「サンダーバード ARE GO ブルーレイ&DVD コレクターズBOX1」が5月11日(水)にリリースされることを記念して、特典映像「河森正治「サンダーバードS号」を語る PART1」の一部が特別に公開された。
新メカ「サンダーバードS号」のデザイン依頼があった際、「こういう企画は途中で断ち切れることもあるので、嬉しい半面、本当に実現するのかな?」と心配もあったと本音をもらした河森氏。企画段階では、まだパイロットフィルムを制作している途中で、その映像をイギリスで試験的にOAし、その結果が良かったら最終OKになるという状況だったことも明かした。
また、デビッド・スコット監督からの要望は、「ニンジャみたいな動きをする機体を作りたいと。背景はミニチュアで作り、そこにCGを合成する」ことだったそう。安易なフルCG 作品とせず、ミニチュアとCG の融合という、高い志を持った作品であったことを証明している。
また、「サンダーバードS号」をデザインする上での制作プロセスを河森氏自ら分かりやすく紹介。様々なアイディアやプロポーションの違いなど、大量にある貴重な原画の一部も披露され、デザインの変遷も楽しめる。そして、この特典映像の全てを見ると、プロデューサーや監督をはじめとする制作スタッフの、旧作への高いリスペクトや、新作である「ARE GO」に並々ならぬ熱意を持っていることを実感でき、新・旧ファンが楽しめる内容になっているのも嬉しい。