岡田麿里×ヤマコ(HoneyWorks)によるオリジナルアニメ『キミだけにモテたいんだ。』発表。斉藤壮馬、内山昂輝らが不器用で“残念”な男子高校生たちを演じる

劇場版

長編劇場アニメーション『さよならの朝に約束の花をかざろう』で監督を務めた脚本家・岡田麿里氏と、クリエイターユニット「HoneyWorks」のイラストレーター・ヤマコ氏が手掛けるオリジナルアニメ『キミだけにモテたいんだ。』が、10月25日に劇場公開される。
『キミだけにモテたいんだ。』は、不器用でどこか“残念”な男子高校生たちが、ぐるぐる空回りしつつも「キミ」との出会いをきっかけに変わっていく、はじめての恋と、そして友情の意味を知る青春純情ストーリー。

アニメーション制作は、「バースデー・ワンダーランド」「走り続けてよかったって。」「ひるね姫~知らないワタシの物語~」などを送り出した SIGNAL.MD。そして監督には「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」「ハンマーヘッド」の助監督などを務めた新進気鋭の久藤瞬氏が務める。

声の出演には、斉藤壮馬さん、内山昂輝さん、富園力也さん、松岡禎丞さん、梅原裕一郎さん、石川由依さんといった声優陣。軽快かつ繊細に、新時代にふさわしい青春ストーリーを描く。

ポスタービジュアルには、青空のもと、校舎の階段でそれぞれに想いを馳せる5人の男子高校生たち。そして、彼らの真下には同じくどこかアンニュイな雰囲気を漂わせるヒロイン・ホリコこと堀ノ宮早紀子の姿が。
5人の男子高校生と1人の少女の、真っすぐかつ繊細な想いが交錯する、青春純情ストーリーの幕開けを予感させるイラストだ。

まだ本当の恋愛を知らない時夫たちの前に現れた、一人の少女・ホリコ。物語を動かすこととなる一通のメールをきっかけに、彼女と出会い、変化していくピュアでまっすぐな5人の男子高校生たちの姿が爽やかに描かれた特報PVも公開された。

監督 久藤 瞬 コメント
5 人の高校生達がひと夏に、 経験したことの無い感情たちと出会い、受け止め、そして答えを導き出していきます。
そういった1つ1つの気持ちの動きを丁寧に描くよう心掛けました。
また、昨今多くある青春群像劇の作品の中でも、チャレンジングな表現を多く取り入れており、見応え十分な映像となりました。
5 人の成長していく姿を、是非劇場でご覧ください。
宜しくお願い致します。

脚本構成 岡田麿里 コメント
今回のお話をいただいたとき、企画書に書かれたタイトルに「おお!」となりました。
テンションの軽い『モテたいんだ』に『キミだけ』がつくと、いきなり不器用で前のめりな印象になるなぁと。

モテという状況以前に、『誰かを好きになる』ことにすら手探り。恋への理想はあるけれど、今はまだ男同士でバカ騒ぎするのが楽しい……そんな少年達の夏が、久藤監督と熱意あるスタッフたちの手で、暑くて熱い映像作品になりました。
ぜひ、劇場でお楽しみいただければ幸いです

古田時夫/斉藤壮馬
クールなルックスに落ち着いたオーラを持つが、実際はただの女子が苦手な陰キャラ。
女子につねに冷たい態度をとり、それが『中二をこじらせている』と噂されモテない。

役柄について
トキオは、周りから中二病をこじらせていると思われていて、自分でも人とフランクに関わるのが少し苦手だと思っている男の子。人との距離感を測りかねているからこそ、誤解を受けることも多くて。でも、モテメン部のメンバーと出会い、活動していくことによって、だんだん気持ちが外に向かっていきます。

作品の見どころ
最初に、監督から“この物語は、男の子たちが一緒に頑張ることで成長を遂げることが軸のひとつになっている”と説明を受けたました。努力することで 100%うまくいくということはないかもしれないけれど、何か目標を持って努力する様や過程を見せることが大事だということかなって思います。

葦田茂一/内山昂輝
細身の筋肉質。フレンドリーな性格で一見モテそうだが、盛り上がると他人を高い高いしたり、牛乳を目から出したりなど、『 子供すぎる 』行動がドン引きされ、モテない。

役柄について
僕が演じたアシモは、ちょっとバカっぽいところもあるんですが、とにかく元気で、熱血で。年齢のわりに幼いところがあると説明を受けていたのですが、僕自身はこれまでそういう役柄をあまり演じてきたことがなかったので、今回、新たなチャレンジになりました。

作品の見どころ
モテメン部のメンバーは、基本的に巻き込まれる形でモテる努力をしていくけど、後半は女生徒からもチヤホヤされるようになっていく。でも、それって幸せなことなのかなって疑問を持つようになるんですよね。最初は軽薄な始まり方だったのに、難しい問題にぶつかるんです。

戸島幸太郎/富園力也
彼はフェミニンなルックスを持ち、小学校時代から何度も告白するも、そのたびにフラれている。幸太郎の瞳をうるうるさせた上目遣いに女子から「なんでそんなに可愛いのよー!」と女性達のプライドをずたずたに引き裂き、まわりまわって今はモテない。

