『空の青さを知る人よ』の波は海外にも広がる。スペイン・シッチェス国際映画祭で公式上映、94の国と地域での配給も決定

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本日10月11日(金)より公開がスタートする『空の青さを知る人よ』が世界三大ファンタスティック映画祭の一つである、「シッチェス・カタロニア国際映画祭」のアニマット部門(アニメーション部門)とオフィシャルファンタスティック・コンペティション部門の2部門に選出。10月9日(水)(現地時間)に公式上映と舞台挨拶を行った。

現地時間の10月3日(木)にはスペイン・シッチェスでシッチェス・カタロニア国際映画祭が開幕。
アニマット部門(アニメーション部門)とオフィシャルファンタスティック・コンペティション部門に『空の青さを知る人よ』が選出され、吉沢亮さん、吉岡里帆さん、長井龍雪監督が現地を訪れ、大歓迎を受けた。

10月9日(水・現地時間)にシッチェス国際映画祭のメイン会場入りをした吉沢亮さん、吉岡里帆さん、長井龍雪監督は、キャストや監督と会えるのを心待ちにする大勢のファンが待ち受ける中、当日午後からメイン会場の「オーディトリ メリア シッチェス」にてレッドカーペットを歩いた。
本映画祭の副ディレクターでもある、Mike Hostench氏が3人をレッドカーペットの入り口で出迎える他、到着を待つファンの中には、長井龍雪監督の『心が叫びたがってるんだ。』のフライヤーを持ってくる熱烈な現地のファンが会場に駆け付けた。レッドカーペット到着後には、大きな歓声が上がると共に、3人にサインを求める声も多く、多数のファンの熱意に3人も笑顔で応えていた。

公式上映は期間中2回実施されるが、10月9日(水)14:30から上映を行う映画祭メイン会場「オーディトリ メリア シッチェス」は、およそ800名の観客で埋め尽くされ、上映前から高い熱気で包まれた。
舞台挨拶に、吉沢亮さん、吉岡里帆さん、長井龍雪監督の3名が開場の後方扉中央より登場すると大歓声が沸きあがる。

吉沢は冒頭に「ブエナスタルデス。(こんにちは。)ソイ 亮 吉沢。(私の名前は吉沢亮です)」とスペイン語で挨拶し、大きな歓声が起きる。
さらに、「スペインは今回初めて来たのですが、昨日、シッチェスの海沿いの素敵なレストランで海を見ながらご飯を食べるという、素敵な時間を過ごさせていただきました。最後まで映画楽しんで頂けると嬉しいです。」と「空青」の紹介と「スペインでの思い出」を語った。

続く吉岡さんは、「シッチェスは海外の映画祭で初めて訪れた街です。私にとって、とても特別な街になりました。私も昨日、素敵な晩御飯をたべました。ハモン エスタバ ムイリコ!(生ハムとても美味しかったです)」とコメントし、自身が参加するシッチェス国際映画祭への喜びを爆発させた。
さらに吉岡さん同様、海外の映画祭での舞台挨拶は初となる、長井龍雪監督は「この作品は日本の地方都市を舞台にしており、一人の不思議な青年を通して、二人の姉妹やそれをとりまく人々が、様々な思いを紡いでいく作品です。ぜひ、楽しんで頂ければと思います。」と作品を紹介した。

舞台挨拶終了後、上映が始まると、タイトルが出てくるシーンで拍手が沸き起こるなど、早くも映画と観客が一体化。さらには、あかねと慎之介が再会し、慎之介が挿入主題歌である「空の青さを知る人よ」を歌うシーンでは、吉沢さんが披露したモノマネ風のアレンジに会場では笑い声が起きるほか、クライマックスでは鼻をすする人も。上映終了後は会場から大きな拍手が巻き起こり、会場内が温かい拍手で包まれました。10代・20代の若者から長年の映画ファンやシニア層まで広い年代が、同じように『空の青さを知る人よ』の描く切なくもふしぎな“2度目の初恋“に思いをはせるとともに、秩父を舞台にした日本の美しい映像に感嘆した。

