『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』主題歌は尾崎裕哉が歌う「Glory Days」。本予告&本ポスターが公開に

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9月16日(土)より全国107館にてロードショーとなる『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の主題歌に、シンガーソングライター尾崎裕哉さんが起用される。故・尾崎豊さんを父に持つ尾崎裕哉さんは、本作で初の映画主題歌に挑むことになる。

今回の映画ではテレビシリーズで語られることが無かった人類最大の大災害【通称:サマー・オブ・ラブ】から世界を守る為に戦い、犠牲となった英雄アドロックと、その息子レントンの父への思い、悩み、葛藤が描かれる。
そして、そのレントン同様「伝説の父」を持ち、「父の成し遂げられなかったことを果たしたい」という思いを胸に、同じ音楽の世界で自身の未来を切り開いていこうとする尾崎裕哉さんに白羽の矢がたった。

本作のために、尾崎さん、いしわたり 淳治さん、蔦谷好位置さんの手によって書き下ろされた楽曲「Glory Days」は新しいながらもなつかしく、劇中に出てくるリフボードに乗っているような爽快感が溢れ、歌詞には、葛藤や、背負っている運命、時代に対する想いなど、まさに、レントンと尾崎さんの想いが込められている。

さらに、尾崎さんが歌う主題歌「Glory Days」を使用した新予告編映像と、新ポスタービジュアルが公開。今年3月17日に発表されていこう続報が途絶えていたが、これでいよいよ全貌が明らかになる。

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尾崎裕哉さんコメント

今回、初めて映画の主題歌を担当させて頂けるという事と、特に自分はアニメが好きで、その中でも『エウレカセブン』のような素晴らしい作品に携われることを凄く光栄に思います。

今回の楽曲は、作詞はいしわたり淳治さんと、作曲は蔦谷好位置さんと一緒に作らせて頂きました。
実は、アップテンポの曲を作るのが僕、初めてだったんですけど、お力添えあって、なんとかうまくいったかなと思います。
すごく力強いサビができたので、それを組み立てるまでのメロディを何回も繰り返して考えました。
とてもいい感じになったと思います。早く劇場で聞きたいです。

僕はレントンと境遇が似ているところがあって、レントンが葛藤しているところとか「ああ、こういうことあったなぁ」と思っていました。
反発しながらも、根本には寂しいという気持ち、「やっぱり父親に会いたい」という気持ちはお互いすごくあったわけで、
そこの部分を想像していました。

レントンと同じ14歳の頃にはすでに、憧れというか、音楽をやりたいなぁという気持ちはあったので、今こうして作品を作るような職業につけたのは嬉しいことです。
『エウレカセブン』は、たくさんのファンの方の期待を背負っていると思うので、
その期待をいい意味で裏切ったり、超えていけるような作品になったらうれしいです。

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京田知己 総監督コメント

『Glory Days』について
 フィルムにとって音楽は非常に重要なファクターではあるものの、そのめぐりあいについては
偶然や奇跡に委ねるしかないのだ……というのは、幾つかの監督作品や参加作品を経た上でたどり着いた僕なりの結論です。

 今回の映画がレントンという男の子の幼年期の終わりを描く物語になると決まった時に、出来ること
なら映画の最後に流れる曲は歌であって、それも男の子の歌であって欲しいなと思っていました。しかしどのような歌が、どのような方が歌った音楽が良いのか、自分たちには皆目見当もつかないでいました。

 そんな中、たまたま脚本打ち合わせでiTunesを開いた時、本当にたまたまトップ画面に尾崎裕哉さんのバナーが流れていて、そして本当に勢いでクリックして流れてきた『サムデイ・スマイル』を聴いた
瞬間に、そこにいた全員に「ああ、今度の映画の最後を飾るのは、この人の曲だ」という空気が流れ
ました。そう、まさしく「エウレカ!」な気分になったのです。

 もちろんハードルが無かった訳ではありません。大人の事情というものもありました。それ以上に
僕らが気にかけたのは、これは偶然なのですけれども、自分たちの作っているフィルムの主人公レントンの設定と尾崎さんの境遇が似ているように思えたことでした。
 ですが快諾をいただき、デモを聴かせてもらい、尾崎さんご本人にお会いして色々と話を聞かせてもらい、そして気づかされました。

 今の自分だからこそ語れるものがあるのなら、それは今語るべきなのだ、と。

 自分たちは今回、運命や境遇を受け入れて、それでも前へ未来へ進み出す男の子を描くことが「今の」自分たちに語れることだと思い、フィルムを作りました。そして尾崎さんの楽曲も、そのどれもが「今の」尾崎さんではないと歌えないものに思えました。そんな「今」を描こうとしたからこそ、僕らは邂逅出来たのかもしれません。その結果としての『Glory Days』という曲は、僕にとっての、僕らにとっての宝物のような存在になりました。

 願わくばこの曲の流れる映画を見て劇場を出た後に、いや映画を見ていなくても街中でこの曲を聴いた全ての人の行く先に、輝ける未来があらんことを。

京田知己

『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』

2017年9月16日(土)全国ロードショー

レントン:三瓶由布子
エウレカ:名塚佳織
デューイ:辻谷耕史
ホランド:森川智之
タルホ:根谷美智子
チャールズ:小杉十郎太
レイ:久川 綾
アドロック:古谷 徹

総監督:京田知己
脚本:佐藤大
キャラクターデザイン:吉田健一

原作:BONES
監督:清水久敏
メインメカニックデザイン:河森正治
コンセプチャルデザイン:宮武一貴
デザインワークス:武半慎吾、齋藤将嗣、出渕裕、コヤマシゲト、柳瀬敬之、中田栄治
キャラクター作画監督:藤田しげる、倉島亜由美
特技監督:村木靖
メカニック作画監督:阿部慎吾
メインアニメーター:柿田英樹、金子秀一、大塚健、横屋健太、長野伸明、工藤糸織
美術監督:永井一男 美術監督補佐:本庄雄志
色彩設計:水田信子 編集:坂本久美子 撮影監督:木村俊也 音響監督:若林和弘
音楽:佐藤直紀
挿入曲:Hardfloor 、Hiroshi Watanabe
主題歌:「Glory Days」尾崎裕哉(TOY’S FACTORY)
アニメーション制作:ボンズ
製作:バンダイビジュアル、バンダイナムコエンターテインメント、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、ボンズ、MBS
配給:ショウゲート

公式サイト

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