『ちえりとチェリー』＆『チェブラーシカ動物園へ行く』2016年2月より仙台など東北3県で先行公開

2010年に公開された『劇場版チェブラーシカ』で、ロシアのロマン・カチャーノフ監督が生んだ名作『チェブラーシカ』シリーズを、27年ぶりに復活させた中村誠監督の新作パペットアニメ『ちえりとチェリー』が、同じく中村監督の新作短編『チェブラーシカ動物園へ行く』と併映で劇場公開することが決定した。

チェブラーシカが生誕50周年を迎える2016年2月より、仙台を皮切りに東北3県先行公開、夏より、東京ほかでも公開する予定となっている。

『ちえりとチェリー』は、企画をスタートさせた時期に、東日本大震災が起こり、葛藤を抱えながらも、被災地の未来を願う思いを込めて製作が進められた。一人の少女が命の輝きと向き合い、そこから新たな未来に向けて心の成長を遂げる姿を通して、本作のテーマである「いのちの大切さ」と「想像力の可能性」というメッセージを発信していく。キャラクターデザインは、「チェブラーシカ」の生みの親レオニード・シュワルツマンが担当し、声優陣には、高森奈津美さん、星野源さん、尾野真千子さんといった実力派をはじめ、栗田貫一さん、サンドウィッチマン等、ジャンルを超えた多彩なキャストが揃った。主題歌は、作詞作曲を桜井和寿さん(Mr.Children)、編曲を小林武史さんが手がけたSalyuの「青空」。

『チェブラーシカ動物園へ行く』は、ロシアのロマン・カチャーノフ監督が生んだ名作『チェブラーシカ』シリーズを、『劇場版チェブラーシカ』として27年ぶりに復活させた中村誠監督の新作短編。ストーリーのアイディアには原作者のエドゥアルド・ウスペンスキーや、旧作にスタッフとして参加したユーリー・ノルシュテインらも賛辞を送り、現地ロシアの観客からも好評を得て、ロシアのKROK映画祭、チェコのズリーン映画祭、ドイツのオーベルハウゼン映画祭などから招待上映作品に選出された。