BLドラマCD『ナカまであいして』江口拓也＆土岐隼一のオフィシャルインタビューが到着！

2021年4月30日に発売予定のBLドラマCD『ナカまであいして』より、江口拓也さん＆土岐隼一さんのオフィシャルインタビューが到着した。

本作では、顔面至上主義のイケメン・常盤蒼司役を江口拓也さん、女子顔負けのビジュアルゆえに顔しか見ない人間に辟易している楪郁巳役を土岐隼一さんがそれぞれ演じる。また楪の友人・田名部尚太役の鈴木崚汰さん、堺役の高塚智人さんからは収録現場の写真も到着した。

『ナカまであいして』常盤蒼司役：江口拓也さん、楪郁巳役：土岐隼一さん　オフィシャルインタビュー

※敬称略

――原作を読まれた際のご感想を聞かせてください。

江口：常盤と楪、二人の関係性が、よく言うとストレートにものを言える同士というのが、読んでいて気持ちがいいですよね。顔で寄ってくる人に対してあまりよくない気持ちがあることも含め、タイプは違うけど共通項が多くて、感じてきたものが同じ二人だと思います。あとは、とにかく楪くんが可愛いので、それだけで読んでて楽しかったですね（笑）。

土岐：それぞれのコンプレックスだったり、人に対して心を開ききれないところといった、二人が持っている共通の部分がぶつかり合うことで関係性を埋めていくという、欲しいところを全部くれるお話だなと思いました。最後に二人が結ばれるところは盛り上がりが最高潮で、「よかったね、幸せになってね……」と言える、応援したくなるような二人ですよね。江口さんのおっしゃった通り、すごく気持ちのいい終わり方で、それでいてこの二人が続いていくところも見たいと思えるお話でした。

――演じたキャラクターとご自身を比べて、共通点や異なる部分を教えてください。

江口：常盤とは、世の中の見方が似ているかもしれないなと思いました。僕は、物事に対して好きか興味がないかのどっちか、という考え方で、学生時代もクール……という名の静かにしているタイプでした（笑）。進んで誰かと関わろうとしない学生だったので、そういった常盤の冷め具合にすんなり入っていけたと思います。

土岐：僕は楪とは違うところが多いかもしれません。楪は人付き合いは不器用だと思いますが、「あなたのこういうところが自分は好きではない」と、きちんと伝えられるところがすごいなと思います。僕は言えるタイプではないので……似ているところは……。

江口：勉強熱心なところ？

土岐：確かに、気になったことに対して「何これ、やってみよ」となるところは似ていますね。自分の知らないことで、できそうなことだったらやってみようかなと思うタイプなので、探求心は似ているかもしれません。

――本作の作中では色々な学校行事が出てきましたが、お二人の学生時代のイベントの思い出を聞かせてください。

江口：冷めた学生だったので……。

土岐：文化祭参加してなかったんですか？（笑）

江口：いや、めんどくさいなと思っていても、ルールには従うタイプだったから、無遅刻無欠席、サボったりはしなかったです。行事にも全部参加していました。ただ、だからこそすべてに対して省エネで参加しようと心がけていました。文化祭で出し物を決めるときに、みんなが色々と意見を出す中で、「どれもめんどくさそう……」と思って映画館という案を出したんです。どうせ採用されないと思っていたのですが、まさかの採用(笑)。ただただ映画を暗い教室で流すっていう出し物をやりました。

土岐：あはは（笑）。

江口：しかも、文化祭をまわるのもめんどくさかったので、ずっと映画館の当番として座ってました（笑）。

土岐：すごい燃費がいい！（笑）

江口：いや～そんなことないよ？　動けないからね？　映像がいつ止まるかわからないから、ずっと見てないといけないしね？（笑）

土岐：ふふふ（笑）。遊びたいと思わなかったんですね。

江口：そう、めんどくさがりな学生でした。当時は女子と至近距離に近づくと、意識しすぎて息を吸えなくなるくらいだったので、青春といったこともなく。学生時代で今連絡先を知っている人もいないですしね……でも今が楽しければいいんです！（笑）

土岐：女性と話すと息が吸えなくなるの、すごくわかります。

江口：あはははは（笑）。

土岐：ただ、僕が唯一、最も女性と話せた日が文化祭だったんです。

江口：ええっ。

土岐：昔、文化祭でバルーンアート喫茶をやったことがあって、お客さんにお茶を出しつつ、好きなバルーンアートを選んでもらって、一緒に作るという内容でした。「土岐くんは接客ね」と言われたので、引き受けたんです。でも文化祭って、クラスに乗り気じゃない子もいるじゃないですか。その子たちが当日……来なかったんですよ。

江口：あははは（笑）。

土岐：もともとは当番シフト制で途中から交代するはずだったんですけど、当番が来なかったので、僕が5時間くらい連続勤務になりました（笑）。その間にバルーンアートを練習していたら楽しくなってきて、最初は犬や花を作っていたのですが、置いてあった本を見ながら龍とか作り始めて(笑)。

江口：めちゃくちゃ積極的。

土岐：暇だったのでたくさん作っていたら、女の子たちに「土岐くんこれ作れるの!?」って話しかけられました。青春3年分を全部そこで使ったような気持ちでした。

江口：いや～それは青春。

土岐：まぁ僕も学生時代の友達の連絡先、全然知らないですけどね。

江口：やめなさいよ、言わないでよそれ。

土岐：ははは（笑）。

――最後にCDの発売を待つファンへメッセージをお願いします。

江口：原作の雰囲気をドラマCDに落とし込めるよう、土岐くんと一緒に楽しく収録したので、良いものになったと思います！　原作と照らし合わせながら聴いていただけると、より楽しめると思います。あとはやっぱり……楪くんがかわいかったです。多くは語りません。実際に聞いて楽しんでいただければと思います。

土岐：楪がちょっと酷いことを言ったとしても、そんな楪に惹かれていて最後まで見捨てないという常盤の優しさが江口さんのお芝居からすごく感じられて、だからこそ僕はどこまでも熱く怒ったりできたと思います。本当に楽しい収録でした！　原作も本当に素敵で、すぐに重版になったのも頷けるような作品。みんなが欲しいキュンキュンする部分がたくさんあって、最終的に二人がいきつくところがいい意味の王道で、気持ちよく楽しめる。そんな素敵な原作を音声でも表現できたと思いますので、「エロとろスクールラブ」なこの作品を、どうぞお楽しみください！