役柄について
コータローは、小学校の頃から女の子からもかわいいと言われてきたような見た目の男の子。かわいすぎて、逆にモテないキャラクターです。
男らしくないことにコンプレックスを持っているのですが、モテメン部の仲間や、ヒロインのホリコと出会うことで気持ちの変化だったり、成長を感じさせてくれる役柄だと思います。

作品の見どころ
今回、僕にとって初めてのアフレコだったのですが、周りの先輩方にいろいろとアドバイスもいただき感謝しかありません。亜紀役の禎丞さんとは、幸太郎と亜紀の掛け合いがあるので、ぜひ注目していただきたいです。

佐橋亜紀/松岡禎丞
高身長で、独自のマイペースなオーラを持ち、それなりにモテそうではあるが、あまりに 周囲の女子に、というより人間そのものに興味をもてないため、モテない。というより、 自らがそこに意味を見いだせない。

役柄について
今回、亜紀くんを演じさせていただきました。あまり女性に興味がないというか、かと言って男性が好きというわけでもないキャラクターというか……。外見からはチャラいイメージがある彼ですが、熱くなるような場面でも、意外と冷静だったりするので、じつは周りをしっかり観察しているんだと思います。チャラい外見に騙されないようにしてもらいたいですね(笑)。

作品の見どころ
この物語は、“モテメン甲子園”っていうのが存在する世界線なんだなって納得しました(笑)。野球の甲子園のように全国でバトルが行われているって考えたら、おもしろいですよね! 実際にキャキャー言われているようなアイドルの方々の葛藤も垣間見ることができるのではないでしょうか。

後藤田駿/梅原裕一郎
大人びたルックスで、女子からは大人気の存在。
執事的存在として幼いころからホリコ(堀ノ宮早紀子の愛称)のそばに付き従う。

役柄について
物語序盤の駿はほかのキャラクターより大人びている印象があると思います。モテメン部結成の理由を握るキーパーソンであり、執事という立場もあったりして。ただし、そんな彼にも未熟なところはあって、感情もコロコロ変わっていきます。心理状況を語られることが多いキャラクターでもあったので、演じやすかったですし、観客のみなさんに見てもらいたいポイントでもあります。

作品の見どころ
まず、台本を読んだときに思ったのは、“モテメン甲子園”というワードの強さ! 昨今、投票を使ったエンタメコンテンツも多いので、そういうことが好きな人も楽しめるんじゃないかなと思います。

堀ノ宮早紀子/石川由依
凛々しい瞳をした美しい少女で、お金持ちのお嬢様。素直で真っ直ぐな性格が魅力的で5人を惹きつける。

役柄について
お金持ちのお嬢様で、お嬢様ならではの強烈な発言もあったりもしますが、本人には全く悪気はなく、思ったことを真っ直ぐに伝えられる、素直な子なんだと思いました。

作品の見どころ
モテるために一生懸命になる男の子…これだけ聞くとちょっとおバカな感じがするかもしれませんが、きっと高校生男子からすると、結構重要なことだったりするんですよね。
こういうことに必死になれるのは青春だなと思います。

『キミだけにモテたいんだ。』

【STORY】
見た目はいいのに中身は惜しい残念な男子高校生・時夫とアシモは、同じ学校の後藤田に突然連行されて、学校でも有名なお嬢様・ホリコこと掘ノ宮早紀子のもとへ。ホリコは時夫たちを『モテメン甲子園』に出場させて、その賞金で諸事情から負った借金を返済しようとしていたのだった。集められたメンバーは女子に冷たく「中二をこじらせている」と噂されてモテない時夫、行動が子供すぎてモテないアシモに加え、かわいすぎるためモテない幸太郎、人間そのものに興味が持てないためモテない亜紀。ホリコの執事的存在でモテの講師役の後藤田を加え、一同は無理やり5人1組の学校代表メンバーに。

優勝を目指してモテメンへと成長していく中で、周囲や自分の変化もホリコに対する恋心も自覚することになる。そしてまたホリコにも隠していたことが……。
決勝を前に一致団結しながら、複雑に絡んでこじれてもいく6人の想い。
本当の〈モテ〉とは何なのか。恋と友情の青春劇が開幕!

【STAFF】
監督:久藤瞬
脚本構成:岡田麿里
キャラクター原案:ヤマコ(HoneyWorks)
脚本:岡田麿里 和場明子 樋口七海
キャラクターデザイン:まじろ
モニターグラフィックスデザイナー:松根マサト
美術監督:峯田佳実
色彩設計:田中美穂
3D ディレクター:中島竜生
撮影監督:杉山大樹
編集:本田優規
音響監督:えびなやすのり
アニメーション制作:SIGNAL.MD
企画協力:Vizm
製作:「キミモテ」製作委員会
配給:東宝映像事業部

【CAST】
古田時夫 / 斉藤壮馬
葦田茂一 / 内山昂輝
戸島幸太郎 / 富園力也
佐橋亜紀 / 松岡禎丞
後藤田駿 /梅原裕一郎
堀ノ宮 早紀子 / 石川由依
司会 / 梶 裕貴

10 月 25 日(金)全国公開
監督:久藤 瞬 脚本構成:岡田 麿里 キャラクター原案:ヤマコ(HoneyWorks)
配給:東宝映像事業部

公式サイト
(C)2019「キミモテ」製作委員会