上映後、作品を観た20代の男女のカップルに感想を聞くと、「映画は素敵でした。長井監督の作品はいくつか知っていますが、この作品はとても素晴らしいです。長井監督の作品の魅力は作品が与えてくれる力です。生き生きとしたストーリーの流れの中で何度も刺激されて、最後には感動で泣かされてしまいます。それは「あの花」「ここさけ」でも同じでした。映画の中で感動させられ続け、最後にそれが極みに達して泣いてしまいます。それが好きです。今年のシッチェス映画祭で見た中で、最高の作品です!」と長井龍雪監督の過去作から見てきたファンの声が聞こえてくるほか、日本へ行ったことがある30代女性の観客は「日本の生活や日本の風景の描き方が本当にリアルで素晴らしい。私は日本を知っていますが、この風景を見て懐かしく思う気持ちもあり楽しみました。秩父を訪れたいと夫にねだってみます。」と話した。映画を観終えた人々はみな笑顔で会場を後にし、素晴らしい上映会となった。

上映会と舞台挨拶を全て終えた吉沢さんは「会場のアットホームな感じがとても良かったです。日本の文化(新渡戸の演歌など)もわかったうえで反応してくださっているのがわかってすごく嬉しかったです。」と述べるほか、吉岡さんは、「見ている最中に拍手が起こるのが、日本ではあまりないですし、嬉しくありがたかったです。また、シッチェスで多くの方と楽しく観ることが出来、すごくいい映画だなと改めて思いました。」と話し、長井監督は、「日本の細かい小ネタなど入っているので、(上映前は)伝わるのか不安でしたが、会場で沢山笑ってくださっているのを見て驚くとともに、今は無事に上映が終わりホッとしています。」と話した。

さらに、この大熱狂の「空の青さを知る人よ」上映の様子を見たスペインの配給会社より上映後すぐにオファーがあり、スペイン語圏を含む、合計94の国と地域での「空の青さを知る人よ」の配給が決定した。

吉沢亮 舞台挨拶時コメント
ブエナスタルデス。(こんにちは。)
ソイ 亮 吉沢。(私の名前は吉沢亮です)
HER BLUE SKY(「空の青さを知る人よの英題」)で慎之介の声を演じさせていただきました。スペインは今回初めて来たのですが、昨日、シッチェスの海沿いの素敵なレストランで海を見ながらご飯を食べるという、素敵な時間を過ごさせていただきました。最後まで映画楽しんで頂けると嬉しいです。グラシアス!

吉岡里帆 舞台挨拶時コメント
ブエナスタルデス。(こんにちは)
ソイ 里帆 吉岡。(私の名前は吉岡里帆です)。私は、このHER BLUE SKY(「空の青さを知る人よの英題」)であかねというお姉さんの役を演じさせていただきました。ここ、シッチェスは海外の映画祭で初めて訪れた街です。私にとって、とても特別な街になりました。私も昨日、素敵な晩御飯をたべました。ハモン エスタバ ムイリコ(生ハムとても美味しかったです)「空青」楽しんでください。

長井龍雪監督 舞台挨拶時コメント
オラ!(こんにちは) シッチェスのみなさんこんにちは。
HER BLUE SKY(「空の青さを知る人よの英題」)監督の長井龍雪です。この作品は日本の地方都市を舞台にしており、一人の不思議な青年をとおして、二人の姉妹やそれをとりまく人々が、様々な思を紡いでいく作品です。ぜひ、楽しんで頂ければと思います。

シッチェス・カタロニア国際映画祭について
スペイン・バルセロナ近郊の海辺のシッチェスで毎年10月に開催される映画祭であり、シッチェス映画祭(Sitges Festival)の略称で親しまれる。SF、ホラー、サスペンスなどのジャンル映画を特化して扱う「世界三大ファンタスティック映画祭」の1つであるとともに、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であるため世界でも権威のある国際映画祭である。
映画祭正式名称:SITGES – International Fantastic Film Festival of Catalonia ,
開催期間:10月3日(木)~10月13日(日)  ☆開催回数:第52回(←今回が52回目)
公式HP:https://sitgesfilmfestival.com/eng

『空の青さを知る人よ』上映セクション名:
①Official Fantastic Competition Section
②Anima’t Section(※Anima’t Sectionでは2016年に「君の名は。」、2018年「未来のミライ」が最優秀長編作品賞を受賞)

作品情報
出演: 吉沢亮 吉岡里帆 / 若山詩音 落合福嗣 大地葉 種﨑敦美 / 松平健
監督:長井龍雪
脚本:岡田麿里 キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀
主題歌:あいみょん(unBORDE/Warner Music Japan)
音楽 横山 克
原作:超平和バスターズ
制作:CloverWorks
製作:アニプレックス フジテレビジョン 東宝 STORY KADOKAWA
配給:東宝

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