日本が誇る江戸木版画職人が『攻殻機動隊』浮世絵として再構築。オリジナルポスターになって発売決定

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6月20日(土)より新作長編アニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』が公開となり話題を呼んでいる『攻殻機動隊』シリーズ。そんな公開直後のシリーズにまったく新しい商品『攻殻機動隊 浮世絵』シリーズが誕生した。
第一弾は押井守監督作品 『GHOST IN THE SHELL/ 攻殻機動隊』のポスターイラストを、21世紀の「浮世絵作品」として再構築。このデザインを江戸時代から続き、国際的にも評価の高い「浮世絵」の「彫り」、「摺り」の伝統技術を用いて「手漉奉書和紙」に見事に再現したものだ。

全て手作りで制作された『攻殻機動隊 浮世絵』。落款には、大元となったポスターイラストの原画を描いた沖浦啓之氏がこの浮世絵のために毛筆で描いた署名を版画にて再現。日本の伝統職人の本気を堪能できる一品で、『攻殻機動隊』ファンにとっての垂涎のコレクションアイテムとなっている。本商品は、全世界同時発売による「限定300枚」にての提供で、本日2015年9月2日(水)より予約がスタートする。

また、第二弾は『攻殻機動隊 新劇場版』総監督の黄瀬和哉氏が「攻殻機動隊 浮世絵」のために、新規描き下ろし中。近日中にデザイン発表、予約開始予定とのことだ。

「攻殻機動隊 浮世絵」

予約開始:2015年9月2日(日本時間15:00)
販売価格:43,200円(税込み、送料別途)
全世界同時発売、300枚限定商品,約W220mm x H328mm
発売元/販売元:(株)パジー・エンタテインメント
制作協力:一般社団法人 萌生堂
和紙:人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
販売オンラインショップ:「OtakuWorksショップ」
URL:http://www.otakuworks-shop-japan.com/
納品予定:2015年12月末~2016年1月末

・本商品は開発中の商品であり、実際の商品に変更がある場合がございます。
・「沖浦啓之」氏の落款は仮当てのものです。実際の商品には沖浦氏直筆署名を元に
版画化した落款が入ります。

当商品浮世絵技術、職人

「東京伝統木版画工芸協同組合」所属の伝統工芸士が江戸時代から続く「浮世絵」の伝統的技法に基づいた「手
彫り」、「手摺り」にて当浮世絵版画制作。

彫師:渡辺和夫(経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師/浮世絵木版画彫摺技術保存協会理事長)

1945年茨城県生まれ。1991年フランス・エソンヌ県で開催された「JAPAN WEEK」で木版の実演を行う他、1992年両陛下の行幸啓に際し、展覧の品として木版画を出品。2010年江戸木版画伝統工芸師に認定。

摺師:吉田秀男(文化庁 無形文化財選定保存技術認定職人)

1939年茨城県生まれ。1954年から渡辺和夫氏の父、義明氏(摺師)に従事。現在まで渡辺木版の摺師として渡辺氏とともに作品を制作。

和紙:九代 岩野市兵衛(人間国宝)作

1978年に九代目岩野市兵衛を襲名。2000年6月に国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定される。木材パルプなどを仕様しない、楮だけを使用した生漉き奉書一筋に専念。越前和紙に伝わる古来の技法に従い作られた強靱な和紙は、版画紙として多くの美術作家、浮世絵作品に提供されている。

公式サイト

(C) 士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会