開業100年目を迎える東京駅をテーマにした短編アニメーション『時季(とき)は巡る~TOKYO STATION~』フルバージョンが公開に

エムオン・エンタテインメント、A-1 Picturesおよび、東京ステーションシティ運営協議会が共同で制作した短編アニメーション『時季(とき)は巡る~TOKYO STATION~』のフルバージョンが公開された。

このアニメーションは、東京駅を舞台にした「時間を超えた家族愛」をテーマに制作され、全編にわたりソニー・ミュージックレーベルズ所属のアーティスト・さかいゆうさんの楽曲『時季(とき)は巡る』を起用。100年の歴史ある東京駅のさまざまな魅力を伝える内容になっている。

2014年3月末に30秒予告編が公開され、WEBを中心に話題を呼んでいた本作。今回、フルバージョン公開に合わせて関係者からのコメントも公開となった。

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※以下、メーカー発表の情報をもとに記事を掲載しております。

主人公・美咲役:声優・吉田聖子さん

完成版を観た時、絵と曲のシナリオの素晴らしさに涙しました。感情的にならないよう、必死に堪えましたが、それくらい、引き込まれてしまいます。大切な人に自分の思いを伝えることの大事さを、改めて感じた作品でした。さかいゆうさんの『時季(とき)は巡る』という曲は繊細で想いがストレートに響くなぁと。自分だけが、孤独じゃない…辛い哀しみを背負ってるわけじゃないんだと励まされました。美咲と境遇は違いますが、私も小さい時、家族と離れ離れになり、その時、伝えられなかった家族への感謝の気持ちを、美咲に重ねて、精一杯想いを込めました。観ている方の心に、届いて下されば幸いです。

演出:ヤマトナオミチ氏

さかいゆうさんの楽曲と松本淳さんのコンテ、各スタッフのおかげで心が暖かくなる作品が完成致しました。自分が故郷から出てくる時必ず使用する東京駅、過去と現在が入り混じる映像に美咲と一緒に東京駅を巡って頂けると嬉しいです。

キャラクターデザイン・作画監督:近藤圭一氏

今回この作品に参加するにあたって、絵を描き進めながら何度か東京駅を見に行きました。今まで東京駅を利用した事はあったけれど、描く為に観察してみると駅構内を歩く人達の表情、駅舎やホームの独特な形など、あらためて気付く事が色々ありました。映像を観た人にその東京駅の雰囲気が伝わればいいなと思っています。

ものがたりのあらすじ

主人公の美咲は結婚を間近に控える29歳。ある日、亡き父が大事にしていた古い懐中時計を見つけるが、壊れていて動かない。それは、東京駅で駅員として勤務していた父が、同じく駅員であった祖父から譲り受けたものだった。美咲の記憶の中にいる父は、常に厳格な性格で、自分に厳しかった事しか心に残っていない。そんな父と、思春期を迎えた美咲はうまく会話できず、すれ違ってしまった事を後悔していた。

美咲は思い出の詰まった時計を修理したいと思い、東京駅を訪れるが、修理をしていた時計屋は既になくなってしまっていたことを知る。肩を落とし、駅のホームを歩いていると、ふとモニターに父と似た駅員を見つける。思わず美咲は走って追いかけるが…。

さかいゆうさん プロフィール

さかいゆう 高知県出身。高校卒業後、18歳の時に突如音楽に目覚め、20歳で上京。22歳の時、単身でLA に渡り独学でピアノを始める。唯一無二の歌声と、SOUL・R&B・JAZZ・ゴスペル・ROCKなど幅広い音楽的バックグラウンドをポップスへと昇華させる、オリジナリティ溢れるサウンドが魅力の男性シンガーソングライター。2014年1月15日にはKREVA、Emi Meyer、秦 基博という豪華アーティストとのコラボレーション楽曲から、グルーヴ感溢れるR&Bナンバー、切ないバラードソング、そしてエレクトロまで音楽ジャンルにとらわれない、深化を遂げた“さかい流POPS”が詰まった通算3作目となるオリジナルアルバム『Coming Up Roses』をリリース、オリコンデイリーチャート自身最高の5位、iTunes J-POPランキング最高位2位を獲得し、ロング・ヒット。アルバムを携えた全国ツアーも大成功におさめる。9月3日には初のEP盤『サマー・アゲイン』のリリースが決定。秋には新曲を携えた、全国弾き語りツアーとデビュー5周年記念スペシャル・ライブも決定している。

『時季(とき)は巡る~TOKYO STATION~』特設サイト