協力:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
提供:竹書房、フロンティアワークス/配給:クレストインターナショナル

<あらすじ>
橋から見る夕暮れ、 懐かしい匂い、
幸福路で出会ったのは 忘れていたあの日のワタシ―。
アメリカで暮らすチーの元に、台湾の祖母が亡くなったと連絡が入る。久しぶりに帰ってきた故郷は記憶とはずいぶん違っている。
運河は整備され、遠くには高層ビルが立ち並ぶ。同級生に出会っても、相手はチーのことが分からない。
私はそんなに変わってしまったの?チーは幸福路に引っ越してきた幼い日を出発点に、これまでの人生をたどりはじめる――。

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