『ヘタリア The World Twinkle』安元洋貴、小西克幸によるDVD特典楽曲のインタビューが到着

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アニメ『ヘタリア The World Twinkle』について、DVD vol.3特典楽曲の歌唱キャスト、ドイツ(安元洋貴さん)、アメリカ(小西克幸さん)インタビューが到着した。到着。特典楽曲の印象や聞き所、アフレコ現場でのエピソードなどが語られている。

ドイツ役・安元洋貴さん

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今度のドイツは質素さを払拭し派手な楽曲に!?

――特典楽曲を歌われて印象に残っている点や難しかったりした点などありましたか?

ドイツ役・安元洋貴さん(以下、安元):これまで歌わせて頂いたドイツの曲はマーチっぽいものが多かったのですが、今回はシンフォニックな曲になっていてカッコいいなと思いました。元々ある曲にドイツのキャラクター感を歌詞に当て込んでいるため、多少譜割りが難しいなって思うところもありましたが、全体的に楽しく歌わせて頂きました。

――今回の特典楽曲の聞きどころを教えてください。

安元:歌詞ですね。先ほど難しいと言ったのですが、マニュアル本を大事にするドイツの、几帳面でちょっとビビりな部分が絶妙に盛り込まれています(笑)。作詞家さんがキャラクターを活かした言葉を歌詞の中に落とし込んでくださったので、歌詞全体を意識して聞いていただければ嬉しいです。

――アニメのアフレコを終えられて、今回の収録はいかがでしたか?

安元:今回僕は個別での収録が多かったですね。たまたま行けても、浪川さん(イタリア役の浪川大輔さん)と広樹さん(日本役の高橋広樹さん)がいなかったり。全体的には、ふわっと始まってふわっと終わる、いい意味で『ヘタリア』らしくいつも通りの感じでした(笑)。

――印象に残っているエピソードなどありますか?

安元:特に「アフリカ戦線!」の話は面白かったですね。それぞれのキャラクターの色がしっかりと出ていてとても楽しかったです。また、今回はキャラクターがかなり増えていて、現場が賑やかになっているところですね。元から賑やかだったんですが、更に賑やかになっていてスゴいなぁと(笑)。

――特典楽曲を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

安元:ある意味いつも通りのキャラクターを反映した『ヘタリア』楽曲です。でもいつも通りじゃないテイストもしっかり入っていて、ドイツの曲としては珍しさも感じる進化した曲になっていると思います。今までの質素なドイツと比べ派手になっているので、そういった点を楽しんで頂ければと思います。

アメリカ役・小西克幸さん

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フリーダムなアメリカは歌詞のセリフに注目!

――特典楽曲の収録を終えて、歌詞で印象に残った点などはありますか?

アメリカ役・小西克幸さん(以下、小西):毎回ヘタリアは主題歌を皆でカバーして歌うのが恒例になっているんですけど、浪川くん(イタリア役の浪川大輔さん)の曲がセリフと言いますか歌詞の量が多くて「大変だなぁ浪川くん!」って思ってたんですよ(笑)。でも、僕自身アメリカとして歌う時に、キーや曲調とかも関係しますが、キャラクターの声を維持して歌うのは難しくて。僕もアメリカにどんな曲のどんな歌が合うのか未だに分からないんですよ(笑)。だから『ヘタリア』の歌はいつもハードルが高くて歌い甲斐がありますね。僕はもう精一杯やるしかないので、聞いてくださる皆さんが楽しい気分になってくれたら一番だと思います。

――それでは特典楽曲の一番の聞きどころを教えてください。

小西:僕個人の楽曲というより他のキャラクターも歌っているので、もしよろしければ他のDVDも手に取っていただいて、各キャラクターとの違いを楽しんでいただければと思います。

――これまで多くのアメリカの楽曲を歌われてきたと思いますが、今までの楽曲とくらべていかがでしょう?

小西:初めてアメリカでキャラクターソングを歌わせていただいたときに、キャラクターの壁を感じたんですね。最初の頃は「もっと元気な感じで」などアドバイスをいただいていたんですが、歌になるとどうしてもアメリカにならなくて。他の歌い方で歌うと単調になってしまったりで、全然アメリカっぽくないなと。それでスタッフの方に、セリフを歌の中に入れてもいいか相談させていだきました。それがきっかけでセリフと歌が混在する曲が始まったんですよ。食べながら歌ったり、食べてて歌ってないとか(笑)。ゴーイングマイウェイ感を曲に乗せられたらな、というところから始まりました。

今ではありがたいことに、歌唱資料を頂いた時点でセリフを提示頂けるんですが、僕としては「ここはセリフじゃなくて歌が良かったんだけどなぁ……」と思うことも稀にあったりして(笑)。自分で道筋を作っておいて申し訳ないのですが、アメリカの歌はカテゴリとして特殊なジャンル、歌とセリフを行ったり来たりするキャラクターなので今回も難しいなという印象でした(笑)。

――ファンの方からは、歌でもアメリカを感じられるのが嬉しいとの意見もあるようですが。

小西:最終的にその境地にいけたらいいですね! アメリカは毎回セリフと歌の両方が入っていて自由にやっています……っていうのが今や当たり前になってますよね。ファンの方は変化をあまり求めない、という話をよく聞きますが、僕らは演者だから新しいことにチャレンジして飽きさせたくないというか、こういう魅力もあるんだよ、というのを発信していけたらと思っています。イベントでも “前回と同じものを楽しみにしてるんです”という声もあるのですが、いい意味でそれを裏切ることができたらいいのかなと思います。

――アニメのアフレコを終えての感想をお願いします。

小西:前作などは本編というより学園ヘタリアや、女体化など変化球が多かったのですが、今作では久々に1期や2期の頃の『ヘタリア』に戻ってきたなと感じました。前作などはそれぞれのキャラクターの歴史を取り上げて、いつもと違うテイストの話をすることが多かった気がするんです。今回は久しぶりに、キャラクター同士の関係が懐かしく思える『ヘタリア』に戻ってきた感じです。それに今回は北欧やミクロネーションズもフィーチャーされており、作品の広がりがさらに出てきたなという印象でした。

――特典楽曲を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。

小西:応援してくださった皆さんのおかげで『ヘタリア』は現在も続くビックなタイトルになりました。今回の特典楽曲も皆さんに楽しんで頂ければと思い収録しました。ぜひこの楽曲を聞いて元気になっていただければ嬉しいです。今後とも長く『ヘタリア』が続けばいいなと思いますので、これからもよろしくお願いします。

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